ドラマの最近のブログ記事

2007.10.08(月)

 夏ドラマが終わり、秋ドラマが始まっています。
 今年の夏は仕事が忙しかった上に、異動・引っ越しがあり、8月は殺人的な忙しさでした。
 ドラマを見る時間もなくなり、ビデオに録画してあります。NHK大河「風林火山」と朝ドラ「どんど晴れ」も何十回分もたまっています(笑)。
 ビデオ10本分くらいになってしまい、友人からはHDD&DVDレコーダーを早く買えといわれました。ビデオに戻れない便利さがあることは重々承知しています。
 でも、今の僕にとって、そんなとこに回しているお金はありません(笑)。ニコンの新フラグシップ機のための貯金や、今のうちにしか見ることのできない車輌を追う旅のことを考えると、そんな贅沢品は買えません(笑)。

 そんなわけで、まだ「女帝」の最終回を見ていないので、夏ドラマの批評は後日あらためて。

 今期の視聴予定は、シリーズ物の続編やNHKの時代劇と、定番もの志向になっています(笑)。

●浅草ふくまる旅館 火曜、20:00、TBSテレビ系
 今年1月から放送されていたドラマの続編。東京の浅草を舞台に、西田敏行演じる旅館の主人を中心として人情味あふれるストーリーが展開する。
 ほとんどのキャストが変わらない中、長女・美穂役がパート1の大塚ちひろから黒川智花に交代。僕はどちらも好きなので悩ましいところだ(笑)。
 多少先が読めてしまうとはいえ、泣かせる人情劇が魅力。物語によりいっそう深みを持たせられるか。

期待度 ★★★★

●風の果て 木曜、20:00、NHK
 いつも気になっている木曜時代劇。今回は藤沢周平作品に、主演は佐藤浩市と、これは必見…なのだが、脚本は「利家とまつ」「天花」の竹山洋。猛烈に不安である(笑)。
 出演者は佐藤浩市、遠藤憲一、石田えり、仲村トオルと、文句のつけようがない布陣。重ねて言うが、不安なのは脚本だ。
 期待度も微妙な付け方となった(笑)。

期待度 ★★★


●3年B組金八先生  木曜、21:00、TBSテレビ系
 今年で29年を迎える、シリーズ8作目。
 今の日本は、自民党政府が人間の尊厳をぼろぼろに切り裂くような政治を進めていることによって教育が崩壊させられている。
 現場の教師たちの必死の努力によって子どもたちが辛うじて守られているといっても過言ではない。
 これまでその時々のテーマを取り上げてきたこのドラマが今何を発信するのか、興味深く観たい。

期待度 ★★★★★


●歌姫 金曜、21:00、TBSテレビ系
 昭和30年代の高知・土佐清水を舞台に、人情味とユーモアあふれる人々の一生懸命に生きる姿を描く。
 舞台で大好評となり、再演、再々演されたという作品。戦争によって運命を狂わされた男と、彼を一途に愛した女性のラブストーリーでもあるという。
 プロデューサーは話題作の多い磯山晶。主演の長瀬智也と、相武紗季がどこまで頑張れるか。
 良作となることを期待したい。

期待度 ★★★★


●モップガール 金曜、23:15、テレビ朝日系

 葬儀社で働く桃子(北川景子)が、タイムスリップして現世に強い思いを残したまま死んでしまった人のために奔走するというファンタジー。小説のドラマ化。
 何より、葬儀社を舞台とするドラマは珍しく、興味を惹かれた。
 主演の北川景子の演技を見たことは無いが、「注目の若手女優」とのことなので、この目で確かめたい。谷原章介、佐藤二朗といった俳優陣も僕の好みだ。

期待度 ★★★★

 「風の果て」が不安を覆す結果になってほしいです(笑)。
 「歌姫」、「モップガール」にも期待。

| コメント(2) | トラックバック(0)

2007.07.05(木)

 春ドラマ、ファースト・インプレッションで取り上げた7本すべて見てしまいました。
 それだけ今期は面白い作品が多かったといえるでしょう。
 「セクシーボイスアンドロボ」、「特急田中3号」という2本の傑作が生まれました。

 それぞれ全く異なる方向性を向いているようでいて、実はこれらの作品には前を向いて歩いていこうとする人間の姿や、家族、仲間とのつながりを描き、希望を感じさせるという共通項が度合いの差こそあれあったように感じました。

 特に「セクシーボイスアンドロボ」と「夫婦道」の2作品は、大人にしか絶対に理解できないであろうよさがあったと思います。

プロポーズ大作戦 月曜、21:00、フジテレビ系 ★★★★
 幼なじみの吉田礼(長澤まさみ)にずっと思いを寄せながら、それを伝えられないまま礼と別の男性との結婚披露宴を迎えた岩瀬健(山下智久)がタイムスリップして過去を変えようと悪戦苦闘。

 何回ものタイムスリップによっても礼との関係を大きく変えることはできず、披露宴の友人あいさつで初めて素直に礼に向けて自分の気持ちを告げた健。「この言葉にたどりくつのに時間がかかってしまったけど…、結婚おめでとう」と振り絞るシーンは胸に迫るものがあった。
 実は健と同じくらい過去を悔いている礼にも自分の気持ちに正直になるよう妖精(三上博史)が促すことで、物語の最後で健と礼が結ばれる…という結末となった。

