2008年3月アーカイブ

2008.03.31(月)

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 いよいよ最終回です。
 芸術的観点で撮ってきたコンパニオンのポートレートですが、最後はコンパクトフラッシュなどメモリーカードの大手・サンディスク社1社を1回分あてての扱い。

 きわめて個人的、主観的な話ですが、同社ブースは会場の中でも一つ飛び抜けていました(笑)


DSC_5901.jpg カメラを向けた時のノリのよさも抜群。
 この手の撮影には慣れない僕でも、キチッとポーズを決めてくれたので撮りやすかったです。
DSC_5496.jpg 同社ブースは時間ごとに彼女たちによるプレゼンテーションや撮影会などのプログラムがあり、その際はカメラマンが殺到して異様な雰囲気になっていました。
 僕は、その中に加わるのではなくw、それ以外の時間にブース周辺でカタログを配っているところで撮らせてもらいました。
DSC_6014.jpg 最後は、同社ブースのエンディング。例によってすごい人だかりで、やむをえず頭上に掲げてのライブビュー撮影でした。
 連載初回のトークショーを除けばすべて、3月22日の1日の内容を延々と書き綴ってきたPIE2008リポート。
 写真家たちのセミナーはとても勉強になったので、参加してよかったです。
 その分各社ブースの製品をじっくりとは見られなかったのが残念。まあ今年は目玉がなかったのでよかったかもしれませんが。
 来年も参加するかもしれません。
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2008.03.30(日)

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 前回に引き続き、コンパニオンのポートレートを。

 日頃からこのブログ「日々雑感」をお読みのみなさんにはいうまでもないことと思いますが、念のためひとこと。

#01 ニコン

 これらの写真は、女性のポートレートという、芸術的観点から撮られたものです。
 「日々雑感」のイメージが変わった、などということはゆめゆめなきよう(笑)

DSC_6006.jpg これはいわゆる、「お見送り」写真。
 しかし、終了時間となると各社ブースともカメラマンたちでひしめき合い、いいポジションはとれませんでした…。 

#02 ニコン・お見送り


DSC_5546.jpg 敵陣・キヤノンブースでも果敢に撮影(笑)

#03 キヤノン


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 オリンパスブースでは、水着モデルが同社のコンパクトデジカメ・μシリーズをアピール。ステージ付近は異様な熱気に包まれました。

#04 オリンパス
(※)芸術的観点から撮っていますw


DSC_5982.jpg シグマブースでは、120-300mm F2.8でモデルを試写。
 壁の前ではなく、背景が抜けるアングルで撮らせてもらえばよかったと後悔。

#05 シグマ


DSC_5996.jpg コニカミノルタのカメラ事業を引き継いだソニー。

#06 ソニー

 いよいよ、PIEリポートは次回最終回を迎えます(笑)

(続く)

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2008.03.29(土)

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 いよいよ、PIEリポートも終盤です。
 一部の方は、今回のリポートを今か今かと待っていたかもしれませんが(^^;

 会場の各社ブースには、いわゆるイベントコンパニオンなる女性たちがおり、カタログの配布などをしていました。

#01 富士ゼロックス


 彼女たちは、カメラを向けると快くモデルになってくれることから、会場の随所がまるで撮影会に…。
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#02 カシオ

 一部のメーカーのブースではコンパニオンによる製品のプレゼンテーションなどのプログラムが組まれ、そこはカメラを持った人…というより男たちですごいことに…。


   こういう博覧会に初めて来たので、そういう光景も初めて目にしてちょっと引きましたが…。 

 結局僕も撮ってきました(笑) 


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 今まで僕がしてきた人物撮影は、祭りで踊る人をはじめ、街角のスナップでした。
 今回のように、多くは被写体となる人物と1対1で対面し、時にはコミュニケーションもしながら撮るというのはめったにないことでした。

#03 パナソニック

DSC_5528.jpg  というわけで、その写真を何枚か披露してみたいと思います…。
 初めてのこの手の撮影としては、上出来ではないかと思うのですが。

#04 ナナオ

(続く)

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2008.03.28(金)

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 時間がたくさんあれば、普段使わないメーカーのカメラをじっくり触ってみたかったのですが、駆け足で回らざるをえませんでした。

 今回はニコン以外のメーカーをまとめて(笑)

 タムロンは、レンズの無料清掃をやっていました。本当はお願いしたいのですが、まったく時間がありませんでした。
 この写真を撮影したのもタムロンレンズです(笑)

DSC_5549.jpg  キヤノンブースにも、命の危険を冒して乗り込みました。
 写真を見ても分かるとおり、高台にずらりと並んだキヤノン砲からの一斉砲撃を受け、肩を負傷。
 なんとか敵陣にたどり着き、D3を肩から提げて一歩入り込むと、一瞬にして付近は緊張に包まれました。
 …、すみません、全部嘘です。

  EOS 1DMarkⅢを触りましたが、操作方法がほとんどわかりませんでした(笑)。露出をまったく変えられませんでした(笑)

DSC_5914.jpg  オリンパスブースでは、Nゲージのレイアウトが設置され、一眼レフでの撮影体験ができました。
 ここもチラッと見ることしかできませんでしたが…。

