
まだ日付遅れの記事が続きます。
8月30日、初めて浅草のサンバを見てきました。
各地で豪雨が相次ぎ、東京周辺も不安定な天気が続いていました。
南越谷阿波踊りでずぶ濡れになった教訓も踏まえて、それなりの準備はして行ったのですが...。
#01
ニコンD3、シグマAPO 100-300mm F4 EX DG /HSM、250mm、1/320秒、F5、マニュアル露出、ISO2500、WBオート
まず驚いたのがその混雑ぶり。
気合い不足で遅く起床し、浅草に着いたのはパレードがすでに始まってから30分近くたった頃。
沿道は十重二十重の人垣ができていました。コースに沿って歩くことそのものが大変な状態。高円寺もそうでした。
#02
ニコンD3、シグマAPO 100-300mm F4 EX DG /HSM、185mm、1/50秒、F5、マニュアル露出、ISO400、WBオート、フラッシュ使用
撮影はおろか、見るのもままならない状況なので、時間をかけて前をめざすことを覚悟(笑)
少しでもすいてそうな人垣の最後列に加わり、しばらくカメラはバッグにしまったまま立ち見を続けました。
1時間半かけてやっと前から2列目まで到達し、撮影しました。
ところが、ものすごい勢いの豪雨が何度も襲い、大苦戦しました。
今まであまり記憶にないくらい激しい雨。
踊り子たちは踊り続けるものの、背中の羽根の飾りが水に濡れるといけないらしく、羽根なしで踊るシーンも。
音響機材がトラブルを起こしたのか、音楽なしで演技しているチームもありました。
僕は折りたたみ傘を差し、レインコートを着て、靴も鉄道撮影にいつもはいていく防水のしっかりしたものを着用。
D700はやっぱりこわいからバッグにしまったままにし、バッグにレインカバーをかけました。
D3といえども、こんな豪雨ではまずいのでレインコートをかけて、一応できることはやって撮影に臨んだものの...。
観客が傘を差して見にくくなったこと、雨粒のせいでAFや写りに少し影響が出たこと、カメラ1台体制を強いられ、レンズ交換もできなかったこと、レインカバーをかけたことでカメラとレンズの操作がとてもしにくくなったことにより、撮影は非常に芳しくない結果に終わりました。
そもそも来るのが遅くて場所が確保できなかったことが一番大きいかもしれませんが(笑)
#03
ニコンD3、シグマAPO 100-300mm F4 EX DG /HSM、150mm、1/320秒、F5、マニュアル露出、ISO2500、WBオート
一部観客のマナーの悪さも気になりました。
歩道と車道の境の白線からはみ出さないで観覧してくださいとパレードのスタッフが何度注意して回っても、完全に無視している連中が近くに何人もいました。
そいつらが大きなかたまりとなってはみ出しているせいで撮影のじゃまになったことはいうまでもありませんが、あとから来る観客もそいつらが前に出ているのを見て、同じように前へ前へと出てしまい、ルールを守って観覧している人たちが馬鹿を見るという状況になっていました。
#04
ニコンD3、シグマAPO 100-300mm F4 EX DG /HSM、150mm、1/50秒、F4、マニュアル露出、ISO400、WBオート、フラッシュ使用
マナーの悪い観客に多数のアマチュアカメラマンが含まれていたことについて、ふれないわけにはいきません。
最前列で白線をはみ出していた連中の多くが、デシタル一眼レフで撮影していました。
キヤノン40Dや、僕と同じニコンD3をもったやつもいました。
スタッフの注意も無視して撮影して何が楽しいのか。こういう連中のせいでカメラを趣味にしている人全体が誤解された大迷惑です。
お前ら、同じカメラマンとして恥ずかしいからカメラ捨てろよ。
#05
ニコンD3、シグマAPO 100-300mm F4 EX DG /HSM、100mm、1/50秒、F5、マニュアル露出、ISO400、WBオート、フラッシュ使用
こういう客層の悪さ、マナーの悪さは高円寺や南越谷でも感じました。
今まで東北の有名な夏祭りや四国、九州の有名な祭りを撮影してきましたが、東京の祭りでは飛び抜けてマナーの悪さを感じます。
今までの僕の経験に限っていえば、地方と歴然とした差を感じます。
肝心のサンバそのものは、本場ブラジルから招待した(?)ダンサーたちは、激しいステップでなかなか魅せる踊りをしていました。
ただ、レベルの高いダンサーは全体のごく少数であり、技量の差は激しいものがありました。
サンバについて僕はまったく知りませんが、今回見た限りでは、個人技そのものであり、集団の美というものはありません。
好みの問題ですが、僕は個性を発揮しつつ、集団の美を見せる祭りのほうが好きです。
#06
ニコンD3、シグマAPO 100-300mm F4 EX DG /HSM、185mm、1/50秒、F5、マニュアル露出、ISO400、WBオート、フラッシュ使用
とにかくすごい混雑で、いい場所で見るには1~2時間前から場所取りが必要でしょう。
得られる楽しみに対してかかる労力が大きいイベントといえます。
昨年秋の浅草酉の市以来、いつも驚くことですが、東京の祭り・行事は混雑がひどくて見られたものじゃないということです。
なお、雨対策にもかかわらず、上から水が入ったことで靴の中もすぶ濡れ。レインコートも丈が不十分で、下半身はほぼずぶ濡れ。
カメラバッグのレインカバーによる防水も不十分なようで、中にかなり浸水しており、機材は何とか大丈夫でしたが、バッグは乾くまで数日かかりました。
今後の雨対策を練り直さなくては...。
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