 「過去を変えようとする」という形をとって、自分を変えることの難しさ、大切さ、自分を変えることができた時に初めて新しい素敵な世界が開けるということをこのドラマが伝えたように感じた。
 男女5人の高校時代から続く友情が爽やかだった。山下、長澤が好演。共演の平岡祐太、栄倉奈々、濱田岳もとてもよかった。
 健と同じように不器用で、誠実な、礼の婚約相手・多田先生を演じた藤木直人もいい。最終話、自分の気持ちに迷っている礼を促すために、「賭け」といいながら実は両手に袖のボタンを握っていたシーン(「やっぱり!」と思った)が印象的だった。

セクシーボイスアンドロボ  火曜、22:00、日本テレビ系 ★★★★★☆
 今期の最高傑作。あの「のだめ」以来の満点★5つ超え!
 ロボットオタクの青年・ロボ(松山ケンイチ)と、七色の声とずば抜けた聴力を持つ女子中学生・ニコ(大後寿々花)が様々な事件に巻き込まれ、解決してゆくという冒険活劇。

 シュールでファンタジックな設定、ストーリー展開の中に、人生や日々の生活の中で大切にしたい価値観が熱くこめられていた。
 一言でいうなら、人間に対する信頼、ヒューマニズムの追求ともいえ、今の腐朽した日本社会へのメッセージと受け取れた。

 最も素晴らしかったのは第2話「ごぼ蔵」だ。
 村上淳演じる強盗犯・後藤に脅されて伊豆へ車を走らせるロボとニコ。伊豆で後藤はある女性のお腹のあたりに向かって泣きながら、だらしない人生を送っていた自分の過去を詫びた。
 後藤は、亡くなった恋人から移植された腎臓に向かって詫びていたのだった。そのために強盗までしていたのだ。
 自首する後藤を見送りに警察署の前まで来たロボとニコ。「ここで」と別れを告げようとする後藤に、「いや、あと5歩」というロボ。「人に優しくされるのって、いいな」といって後藤は警察のドアをくぐっていった――。

 松山と大後の演技が類例なきほど秀逸。僕は今まで松山のことを知らず、このドラマを見てから映画「デスノート」も見たが、彼がなぜこれほど人気なのかわかった。
 大後はまだ13歳だが、どう言葉でいい表せばいいのかわからないほどの高い演技力を披露した。とりわけ、自分にセリフがなく、ロボら他の人物が話している場面での表情、目の使い方などを見ると、彼女が「子役」などという範疇をとうに抜け出して、すでに一流の女優になっていることを思い知らされる。
 演技力の点ではもうすでに日本を代表する女優。明日NHKの朝ドラヒロインや大河の主役、フジ「月9」の主役になっても大丈夫だ。むしろ、大後の才能のむだ遣いにならないような上質な作品の制作が求められるだろう。

 DVD購入決定。今後、松山と大後の活躍からも目が離せない。
 共演した浅丘ルリ子、岡田義徳もとてもよかった。

夫婦道 木曜、21:00、TBSテレビ系 ★★★★☆
 武田鉄矢と高畑淳子の夫婦役は、これほど息の合った組み合わせは見たことないくらいだった。
 「何も事件が起きない、家族の日常」を描くという前宣伝のわりには、結構事件の連続ではあった(笑)。

 武田演じる製茶業の主人の、品質の高いお茶づくりに傾ける情熱や、さまざまなできごとを通じて確かめられ、深まる親の子への愛情、家族の絆が描かれた。
 笑いあり、涙あり、一服の美味しいお茶のようなほっとさせるドラマだった。

わたしたちの教科書  木曜、22:00、フジテレビ系 ★★★★
 一人の女子中学生・藍沢明日香(志田未来)の転落死をめぐり、弁護士・積木珠子(菅野美穂)が、いじめを隠蔽する学校の体質とたたかった。

 「当校にいじめはない」と言い張る副校長(風吹ジュン)、教師に対する「指導力不足」のレッテル張り
、1学級の生徒数も多く、業務に忙殺されて生徒と向き合えない教師たち。教育現場の現状の一端が批判的に描かれた。
 これらの問題は、長年の自民党政治のもとでの教育行政がもたらし、教育基本法の改悪や安倍内閣の施策によってますます酷くされようとしている。
 文字通りタイムリーなテーマを取り上げた意欲作となった。

特急田中3号  金曜、22:00、TBSテレビ系 ★★★★★
 鉄道ファン、鉄道趣味を正面から取り上げた、おそらく史上初のドラマ。鉄道オタクとして、まずこのことに拍手を送りたい(笑)。 
 鉄道の知識や鉄道オタクの生態をとらえた演出なども、事前の予想を上回る出来となった。そのあたりはエントリー「鉄オタに追い風は吹くのか(6)」を参照してほしい。

 鉄道オタクたちの鉄道への情熱と、進路や仕事、人間関係で模索する若者のエネルギー、成長とをうまく重ね合わせた青春ドラマにうまく仕上げたことは、少々驚きだった。
 主要登場人物である、田中一郎(田中聖)、花形圭(塚本高史)、桃山誠志(秋山竜次)、目黒照美(栗山千明)、渋谷琴音(加藤ローサ)、小島理子(平岩紙)の人物像が素敵だった。
 それぞれ、弱さも持ち、挫けそうにもなりながら、前に向かっていく強さもあった。
 互いに誠実に向き合い、友情や愛情を深めていく彼、彼女らは、本当にこんな6人がいたらいいなと思わせた。

