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 平安の女流歌人・小野小町生誕の地と伝わる秋田県湯沢市小野(旧雄勝町)で6月12日、「小町まつり」が開かれました。
 小町に扮した市内在住の女性七人の「七小町」が、平安時代の女性の旅姿である市女笠(いちめがさ)をかぶり、小町の歌七首を朗詠して奉納。その美しい姿を見ようと会場の小町塚を埋めた一万一千人の観光客やアマチュアカメラマンらは、ひとときの平安絵巻に酔いしれました。
 祭りは、小町塚の周辺で農民たちが田植えを終えて開いた祝宴が始まり。1968年から、京から帰郷する小町の姿を再現した「七小町」が登場しました。
今回は3月に旧雄勝町が旧湯沢市などと合併して初めての祭り。「七小町」の一人で市雄勝庁舎に勤める会田英莉子さん(20)は「合併で仕事が新しい市域に広がり忙しかったのですが、落ち着いてきました。よいお祭りにできるように頑張ります」と話してくれました。
(←)たおやかな「七小町」たち。2005.6.12 秋田県湯沢市(旧雄勝町)

まつり前日の11日夜、宵祭が行われた。小町を慕う深草少将が、小町が愛した芍薬の花を毎晩植えに通い、豪雨の夜に川水に足をとられてなくなったという伝説がある。かなうことのなかった小町と少将の逢瀬が、一夜限り再現された。
(夜の写真8枚はいずれも2005.6.11撮影)
(↑)激しく降りだす雨に、小町たちの市女笠も濡れた。
一夜明けた12日、灰色の空はなんとかもちこたえた。老夫婦、肩からカメラを提げたカメラマン、「七小町」の家族…。9時半の本祭開始から、会場は次第に埋まっていった。
神事、巫女舞いなどや、「七小町」の「OG」による小町おどり、小町太鼓などが披露された。「七小町」の登場が近づくにつれ、会場の期待が高まるのが感じられる。
雄勝高校弓道部の2人による礼射や、カルタ会も行われた。
(↓)市女笠を取り、小町の歌をそれぞれ朗詠して奉納する「七小町」。
(↑)あっという間に終わった稚児行列。中央は鈴木俊夫市長。
(→)「七小町」の登場。市女笠の白い覆いの前を少し両手で開け、ゆったりとした足取りで小町堂の参道を進んでいく。
 会場の視線を一身(七身?)に集め、いよいよ彼女たちの大舞台が始まった。
(↑)小町が愛したという芍薬。大雪の影響で今年は少し遅めの開花だった。
(↑)(→)祭りを締めくくる餅まきでは、「七小町」たちの表情から緊張が消え、笑顔がこぼれた。彼女たちは1年間、湯沢・雄勝地域の観光PRでも活躍するそうだ。

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