2009年1月アーカイブ

2009.01.27(火)

DSC_2514-m.jpg

#01 快走「富士・はやぶさ」
 ニコンD3、シグマAPO 100-300mm F4 EX DG /HSM、280mm、1/1250秒、F6.3、マニュアル露出、ISO200、WBオート

 更新の頻度がとても落ちており、申し訳ないです。
 またまた「富士・はやぶさ」です。
 25日日曜の朝。澄み切った青空の下、自らその名をまとう日本一の名峰を背景に、列車が東京を目指す場面を激写しました。

 空気が澄み、雪化粧した富士の姿がよく見えるこの季節、チャンスをうかがっていました。
 天気予報で日曜の東京周辺がいい天気だというので、気合いを入れて朝6時に起き、行って来ました。
 諸事情により最近睡眠不足で、行くのをやめようかと何度も思いました。「もう一生撮れないぞ」――こう言い聞かせ、やっとの思いで布団から這い出ました。

 東海道本線藤沢―辻堂間の踏切の有名撮影地。同線で、これだけきれいに富士を背景にできるのは、東京からここが一番近いでしょう。それだけに予想通りの混雑でした。
 睡眠不足のせいで、どんなに頑張っても現地到着は08:15頃が精一杯でした。列車通過のほぼ1時間前。
 行く前から、1時間前では手遅れの可能性も十分あると覚悟していました。
 しかし、何とかギリギリあと2人分スペースが空いているという状況。先客の方がローアングルで狙っていた幸運もあり、撮ることができました。
 三脚を広げることなど無理ですから、手持ち撮影です。

 今回、きわめて重要な撮影でしたが、ピント合わせに3Dトラッキングを使うという思い切ったことをしました。
 ニコンD3の同機能は、購入直後に試してみてどうも信頼性がなく「使えない」という評価を下したのですが、今回「富士・はやぶさ」の前に頻繁に通るほかの列車で試写してみたところ、何度撮ってもよくピントが合っていました。
 そこで、初の実戦投入をしてみたのです。
 こういう直線では普通置きピンでいいのですが、今回は富士と列車との位置関係をどこまで近づけるか結構迷ったので、連写との組み合わせで有用でした。

DSC_2540-m.jpg 鉄道撮影のあとは、思い立って横浜在住の友人に電話し、一緒に昼食。
 中華街の「四五六菜館」でカニ炒飯を食べました。うまかったです。

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2009.01.08(木)

鉄道

D70_6621-m.jpg

#01 B寝台の廊下にて。大畠駅付近
 ニコンD700、Ai AF-S Zoom Nikkor ED 17-35mm F2.8D(IF)、17mm、1/25秒、F2.8、マニュアル露出、ISO5000、WBオート、PLフィルター使用

 寝台特急は、何度乗っても興奮です。
 幼い頃からあこがれだったブルートレイン。高校生の頃、家族で故郷の九州へ旅行した時に乗ったのが初めてでした。興奮で眠れなかったのを覚えています。

 「ガシャン」
 ちょっとした衝撃音とともに列車が走り出します。するするとホームから滑り出す列車。
 そのうち、ゴトンゴトンと心地よい音ともに体が揺られます。

 「プツッ」とスピーカーから音が鳴り出し、車掌のアナウンスが始まります。
 「この先の停車駅と時刻をご案内いたします。次の柳井には、9時35分に着きます。岩国、10時01分。広島、10時35分。尾道、11時48分...」

 車窓には、通過する駅の灯りが流れ去り、踏み切りの警報音が鈍く流れてゆきます。
 車掌の「おやすみ」放送のあと、すっかり車内は静かになりました。

D70_6659-m.jpg  いつもは寝台特急では興奮してなかなか眠れないのですが、疲れがたまっていたためか、「獺祭」の小瓶を傾けるうちに眠りに落ちました。

 翌朝は07:00ころに目覚めて車窓の景色を眺めました。
 窓から、この列車と同じ名前のその山を。快晴の空に美しくそびえていました。

#02 車窓からの富士
 ニコンD700、タムロンSP AF28-75mm F/2.8 XR Di、75mm、1/400秒、F8、マニュアル露出、ISO200、WBオート

 オレンジと緑のラインのE231系と頻繁にすれ違うようになると、東京もそろそろ近い。
 廊下の折りたたみ椅子に座り、駅で電車を待つ人の群れを悠々と眺めます。
 車窓に高層ビルが迫り、列車は東京駅に着いてしまいました。

D70_6792-m.jpg これがおそらく僕にとって、九州ブルトレ最後の乗車。
 近い将来、ブルートレインを思い出話にしなければならない時代が来るかと思うと、暗澹たる気持ちになります。

 JRには、寝台特急を多様な旅の選択肢の一つとして、料金やサービスの見直しと併せて残してほしかった。
 残念でなりません。(終わり)