 田中一郎の大ボラ吹きは、不安と暗中模索の裏返しでもあった。家族と仲間を大切にし、困っている人を助ける彼のキャラクターは気持ちよかった。

 印象的だったのは第9話のラストで、田中と照美がベッドから転げ落ちて偶然キスしてしまうシーン。
 二人でベッドに腰掛け、田中が照美の涙をそっとぬぐうのだが、そのぬぐったものが脱ぎ捨てた自分の靴下だったことに気づいた田中が慌てて隠そうとし、照美が「何を隠した」と揉み合った末…のできごと。
 転げ落ちて唇を重ねるというのだから、さぞ何回も撮影を繰り返したか、別に撮ったものを組み合わせたかと思いきや、2カットでOKを出したというから驚きだ。
 靴下と気づいた直後の田中の慌てぶりの演技は非常に素晴らしかった。全編通じて「たったひとつの恋」に続く名演で、もはや田中聖は数少ない僕の好きなジャニーズタレントとなった(笑)。

 この作品もDVD購入決定。

ライアーゲーム  土曜、23:10、フジテレビ系 ★★★★
 このドラマを見た最大、唯一の理由は戸田恵梨香が主演であることだ(笑)。
 序盤は今一つな気がしたが、「少数決」など、人々の心理的な駆け引きと欲望のぶつかり合い、欲望にとらわれた者たちの見境のなさが描かれ、見応えを増していった。

 登場人物の中でただ一人、「みんなが助け合えば、誰も苦しまないじゃないですか」という神崎直(戸田)の主張は、物語の最後で、人を騙す人間の中にも辛うじて残っていた人間らしい心に響いた。
 「正直者が馬鹿を見る」「人は常に争い、互いを蹴落とす」という通念へのアンチテーゼを示したものだった。

 無邪気で誠実な神崎を戸田が好演。元天才詐欺師で神崎を助ける秋山深一を演じた松田翔太と併せ、配役がぴったりだった。

冗談じゃない! 日曜、21:00、TBSテレビ系 ★★★
 年の離れた妻の母が、昔の恋人だったことがわかるというシチュエーション・コメディ。
 それほど深みはないが、難しさを感じずに楽しめる作品だった。

 僕が子どものころから「トレンディー俳優」として活躍している織田裕二と、そのころ生まれた上野樹里が夫婦役というところに感慨深いものがあった(笑)。

| コメント(2) | トラックバック(0)

2007.07.03(火)

 春ドラマが終了して間髪入れず夏ドラマが始まりました。
 今回は春ドラマの批評と順番を入れ替えて、夏ドラマの展望を先に書いてしまいたいと思います。

 今期、「月9」はパス。全体で視聴予定は4本と、最近の僕にしては少なめ(笑)です。
 なお、既に第1回が放送され、視聴したものもあるので、そのことを加味してあります。


●牛に願いを Love&Farm 火曜、22:00、フジテレビ系
 玉山鉄二、小出恵介、中田敦彦(オリエンタルラジオ)、相武紗季、香里奈、戸田恵梨香演じる6人の農大生が北海道の小さな酪農の町を研修で訪れ、「命の大切さ」「人との出会い」といった経験を通じて成長していくドラマ。

 本気で農業、酪農業に関わろうという気はなく、単位取得のために研修に参加した学生たちが、この町でしかできない体験を通して「熱さ」を取り戻してゆく、ちょっとベタな展開が予想される(笑)。
 実際、初回を観てもその通りで、ベタ注意報発令だ(笑)。
 ちょっとストレート過ぎる感もあるが、酪農を取り巻く厳しい状況についても触れられている。

 初回ラストの牛の出産シーンはどうやって撮影したのかと思うほど現実感と緊張感に満ち溢れ、俳優たちの演技も光った。
 お決まりの青春ドラマになるきらいもあるかもしれないが、酪農をテーマに選んだこのドラマがいいものになるとことを期待したい。

期待度 ★★★★


●女帝 金曜、21:00、テレビ朝日系
 わが九州・鹿児島出身で、「特急田中3号」で鉄道に興味が出たという加藤ローサを、「Hoso's page」は全力で応援すると宣言した(笑)。よってこのドラマは観なければならない(笑)。

 ストーリーは、「金と権力を振りかざす人間たちに人生を翻弄されたヒロインが復讐に燃え、夜の世界でのし上がっていく」というもの。
 正直あまり興味ないが(笑)、縁遠い世界について触れてみるのもたまにはいいだろう。

 初主演の加藤がこれまでと全く異なる役どころに挑戦。はたしてどうなるか。
 脇を固めるのが実力派の俳優たちであるのは心強い。

期待度 ★★☆


●ライフ 土曜、23:10、フジテレビ系
 高校でのいじめをリアルに描写し、「そこへ立ち向かっていく勇気や希望を描くハード系青春ヒューマン・ストーリー」とのこと。
 前期の「わたしたちの教科書」(フジテレビ系)に続き、いじめを取り上げたドラマが作られる。

 「そこへ立ち向かっていく勇気」という言葉にあるように、いじめ問題を社会的な視点で掘り下げる作品ではないようだ。
 しかし、原作の漫画が中高生に人気であるらしいので、その理由、この作品がいじめ問題にどういうメッセージを伝えるものになるのかには注目したい。

 「純情きらり」、「14才の母」で脇役を演じた北乃きいが初主演。「金八先生」でドラマデビューした福田沙紀が共演する。
 色々目移りしているように見えるが(笑)実は僕がいちばん好きな女優・酒井美紀が出演する。このドラマを見る理由もそこにある(笑)。

期待度★★★


●パパとムスメの7日間  日曜、21:00、TBSテレビ系
 ある日、父親と、娘の女子高生の人格(肉体)が入れ替わってしまうという、ある種定番の架空状況をモチーフとしたコメディ。
 サラリーマンの父親役に舘ひろし、娘役に新垣結衣。

