東北本線(2)

 1964年に急行から格上げされ、上野と青森を結んで走り続けた寝台特急「はくつる」が2002年11月30日、38年の歴史に終止符を打った。
 翌12月1日のダイヤ改正で東北新幹線が八戸まで延伸。利用客のさらなる減少が予想された「はくつる」の廃止が決まった。
 このダイヤ改正で、盛岡と八戸のあいだの東北本線がJRから経営分離され、第3セクターに移管された。料金ははね上がり、沿線自治体、通学客などに多大な負担がおしつけられた。JRだけは新幹線で高収入がえられる仕組みだった。1996年の自民、社民、さきがけの与党3党の勝手な合意によるものである。
 「はくつる」の廃止で東京と東北を結ぶ寝台特急は「あけぼの」のみと、風前の灯となった。
(←↑)2002.11.30 上野(このページの写真はすべて同じ)
(←)(←↓)「はやて参上」と、東北新幹線八戸延伸ではしゃぐJR東日本。
「はやて」は東京と八戸を3時間で結ぶ。

(→)「はつくる」のテールマークを撮ろうと、15番線ホーム最後尾に殺到する鉄道ファン。
(→)人ごみでテールマークはまともに撮れない。
(→→)15番線の車止めのうしろには三脚、脚立を立てた鉄道ファンが殺到。ホームから身を乗り出して撮ろうとする人に対して怒号が飛んだ。
 EF81の長い警笛とともに、いよいよ最後の「はくつる」が発車。「ありがとう」の声が飛び交い、拍手が沸く。
 もちろん、ホームの先頭付近もものすごい混雑だ。ファンは手を振って「はくつる」を見送った。 
(→↑)ホームでは記念セレモニーで上野駅長が感謝を述べ、一礼。上野駅での「はくつる」の歴史が幕を閉じた。ホーム上に吊られた乗車位置標が寂しく見えた。

1

もどるTOPへ

肖像権、著作権について