
今年も箱根駅伝がやってきました。僕は大好きで、子どもの頃からテレビの前で釘付けになっています。
ご存知の通り、今年は早稲田大学が12年ぶりの往路優勝を果たしました。
ここまでやってくれるとは思っていなかったので、驚きました。
近年、早稲田は箱根で低迷が続いていました。現監督の渡辺康幸が卒業したあとは徐々に順位が下がっていき、2003年には総合15位でシード権を失い、そこから4年連続でシード落ちしてきました。
昨年、6位に入って5年ぶりにシード権を獲得。その時の主力メンバーが多数残り、今年は優勝争いに加わるとの評価もありました。
しかし、昨年1区を走った阿久津が故障でエントリーからはずれたのに加え、エースの竹澤が11月下旬に座骨神経痛をおこし、出場すら危ぶまれる状態になりました。
これで早稲田は終わった…と勝手に悲観していました。
今日のレースでは、竹澤を支えようと他の選手が大奮闘。1区の尾崎がトップと4秒差の区間3位でつけたことは最大の功労者といってもいいでしょう。
竹澤は強行出場したものの、当初予定の2区ではなく3区へ。その2区を任された高原は順位を下げましたが、竹澤は3区で見事区間賞で順位を5位まで再び上げ、4区の1年生中島も区間6位で持ちこたえました。
そして、山登りの5区、主将で4年生の駒野があの順大の今井が昨年出した区間記録に迫るタイムで区間賞。山で前を行く選手を抜き去り、えんじに白抜きの「W」のマークが芦ノ湖のゴールテープを切りました。
ここのところずっと駅伝は低迷が続き、テレビ中継でも早稲田の選手が一向に映らないなど悔しい思いをしてきただけに、溜飲を下げる思いです。
明日の復路は駒沢、東海がかなり有力ななメンバーを揃えており、総合優勝はなかなか難しいですが、駅伝は単に個人の力の合算ではなく、+αが生まれる競技なので最後までわかりません。どうか優勝をとテレビの前で応援します。

観戦というより、ニコンD3で選手たちの姿を撮影してきました。
昨日、各ポイントの通過予定時刻をもとに計画を立てたのですが、電車で選手を追いかけて撮るのは大変に難しい。
駅伝の選手の走りは本当に速いですね。非常に時間的にタイトな計画になりました。
今朝は6:30に起きて、出発点からすぐの皇居和田倉門近くで1回目の撮影(2枚目の写真)。
その後、電車で必死に選手を追い越し、鶴見中継所、戸塚中継所の手前、平塚の湘南大橋の先と、1~3区の計4ヶ所で撮影し、足立の実家へ戻りました。
どこへ行ってもものすごい人混み。鶴見中継所は選手通過の20分前に行ったのは話にならず(わかってはいましたが)、人垣が途切れる場所を探して中継所から数百メートル先まで行かなければなりませんでした。同様に戸塚でも大変な苦労をしました。

1枚目、3区終盤を走るエース竹澤の写真を撮った平塚では、東海道線で平塚駅を降り、タクシーでコースのすぐそばまで飛ばしても、選手通過の数分前。コースとなる国道はすでに横断できなくなっていて、大変不本意ながら反対車線の沿道から超望遠で竹澤の姿をとらえざるをえませんでした。
3枚目の写真は鶴見中継所を出た直後の早稲田の2区・高原です。
華の2区だからといって欲張って、このあと戸塚にも行ったのは失敗でした。計画段階から2区も1ヶ所にとどめ、3区の平塚に余裕を持って臨めば竹澤の姿をもっといい角度でとらえられるはずでした。
この教訓は今後に活かしたいです。
つくづく思ったのは、箱根駅伝は雑煮でも食べながらテレビで観戦するのが一番楽だということです(笑)。
早稲田の久々の往路優勝の過程をテレビで見られなかったのは残念ですが、その代わり生で見られたことを喜ぶことにしましょう。
移動の電車の中には、やはり選手を追い越して各地で観戦しようというファンの姿が多数ありました。
ニコンやキヤノンのデジタル一眼レフ、それも一桁機を持つ人の複数いました。
ある時は、隣に座った割りと若い男性がキヤノンの1Dシリーズの何か(機種はわからないが新しそう)を持っていたので、こちらはさりげなくバッグからD3を出し(←わざとらしい)、3インチ92万画素という圧倒的な背面液晶画面で撮影画像を確認するという、大変大人気ない真似をしてしまいました。
秒9コマの連写は「カ・イ・カ・ン…」のはずですが、先日の鉄道撮影の時と同様、やっかいなことを「確信」しました。
CFカードの転送速度のせいで連写が止まってしまうので、最高速のCFカードが必要だということ。
さらに、持って行ったノートパソコン(Pentium M、RAM512MB、XP)では、1200万画素のRAWファイルを百枚単位で読み込むだけでえらい時間がかり、Capture NXで補正や現像作業をしようものなら動作が止まってしまうということ。つまり、Core 2 DuoのCPUや大量のメモリを積んだノートに買い替えなくてはいけないということです。
カメラマンの「沼」は、沼が深いだけでなく、他の沼と連鎖しているところが恐ろしいですね(笑)。
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