 それほど期待せずに初回を観たが、女子高生のしゃべり方、仕草を熱演する舘ひろしに抱腹絶倒。
 舘ひろしが娘で、新垣結衣が父親で…、観ていて何度も頭が混乱しそうになり、緊張感すら感じる(笑)。そこがまた面白い。

 娘が小さいころは仲良かったのに、成長とともに関係がとても疎遠になっていたという父娘の設定。まだ2人の体が入れ替わる前に、舘が、娘が小さいころのビデオを繰り返し再生している姿がベタだけど切なく笑いを誘った。

 2人が入れ替わったことによって、お互いのことを理解していって、間にある溝を少しずつ埋めてゆく。そういうストーリーの展開が初回から窺えた。
 腹を抱えて笑え、しかも心温まる、翌日の月曜からまた元気になれる(笑)ドラマになりそうだ。

期待度★★★★☆

| コメント(6) | トラックバック(1)

2007.04.22(日)

 6本ものドラマを見始めてしまった今期。しかも、そこに「ライアーゲーム」が加わって7本になってしまいました。

 当初、あまり期待させる作品がないと思いながら見始めたのですが、1~2回観たところ意外と面白いものが多く、困っています(笑)。
 中でも、「セクシーボイスアンドロボ」が飛び抜けて秀逸です。
 各作品の印象を少し。
 ※春ドラマのプレビューについてはこちらを参照して下さい。

プロポーズ大作戦 月曜、21:00、フジテレビ系 ○
 過去へのタイムスリップや三上博史演じる「妖精」の登場という空想的要素を交えつつ、青春の甘酸っぱい恋愛を描く。
 山下智久、長澤まさみという、おそらく今の若い層にとって最強タッグの「月9」。長澤はあまりに売れてしまって、以前に比べると僕の興味が薄れたが(笑)、やはり何度見ても可愛い(笑)。
 「ダンドリ。」で主演した時にはある意味勢いで乗り切った感もあった榮倉奈々が、今回は脇役でとてもナチュラルな演技で好感を持たせる。
 高校時代の山下と長澤とのやりとりが、青春時代への懐かしさを感じさせる(年とったなぁ)。エンディングテーマの、桑田佳祐のさわやかなバラードもとてもいい。

セクシーボイスアンドロボ  火曜、22:00、日本テレビ系 ◎
 よく意味のわからない作品名から、単に奇想天外なSF漫画かと思いきや、芯のある非常にいい作品。
 確かに、設定や出てくる登場人物、話の展開は非現実的だ。
 しかし、ストーリーに通底するコンセプトは、ヒューマニズムに溢れている。人間と人間とのふれ合いから生まれる温もり、人に優しくすること、されることの喜び、そして人間の弱さや悔いる心…。
 人間的なもの、人間の人間たるゆえんともいえる価値を訴えかけている。

 主演の松山ケンイチと大後寿々花が非常に好演。このコンビは超ハマリ役だ。
 とりわけ、現在13歳で劇団ひまわり出身の大後は舌を巻くほどの演技力。あまりに上手すぎて年齢より大人びてみえる。10代の俳優でNo.1の演技力だろう。
 このドラマは今期の最も優れた作品になる可能性が高い。

夫婦道 木曜、21:00、TBSテレビ系 ○
 武田鉄矢、高畑淳子、橋爪功という芸達者たちのやり取りは絶妙。「何も事件が起きない、家族の日常を描くドラマ」というふれこみどおり、彼らベテラン俳優の堅実な演技で、奇をてらわないホームドラマが期待できそうだ。
 映画「フラガール」で演技も注目されている南海キャンディーズのしずちゃんが武田・高畑の長女役で登場し、まずまずの演技。ただ、山ちゃんまで出すのはやめてほしかった。

わたしたちの教科書  木曜、22:00、フジテレビ系 ―
 いじめを苦にした女子中学生の自殺をきっかけに、菅野美穂演じる弁護士が学校の闇と対決するというもの。
 「生徒は顧客」という副校長、みんな「いい子」のような生徒たち、その陰にあったいじめ、教育への理想を失いかけている教師たち。学校現場で起きている問題がすでに描かれている。
 どれも安倍内閣が進める教育「改革」の行き着く先のようだ。
 ただ、まだ現時点ではこのドラマでそうした問題がどのように批判されるか、展望が示されるのかはわからない。
 もう少し見てみないとわからないという意味で、評価も保留としたい。
 僕の大好きなラフマニノフの交響曲、ピアノ協奏曲、ヴォカリーズが立て続けに使われているのには驚いた。

特急田中3号  金曜、22:00、TBSテレビ系 ○
 鉄道ファンを題材とした異例のドラマ。いまのところ、出てくる小物や鉄道オタクの言動、執着するポイントなど、鉄ヲタから見てもなかなかよく作っている印象。
 ただ、ストーリーが今後どういう方向へ行くのか。「鉄道ファンを応援したい」という制作者の意図ははたして成功するのか。非常に未知数である。というか心配だ(笑)。
 熱狂的な鉄道オタクとして、この画期的な制作意図に対して拍手を送りたいが、最後まで観るのは鉄ヲタとジャニオタだけという結果にならないものか…。

ライアーゲーム  土曜、23:10、フジテレビ系 △
 戸田恵梨香が初主演ということだけを理由に観始めたドラマ。
 戸田演じる女子大生が「勝てば大金が手に入り、負ければ巨額の負債を負うことになる」という理不尽な「ゲーム」に巻き込まれ、その「ゲーム」を勝ち抜いていくというもの。
 ドラマの中で出てくる心理的な駆け引きや謎解きが、それほど意外なものでなく、息を飲むほどのスリルでもない。今のままではちっょと微妙。