#03 東京駅到着後、客車の回送のため移動中のEF66
 ニコンD700、APO 100-300mm F4 EX DG /HSM、300mm、1/200秒、F4、マニュアル露出、ISO640、WBオート

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2009.01.07(水)

鉄道

D70_6556-m.jpg

#01 客車先頭部分よりEF66連結部
 ニコンD700、Ai AF-S Zoom Nikkor ED 17-35mm F2.8D(IF)、17mm、1/60秒、F3.2、マニュアル露出、ISO5000、WBオート

 山口出張では「富士・はやぶさ」を撮っただけではありませんでした。
 なんと12月27日の夜に「富士」に乗車して東京へ戻ったのです。
 東京と九州とを結ぶ寝台特急に乗るのは、おそらくこれが最後。寂しいけれど、楽しい楽しい一夜の旅でした。

 山口で仕事のあと、その日のうちに東京に戻るには小郡(新山口)を最終19時前の新幹線に乗る必要がありました。

#02 「富士」と「はやぶさ」の連結部分
 ニコンD700、Ai AF-S Zoom Nikkor ED 17-35mm F2.8D(IF)、17mm、1/60秒、F2.8、マニュアル露出、ISO2000、WBオート、フラッシュ使用

 僕は、山口の前の仕事場所の広島で、はたと「富士・はやぶさに乗ればいいじゃないか」と気付き、みどりの窓口に急いだのでした。
 幸い、B寝台開放の上段なら空きがあり、難なく席を確保しました。

D70_6576-m.jpg 夜、小郡のホームでわくわくする気持ちで待つ僕の前に、「富士・はやぶさ」は定時で現れました。

#03 紙コップ
 ニコンD700、Ai AF Nikkor 50mm F1.4D、1/60秒、F1.6、マニュアル露出、ISO3200、WBオート

 先頭車輌に乗り込んで、前から順に自分の号車を目指しました。
 廃止直前のブームに加え、年末で、日曜夜だったせいか、かなりの乗車率。空席はさほど目立ちませんでした。
 向かい合わせの開放寝台が、家族連れや親子、夫婦、友達どうしといった乗客でにぎわう光景を見て、うれしくなるとともに、いつもこうしたにぎわいなら廃止にならないのだろうな、こういう光景がもう見られなくなるなんてと寂しい気持ちにもなりました。

 しばし車窓の風景を楽しんだり、写真を撮ったりして興奮して過ごしたのち、寝台に上がって浴衣に着替え、用意していたものを取り出します。

D70_6623-m.jpg 小郡の駅で、「日本酒の小瓶でも買うか。もちろん大手の酒は論外。地酒の、それも純米吟醸以上の小瓶てなかなかないけど、ないかなぁ」と思っていたら、山口の地酒「獺祭」の「純米大吟醸」の小瓶が冷蔵庫で冷やされて売っているではありませんか。

 「なんと、話のわかる」

 「富士」の優しい振動に揺られながら、銘酒の小瓶を傾ける。
 最高に贅沢な、豊かな夜が更けていきました。(続く)

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2009.01.06(火)

鉄道

D70_6490-m.jpg

#01 富士・はやぶさ
 ニコンD700、タムロンSP AF28-75mm F/2.8 XR Di、50mm、1/400秒、F7.1、マニュアル露出、ISO200、WBオート

 年末にかけて、あまりに忙しかったため、ブログを更新できないままになってしまいました。
 年越しにあたってのごあいさつもできずじまいでした。

 まずは、遅くなりましたが、2009年明けましておめでとうございます。
 掲載したのは、2008年の撮り納めにして今年の幕開けを飾るにふさわしい、寝台特急「富士・はやぶさ」の栄えある姿です。

 12月26~27日にかけて山口、宇部に出張しました。となれば、山陽本線で廃止迫る「富士・はやぶさ」を撮らないなどということがありうるわけがありません(笑)
 事前には時間がなかったので、宿泊したホテルでノートPCを開き、国土地理院の1/12500地図で撮影地点をロケハン。
 線路のカーブの具合、列車の通過時刻、太陽の方向などを考慮して、小月―長府間の踏み切り付近に目をつけました。
 現地に行ってみたら、少し雑草が気になるものの、なかなか悪くないポイントでした。

 僕より先にカメラを構えていたのは、地元に住む齢80を超えるというじいさん。
 三脚にコンパクトなフィルムカメラを据え付け、白い息を吐いて「よーし」とかいいながら、楽しそうに構図を確認していました(笑)
 ベテランのアマチュアカメラマンで、ニコンのF2、F3、F4と歴代の一眼レフを使ってきたとのこと。

 笑顔が素敵な好々爺。「これがあるからね」とカメラを指し、写真はやめられないという様子でした。
 無事、「富士・はやぶさ」を撮ったあと、僕の撮った写真を液晶画面で確認して、「よく撮れてる」と、僕の背中を叩いて自分のことのように喜んで下さいました。

 楽しい線路際のひとときでした。

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