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2009.09.24(木)

歴史と浪漫――妻籠、馬籠、岩村、明智の旅(7)<妻籠・中>

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 江戸時代の宿場町を思わせる、妻籠の街並みです。
 ここは、全国に先駆けて住民らが街並みの保存に取り組み、「売らない、貸さない、壊さない」の原則を守り通してきました。
 この努力により、1976年に国指定の重要伝統的建造物群保存地区の第1号の一つとして指定され、住民運動による街並み保存のモデルケースとして全国に影響を与えました。

090909_NIKON D700_0084-m.jpg  なんと、この日偶然に、当初から運動に深く関わっている伊藤伸三・南木曽町議(副議長)とお会いし、お話をお聞きすることができました。

 明治時代の鉄道敷設の時に、農作物が機関車の煤煙で汚れるのを嫌った住民たちが反対して中央本線の駅が妻籠と馬籠には設置されず迂回したことが、のちのちまで古い街並みが残ることにつながったとの興味深い逸話も、伊藤さんのお話で知りました。

 伊藤さんが経営する土産物屋「あぶらや」の奥に上げていただき、栗や木曽福島の新鮮なとうもろこしなど美味しいものまでごちそうになってしまいました。

090909_NIKON D700_0111-m.jpg 「いまだに妻籠は『夜明け前』の世界のまま。若者が出て行ってしまい、子どももほとんどいません。これから20年、30年後どうなるか」と、宿場町の将来を心配する伊藤さんのお話に、僕もやるせない気持ちになりました。
 どうか、この美しい街並みを後世に残すための答えを見つけたいものです。

 ためになるとともに楽しいお話をしてくださった伊藤さん夫妻に、再訪を約束しました。

(続く)

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