冗談じゃない! 日曜、21:00、TBSテレビ系 ○
 20も年下の結婚相手の母親はかつての年上の恋人だった!
 そのことを彼女(上野樹里)に知られまいとして冷汗三斗の思いであたふたする織田裕二が見ていて可哀想なくらいコミカル(笑)。一方、かつての恋人・大竹しのぶはあっけらかんとした態度で接し、織田をヒヤヒヤさせる。
 なかなかキャスティングもよく、今のところ見ていて軽快なコメディドラマだ。

 どれも悪くないので、7本全部観てしまいそうな気がします…。

| コメント(0) | トラックバック(0)

2007.04.05(木)

 このブログに定着したドラマ批評とプレビュー。
 この春ドラマは全体として強く期待させるものが少なく、逆にどれを見ようか迷っています。 今回も多めに見始めて絞っていこうと思っています。
 その中で、最高に期待、というより注目しているのは「特急田中3号」です(笑)。

 僕が見るドラマを選ぶ傾向は、かなりキャスト依存です。今期も、好きな俳優が出ている作品が気になります。

プロポーズ大作戦 月曜、21:00、フジテレビ系
 いわゆる「月9」に山下智久、長澤まさみの共演。恋していた幼なじみの長澤に思いを告げられないまま迎えた彼女の結婚を前に、山下がタイムスリップして彼女を取り戻すという話。
 スマートではない、「格好つけないラブコメ」というところに少し期待する。

 「ダンドリ。」で爽やかに好演した栄倉奈々、実力十分、今注目の俳優・平岡祐太、「金八先生」で重要な役を好演した若手の濱田岳らの出演で、平均年齢はとんでもなく低いものの演技力に不安は感じさせない。

セクシーボイスアンドロボ  火曜、22:00、日本テレビ系
 ロボットオタクの青年が、テレクラで出会った14歳の少女と大冒険を繰り広げるという、聞いただけでは何がなんだかわからない作品。
 連続ドラマの中ではイロモノに見られそうだが、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞の漫画のドラマ化だという。ふざけた作品ではなさそうだ。
 
 それにしても原作を読んでいない僕には得体の知れない作品。では、なぜ見ようと思ったか。
 理由はただ一つ、「バルトの楽園」などで好演した、今後大注目の若手女優(というよりまだ子役…)、大後寿々花がヒロインに抜擢されたから。
 え?最近関心を向ける女優が低年齢化してるって?

夫婦道 木曜、21:00、TBSテレビ系
 武田鉄矢と高畑淳子が夫婦役!娘役には本仮屋ユイカ!これなんて「金八先生」?
 この3人の俳優は大好き。特に本仮屋ユイカは最も注目している女優の一人。こういうホームドラマにぴったりだ。

 制作スタッフは、何も事件が起きない、家族の日常を描くドラマだという。そこから実は普遍的なものを描き出し、今の日本社会にも何らかのものを投げかけるのではないか。
 この期待に応える作品になってほしい。

わたしたちの教科書  木曜、22:00、フジテレビ系
 女子中学生の転落事故をきっかけに、学校の闇と対峙することになった弁護士(菅野美穂)の闘い、人の心の二面性を描く社会派ドラマ、だそうだ。
 期待したいが、学校現場の抱える複雑な問題の描き方が皮相なものになってしまわないかどうかが心配だ。

特急田中3号  金曜、22:00、TBSテレビ系
 僕が最も注目するドラマ。
 「女性にモテたい一心で鉄道マニアの世界に足を踏み入れる平凡な大学生の奮闘を描く青春コメディー」という、めまいがするほど理解できない設定(笑)。
 どうやったら、鉄道マニアになってモテるのかわからないが、それはまあいい。
 制作者は、鉄道マニアが鉄道を愛し、熱く語ることから題材をえて、「何かに一生懸命な人のドラマが見たいし、そんな人を応援したい」と語っている。

 鉄道ファンの鉄道を愛する気持ちをいったいどこまで描けるのか、鉄道ファンからは突っ込みどころ満載のドラマになってしまう恐れもあるが、そもそもこんなドラマが出現することそのものが、大注目だ。

 栄えある(笑)主演はKAT-TUNの田中聖。彼もまさかこんな作品が初主演になるとは思っていなかっただろうが、「タイトルに実名を入れていただき、思い出深い作品になると思う」と語る。
 「たった一つの恋」ではシリアス、コメディ両面で素晴らしい演技だったので、この一風変わったドラマでどんな演技をしてくれるか興味深い。共演の塚本高史も僕の好きな演技力のある若手俳優だ。

特急田中3号
http://www.tbs.co.jp/tokkyuu3/

冗談じゃない! 日曜、21:00、TBSテレビ系
 織田裕二が、かつての恋人・大竹しのぶの娘であることを知らずに20歳年下の大学生・上野樹里と結婚するところから始まるホームコメディ。
 織田裕二、上野樹里が結婚する役で共演するとは、非常に意外。二人とも好きな俳優だ。
 だが、見ていて面白いドラマになるかどうかは、未知数だ。

 特に「夫婦道」、「特急田中3号」に期待します。
 ほかに、「花嫁とパパ」、「孤独の賭け~愛しき人よ~」、「生徒諸君!」も少し気になるのですが…。

| コメント(2) | トラックバック(2)

2007.03.28(水)

 いつの間にか定着してしまったドラマ批評です(笑)。
 6本見始めたうち、2本は脱落して最後まで見たのは4本でした。
 僕の好みも大きいと思いますが、人と人との温かいふれ合い、人の頑張りと成長を描いたドラマに特に好印象を感じました。
 演技に関してはどのドラマもほとんど穴はなかったように思います。

