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 展勝地公園は1921年に開園。約1万本の桜を植樹し、展望のよい景勝地という意味で名付けられたという。
 4月18日〜5月5日(期間は年によって変更あり)のさくらまつり期間中は北上川に鯉のぼりが泳ぎ、遊覧船が運航。桜並木を観光馬車がゆっくり通る。

(←)北上川にかかる珊瑚橋から



(↑)母娘だろうか。少し足をひきずって歩く母と、優しそうな娘さんが印象的だった。
 水溜りにゆらゆらと浮かぶ。風が吹けばちらちらと、また時には吹雪のように降り注ぐ。散り始めた桜の花に、大人も子どもも心を弾ませた。
 カメラを持った僕もその一人だった。
(↑)(←)公園内には山田線、釜石線などで活躍したC58が展示されている。
 くろがねに桜吹雪が映えた。
(←)桜の花びらを追いかける少女の顔を風がなでた
(↓)展勝地を北上川に沿って1.5kmほど歩くと陣ヶ丘という小高い丘がある。展勝地の由来の「展望がよい」というのはここのことらしい。丘には桜と松が植えられている。
 ここまで歩いて来る花見客はわずか。家族や夫婦たちがのんびりとお弁当を広げていた。
(→)ちらちら…。自転車の荷台に乗る少女のもとに花びらが静かに舞い降りた。
 陣ヶ丘で、頭の横で髪を結んだ可愛い女の子に目が止まった。両親や祖父たちと一緒にお弁当を食べていたのも束の間、じっとしていられない様子で弟(?)とはしゃぎ回る。
 おじいちゃんもデジカメを手に、「じいじのほうを向いて!」と何度もよびかけていたが、子どもたちは大人のそういう「注文」には絶対に応じてくれないもの(笑)。子どもの素敵な写真を撮るには、とにかく子どもの思うがまま、あるがままを撮るに限る。たとえ自分の子、孫でもそうなのだ。
 僕は人物の写真をしょっちゅう撮っているわけではなく、1、2年に1人くらい、まるでオーラが出ているような可愛い子どもに出会える時がある。この日がそうだった。
 空の青、新緑の緑、自然の色ってこんなにきれいだったのかと思えた1日。やっと春になったんだなと思えた1日だった。

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