まず1つは、2003年の18年ぶり優勝の立役者、今岡誠の戦力外通告、退団です。
本人が現役続行にこだわり、引退を促した球団とは折り合わなかったようで。自由契約になって、獲得に乗り出す球団はなく、トライアウトに参加したものの、厳しい情勢のようです。
今岡は、現役の阪神の選手の中で僕が最も好きな選手です。
彼が1996年のドラフトで阪神を逆指名し、「ズームイン!!朝!」でインタビューに答えて阪神入団への熱い思いを語っていたのを見て、当時阪神の暗黒期にあって忸怩たる思いだった僕は、とてもうしれく思ったものでした。
相手投手からすれば手のつけようがないほど打ちまくった03年の活躍は、阪神ファンの溜飲を下げてくれました。
彼の現役タテジマ姿をもう見られない、しかも引退試合もないというのは、寂しい限りです。
それからもう一つ、城島健司の入団です。
僕は城島という選手は嫌いではありません。しかし、チームの要である正捕手を、もう10年も生え抜きで育てられていないというのは、これまた寂しい。
矢野も城島も決して嫌いではありませんが、阪神というチームが自前で選手を育てられなくなっているところに深刻なものを感じます。
かつては、讀賣のことをせせら笑っていましたが、その讀賣は最近ではイキのいい若手を育てています。もう笑える立場ではありません。
昨年の新井入団でかなりタイガース熱は冷めましたが、城島入団でいよいよ限界という感じです。
僕のプロ野球離れはもう止まりそうにありません。
ついでにいうと、いつの間にか愛すべきトラッキーもデザインも変えられてしまっているではありませんか。
元祖トラッキーのほうがずーっと可愛い。ほんとにがっかりです。
いつかまた、応援したくなる阪神タイガースに戻ってくれる日を願っています。
(なお、写真はあの一番楽しかった2003年、8月末の甲子園球場の一塁側アルプスで撮ったものです)
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