 全体として、「のだめカンタービレ」「僕の歩く道」というとんでもない傑作があった前期に比べると大きくパワーダウンという感じで、★5つの満点は残念ながら出ませんでした。

●浅草ふくまる旅館 月曜、20:00、TBSテレビ系 ★★★★☆

 放送前の僕の期待通り、毎回ほろりとさせられる温かい人情ドラマとなった。
 世話焼きな浅草の旅館の主人(福丸大吉)役に西田敏行はベストマッチ。渡辺いっけい、大塚ちひろ、石垣佑磨らの脇役の演技も申し分なしだった。

 ストーリーは基本的に毎回のゲストで出演する「訳有り」の客や、旅館の従業員をめぐる問題を大吉の力添えで解決するというもの。
 ちょっと展開がありがちで先が読めてしまう時もあったものの、今の時代にこそこういうドラマがあってほしい。
 秋に続編が放送されるようだが、さらにストーリーに深みを持たせて再登場することを期待したい。

●きらきら研修医 木曜、22:00、TBSテレビ系 ★★★★☆

 主演の小西真奈美(織田うさこ)を筆頭に、脇役、端役に至るまでいい演技だった。
 放送前はコミカル色が強くなることを心配していたが杞憂だった。笑いの中にも涙あり、涙の中にも笑いありと、メリハリ、リズムが非常にいいドラマだった。

 女医であるうさこに好意を寄せ、彼女が壁にぶつかる度に全力で力になろうとした男性看護師・立岡ケンをウエンツ瑛士が熱演。うさこのあまりの鈍感さにこちらまでやきもきさせられたが(笑)、最終回の最後の最後でやっと彼の思いが伝わり始め、ほっとした(笑)。

 製薬会社の営業でありながら、うさこや立岡のよき相談相手となった山崎英彦役の加藤雅也、患者と同じ目線で接することで病気の治癒をよりよくサポートすることを信念とする皮膚科医・向井隆史役のパパイヤ鈴木、病院長役の原田芳雄らもよかった。

 若くてまっすぐに物事にぶつかる主人公が周りの人々との関わりの中で成長していくというドラマは多いが、これは印象に残る作品になったと思う。

●華麗なる一族 日曜、21:00、TBSテレビ系 ★★★☆
 
 食うか食われるかの金融再編の中、自社グループの生き残りのためには閨閥の力と謀略を駆使し、息子が専務を務める鉄鋼会社を意図的に倒産に追い込むという、恐ろしいまでにブルジョアジーが終わりの無い競争に駆り立てられるさまが描かれた。

 父と子のたたかいは、腐蝕したブルジョアジーと、ものづくりに情熱を注ぐまだ健全さを持ったブルジョアジーとのたたかいにも見えた。

 北大路欣也が貫禄、迫力充分の演技でドラマの柱となった。西田敏行、武田鉄矢、津川雅彦、鈴木京香らが脇を固める布陣で、セットや小物と併せて超豪華なドラマだった。

 木村はどうしても彼個人の個性が強いせいか、演技を見ていてその役柄に溶け込んでいる感じがしない。東大工学部を出て鉄鋼会社の専務をしているという役柄に現実感を感じるのは難しかった(笑)。
 しかし、今回木村はかなり頑張っていたと思う。特にラストシーンの演技は素晴らしかった。

●松本清張 わるいやつら 金曜21:00、テレビ朝日系 ★★★☆

 平気で人を自らの欲望の手段とする、気づけばまた自分もそうされている、飽くなき欲という人間の本質の一端を描いた。

 米倉涼子は、今彼女がいたから作品のドラマ化ができたのだろうと思わせるほどの好演。彼女も清張三部作の主演で大きく成長したのだろう。
 
 上川隆也の悪役は新鮮だった。爽やかな笑顔と眼鏡の奥にあるもう一つの顔が時折垣間見える。そういう、ある意味本当に「悪いやつ」に上川はぴったりだったのかもしれない。

| コメント(2) | トラックバック(1)

2007.02.25(日)

 今年のNHK大河ドラマ「風林火山」、まだ序盤ですが、かなり面白いと思います。

 「信長の野望」をプレイしたことのある人にはかなりおなじみの(笑)、武田家軍師・山本勘助が主人公。山本の存在そのものが創作の可能性があるということで、ドラマ全体もそのように割り切って楽しんでいいでしょう。

 今はまだ、勘助と、彼が軍師として仕える武田晴信(信玄)との出会いを描いている段階。迫力ある合戦シーンは見応えがあります。
 戦場で勘助と晴信が敵同士として対峙し、勘助と晴信の智略がぶつかり合うところなどは、オーソドックスなつくりで時代劇ファンを楽しませているのではないでしょうか。

 真田ファン、武田ファンの僕としても、「諸角虎定」「原虎胤」なんていう名前が平然と出て来るスタッフロールに心が浮き立ちます(笑)。
 俳優陣は大河ならいつものことですが、豪華な布陣。主役の内野聖陽の演技力は折り紙つき。期待どおりの演技を見せています。若き晴信を支える板垣信方役の千葉真一をはじめとした武田家臣団の顔ぶれも豪華です。

 父・信虎に疎まれながらも若い頃から聡明さを見せ、大器を予感させる晴信役の歌舞伎俳優・市川亀治郎が特にいい。若さの中に武田家の嫡男としての風格を漂わせています。
 序盤だけの出番でしたが、勘助が愛した農民の娘・ミツを演じた貫地谷しほりは、「スウィング・ガールズ」で好演した若手女優。今回もその実力を見せつけ、一部で話題となりました。若手実力派女優として、名前を覚えておいて損はないでしょう。

