セミナーの最後は、若手鉄道写真家の山﨑友也さんです。
山﨑さんは、中井精也さんとともに、レイルマンフォトオフィスという会社を設立し、ポスター、カレンダーや雑誌の鉄道写真を撮っている人です。
中井さんのほうは、カメラ雑誌「CAPA」に鉄道写真のコーナーを持っていることや、「1日1鉄」というブログをやっていらっしゃることで前から知っていました。
昨年12月に新宿のペンタックスのショールームで開かれた氏の写真展では、大変気さくにお話していただき、たくさんのことをお聞きしました。
あまりに忙しくてそのことをブログに書けなかったのは残念です。
その中井さんも参加者席の最前列右端に座っていた(笑)、山﨑さんのセミナー。僕の予想を超えて、会場は満席。僕はなんとか座れたものの、立見が出ていました。
音楽に乗せて写真をスクリーンに映写し、しかもその写真に漫画のように吹き出しを入れるなど、新しい趣向で表現する山﨑さん。会場からはたびたび笑いが起きました。
素晴らしい作品を紹介するだけでなく、撮影時の失敗談の数々を披露し、やはり笑いを誘っていました。
このセミナーでは、正直「勉強になった」というより、プロでもこんな失敗をするんだ、と親しみがわきました(笑)
駅と夜空の星の軌跡を撮ろうとしていたら雲が立ち込めてきて星が見えなくなったとか(笑)、
あるカメラの広告の仕事で、N700系を撮ろうと夜明け前に新幹線車輌基地に行き、ちょうど朝方の光を反射した美しい光景が撮れると思って待ち構えたら、陽が差す前に発車してしまった(笑)とか、
東京駅で、雨の中朝方のきらめきを受けながら走って来る新幹線を連写しようとしたら、単写モードになっててて失敗とか(笑)、
同じ鉄道写真を撮る者として、経験したことのあるミスの話も多く、とても共感しました(笑)
山﨑さんがトワイライトエクスプレスに乗車した時に撮った、切符の写真。
ゴージャス感を出すために、客室に備え付けの灰皿を使い、ランプの灯りを反射させて撮ったというのは参考になりました。
セミナーの最後には、東急井の頭線沿線を一日歩いて撮った写真をスライドショーで披露。「スナップの基本レンズは35mmだと思う。50mmでは長過ぎて、被写体に寄らなくなる」と、単焦点レンズを付けたカメラを片手に歩いたそうです。
笑いの連続のセミナーでしたが、よりよい写真へのこだわりを随所に感じさせた山﨑さんのお話でした。
(続く)



コメントする