 不安があるとすれば、放送前から話題となっている、長尾景虎(上杉謙信)役のGacktと、由布姫役で演技未経験という柴本幸の2人です。まったく未知数ですが、不安が反対の方向に転んでくれればますます面白くなります。

 歴史に非常に詳しい親友の話によれば、合戦や掠奪のシーンなど、これまでの大河よりも時代考証がしっかりしているとのこと。ただ、「功名が辻」に比べると、歴史に詳しくない人にはちょっと難しい内容になっているかもしれません。

 「功名が辻」では音楽が非常によかったと書きましたが、千住明作曲の今回もそれに劣らぬくらい素晴らしい。
 これから先も楽しみです。

| コメント(0) | トラックバック(1)

2007.01.30(火)

 今期も6本ものドラマを見始めたHosoですが、2、3回が終わったところでの感想を少し。
 前期は「のだめ」という数年に一本の傑作が生まれ、6本すべて最後まで見てしまうという優秀な結果となりましたが、今期は早くも2本脱落しました。忙しいんだからいいことです(笑)。

 脱落したのは「演歌の女王」と「エラいところに嫁いでしまった!」。
 「演歌」は何もいいようがありません(笑)。初回で脱落決定。福田麻由子が出ているのが惜しい(笑)。
 「嫁いで」も、仲間由紀恵が夫の実家の「しきたり」に振り回されるだけ。やたらと儀礼的な慣習に対するピリッと効いた風刺があるわけでもなく、期待された「笑いと涙」も空振りに終わっている感じがします。
 谷原章介がまったくダメな男を演じていますが、役柄が非現実的過ぎてついていけません。非常にもったいない使い方をしていると思います。
 この2本のドラマを見てあらためて実感したのは、どんなに素晴らしい俳優が顔を揃えても脚本がだめだとドラマ全体がよくなることは決してないという偉大な法則(笑)は不動なんだなということです。

 「浅草ふくまる旅館」は期待通り。多少クサく、予定調和的なところもあるものの、他人に対して家族のように接し、世話を焼く福丸大吉(西田敏行)の優しさにホロリときます。
 脇役陣も素晴らしく、渡辺いっけいとのコミカルなやりとりもはまっています。個人的に大塚ちひろが最高です(笑)。

 「きらきら研修医」もいい。夢と理想を胸に、失敗を繰り返しつつ初々しく医師として成長してゆく織田うさこを演じる小西真奈美が最高。連続ドラマ初主演も意外ですが、初めてショートカットにしたという髪型も意外に自然です。ちょっと僕は「最高」が多過ぎますな(笑)。
 生瀬勝久はコミカルなだけでなく、腕利きの産婦人科医役として説得力ある演技をしています。
 病院の院長役の原田芳雄が、ドラマの中でも本人と同じく鉄道模型のNゲージ好きとして登場。「協力」にTOMIXが出てくるのもたまらんです(笑)。

 「わるいやつら」では、悪役の少ない上川隆也が新境地。爽やかな笑顔が、その裏に秘める欲や罪の恐ろしさを引き立てています。米倉涼子もこの上川を相手に堂々の演技。
 巨匠の作品のドラマ化にあたって、俳優陣の豪華さもさることながら、撮影、照明、映像にいたるまで、スタッフの並々ならぬ意気込みが伝わってきます。

| コメント(4) | トラックバック(0)

2007.01.08(月)

 なんだか、ドラマニアになりつつあるHosoです(笑)以前はこんなに見なかったのに…。
 この冬の新ドラマ、前期ほどではありませんが、気になるドラマがいくつかあります。前期は最後まですべて見てしまいましたが、今期はどうでしょうか。

浅草ふくまる旅館 月曜、20:00、TBSテレビ系
 西田敏行演じる、浅草の老舗旅館の主人が、様々な事情を抱える宿泊客を親身に世話するストーリーの人情ドラマ。
 小野武彦、木野花といった芸達者が脇を固める。僕の好きな大塚ちひろも出る。
 人情とは対極に位置するような価値観がまかり通る現代日本だからこそ、多少「クサく」なってもいいからこういうドラマに期待したい。

エラいところに嫁いでしまった! 木曜、21:00、テレビ朝日系
 飛ぶ鳥を落とす勢いの仲間由紀恵をヒロインに、姑などとのトラブルなどを笑いと涙を交えて描く、「嫁入り」コメディーとのことらしい。
 仲間由紀恵、その夫役に谷原章介、その母に松坂慶子。ほか、本田博太郎、平泉成、温水洋一ら、わりと僕の好きな俳優が出る。

きらきら研修医 木曜、22:00、TBSテレビ系
 小西真奈美演じる研修医が、様々なトラブルにぶつかりながら成長していくというよくあるドラマ。原作はコミック。
 原田芳雄、りょう、加藤雅也、ウエンツ瑛士らが病院関係者を演じる。このほか、パパイヤ鈴木、生瀬勝久、研ナオコらのキャストが、かなり濃いコミカル色を予感させる(笑)。
 コミカル色が悪いほうに出れば途中で見なくなる可能性大(笑)。
 このドラマを見る最大の理由は、小西真奈美が主演であることだ(笑)。

演歌の女王 土曜、21:00、日本テレビ系
 薄幸の演歌歌手(天海祐希)が、幸せを探し求めて奮闘する…というが、どういうドラマになるのか見てみないとわからない。
 このドラマも見なくなる可能性大だが、天海祐希、原田泰造、高畑淳子、黄川田将也、福田麻由子、温水洋一、段田安則、池内淳子と、子役からベテランまでかなりの実力派かつ僕の好きな俳優で固められていることが気になる理由。
 どうでもいいが、演歌歌手の元マネージャー役に段田安則なんて配置に、「ふたりっ子」の「オーロラ輝子」を思い出してしまうのは僕だけだろうか。

華麗なる一族 日曜、21:00、TBSテレビ系
 「大地の子」の山崎豊子の同名小説を、33年ぶりにドラマ化。1960年代後半の関西名門財閥を舞台に、父子の葛藤を描くとのこと。
 木村拓哉、鈴木京香、長谷川京子、山本耕史、仲村トオル、原田美枝子、北大路欣也と、豪華な顔ぶれだ。
 しかし、いちばんの不安は主役の木村の演技だ。もともと演技がうまいほうだとは思えないので、木村の演技がコケれば不発に終わるだろう。

松本清張 わるいやつら 金曜21:00、テレビ朝日系
 テレビ朝日の松本清張シリーズの3作目。前2作は見なかったが、僕の最も好きな俳優の一人である上川隆也が悪役を演じるとあっては、見ないわけにはいかない。
 このシリーズで女優として飛躍を遂げた米倉涼子のほか、余貴美子、北村一輝、伊武雅刀といった実力派が揃い、演技に不安はなしか。
 上川の悪役がハマるかどうかにかかっている気もする。期待したい。

 このほか、最近話題の「東京タワー…」も、話題についていくために今度ばかりは見ようかとも思いましたが、出演陣が魅力不足でパス。「ハケンの品格」は、若い労働者を使い捨てにする不安定な雇用形態である派遣労働を美化する現実離れしたドラマになる恐れもあり、気になるのですが、これ以上見るのには無理があるし、出演陣に魅力が欠けるのでパスします。

 特に「浅草ふくまる旅館」と「わるいやつら」に期待したいと思います。

| コメント(2) | トラックバック(0)

2006.12.28(木)

 6本ものドラマを見始め、途中から絞っていこうと思っていましたが、なんとすべて最終回まで見てしまいました(笑)。
 今期は「のだめ」、「僕の歩く道」という傑作が生まれたクールになりました。この二つのドラマはもう見られないのが寂しく感じます。

●のだめカンタービレ 月曜21:00、フジテレビ系 ★★★★★★
 「のだめ」については過去の記事を参照のこと。コミックの実写化の最高傑作の誕生だ。
 一つ書き忘れたことが。野田恵が福岡県大川市出身という設定で、福岡生まれの僕はさらに大はしゃぎ(笑)。
 千秋が博多駅についてからJRの路線図を見て「大川がない」といってタクシーに乗り込む時、テレビの前で僕は「千秋、西鉄!西鉄!まずは天神に行け!」と叫んでいた(嘘)。
 同じ福岡でも大川方面の方言がある程度再現されていた。のだめの一家も楽しくて最高。
 プラハに始まり、大川に終わったドラマだった(笑)。

●役者魂! 火曜21:00、フジテレビ系 ★★★☆
 中間批評では星二つとしたが、ちょっと過小評価だった。
 役者の演じることへの情熱、信念といったものを柱にすえたドラマかと思っていたら、家族愛の話になっていたのではじめはかなり戸惑った。
 作りはあまり丁寧とはいえず、途中で見なくなる恐れが最も大きかったドラマだったが(笑)、不思議と最後まで見てしまった。
 話に無理はあるが、藤田まこと、松たか子、香川照之、森山未來といった才能あふれる俳優たち、それから川島海荷、吉川史樹の両子役の演技がとてもよかった。

●僕の歩く道 火曜22:00、フジテレビ系 ★★★★★
 草彅剛、香里奈の素晴らしい演技がこの良作を生んだ。
 加えて、長山藍子、佐々木蔵之介、本仮屋ユイカ、森口瑤子、子役の須賀健太、小日向文世、大杉漣らも好演だった。
 輝明のこれからに希望を感じさせるラスト。いまの日本は輝明のような人たちとは対極にある「効率性」「競争力」が幅を効かせている社会だけに、温かいものを感じたドラマだった。

●14才の母 水曜22:00、日本テレビ系 ★★★★
 こちらも希望を感じさせる結末となった。
 志田未来は難役をよく演じた。いま、志田という女優がいたからこのドラマが可能となったのだろう。
 田中美佐子、生瀬勝久、高畑淳子らは力強く志田をサポートした。北村一輝、室井滋がドラマに緊張感を持たせてくれた。
 14歳で妊娠、出産ということの重さをどれだけリアルに描けたかは議論の余地があるかもしれないが、少なくとも一つの問題提起をしたことは評価したい。

●セーラー服と機関銃 金曜22:00、TBS系 ★★★
 このドラマも「役者魂!」と同じく、家族愛のようなものを描いていたといっても間違いではない気がするる。
 設定に相当無理があるが、主役の長澤まさみをはじめ出演陣がいずれも好演した。

●たったひとつの恋 土曜21:00、日本テレビ系 ★★★
 中間批評では過大評価だった。「ベタ」がたくさん出てくることに喜びすぎた(笑)。
 純粋にドラマとして見た場合は、ちょっと深みが欠けるのは否めなかった。
 若手中心の出演陣の演技はよかった。

| コメント(2) | トラックバック(0)
このブログに関するお問い合わせ、ご意見等はお気軽にメールでお寄せ下さい。 iken@hoso0907.com
Powered by Movable Type 4.2-ja