 今回、比較的ゆっくりと見たのは、シグマとベルボンのブースでした。
DSC_5539.jpg  レンズメーカーのシグマでは、話題の超キワモノレンズ、200-500mm F2.8が展示され、撮影を体験するコーナーがありました。
 重さ15.7kg、定価は250万円です(笑)
 やはり時間がなく、体験は見合わせました。

 それより、以前から興味がある120-300mm F2.8をD3に付けて試写。
 カメラ店でもできることですが、狭苦しい店内ではなく、広い会場で女性をモデルに撮影してみることもできるのがいいところです。
 でも、結論からいえば、僕の撮影スタイルではやはり2.6kgという重さがネックとなるレンズです。
 普段使っている同社の100-300mm F4の1.4kgより1.2kgも重い。
 撮影は常に徒歩を基本として、歩きながら頻繁にレンズ交換もするので、ちょっと無理だなと思いました。

 僕も愛用する三脚メーカーのベルボンには面白い製品がありました。
DSC_5508.jpg  一つは、超望遠レンズを使って三脚撮影する際のブレを防止する、「レンズサポート」。鉄道写真家・広田泉さんがアドバイザーを務めて開発されたものです。
 カメラのボディとレンズの三脚座の両方を一体化させる形で取り付ける道具で、ミラーショクによるブレを大幅に低減するとしています。

 三脚に取り付けるのはボディか、三脚座かという問題には広田氏も悩んでいたといい、自身のブログで、実証の結果ボディに付けたほうがブレを低減できると語っています。
 カメラ雑誌「CAPA」誌上では、以前から馬場信幸、西平英生両カメラマンが、「三脚座に付けてもブレを低減できないばかりか、ブレを増幅する。ボディに付けるのが正解」と結論づけています。

 発売予定の「レンズサポート」は、この二者択一の問いを超えた、ブレ低減策の決定打として期待されます(笑)
 広田氏自身、試作品を使ってみて、大幅にブレを低減できたとか、600mmのレンズを手持ちで使ってブレなかったとか、これからは華奢な三脚でも大丈夫などと豪語しています。本当でしょうか(笑)

DSC_5511.jpg   もう一つ注目したのは、デジタル水準器。気泡ではなく、LEDの発光で水平を知らせるというものです。
 写真のように、ホットシューに取り付けるのは従来の水準器と一緒。
 これを縦位置にしてもちゃんと機能するのもすごいです。
 夜の撮影でも威力を発揮します。

 なかなかいいですが、さすがにファインダーを覗いた時にまで光が見えるということはありませんでした。位置からして当たり前か(笑)
 電池を交換する必要があるのもやや面倒か。

(続く)

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2008.03.27(木)

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 日時を詐称しながら更新を続けるPIEリポート。もはや読んでる人はいないだろうな…。まあ、自分の記録、日記として綴っていきましょう。

 今回はかなりセミナー中心に回ったため、各社のブースはほとんどじっくり見ることができませんでした。残念です。

 ニコンのブースもチラッと見ただけ。
 時間があればじっくり聞きたかったのは、高機能を誇るRAW現像ソフト「Capture  NX」の講座。期間中何度も開いていました。
 僕はセミナーとセミナーのたった15分の合間に少しのぞいただけでした。

 写真家の小山伸也さんは、雑誌のフォトコンへの投稿を審査している経験から、「アンシャープマスク。みなさん、かけ過ぎ!バキバキになってます」。
 どっと笑った聴衆に向かって、「みなさん笑ってますけど、かなりかけて、結構きれいだと思ってませんか?」。

 全部にかけるのはまずいと指摘し、乳児の作例で、NXの選択ブラシを用いて瞳だけにアンシャープマスクをかける実演をしていました。
 この写真はライブビューで頭上に掲げて撮ったものです。

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 また別の時間に中央ステージで講師を務めていたのは、写真家の三浦健司さん。
 トークがあまりにも軽妙で、うさんくさいほど(笑)
 よほど話し慣れているのでしょうね。予備校教師みたいでした。

 アシスタント役として共演していた女性(佐藤岬さんというらしい)が海外旅行で撮った写真(しかも他社製デジカメでw)を素材にレタッチ。
 「傾きを直して、砂浜の色は変えずに浅瀬の海のブルーをもっと…」などという注文に、悩んだふりをして「岬ちゃんのお願いだから何とかしましょう!」みたいなノリで、差し棒持って解説してました(笑)

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 主力製品のプレゼンテーションでは、オペラ歌手?の歌声に乗せて、D3を紹介。ちょっと仰々しいのでは、と思いました(笑)
 プレゼンのためとはいえ、女性のD3の持ち方はやはり落ち着かない(笑)
 やつぱり一眼レフカメラは構えるものですね。

(続く)

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2008.03.26(水)

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 セミナーの最後は、若手鉄道写真家の山﨑友也さんです。
 山﨑さんは、中井精也さんとともに、レイルマンフォトオフィスという会社を設立し、ポスター、カレンダーや雑誌の鉄道写真を撮っている人です。

 中井さんのほうは、カメラ雑誌「CAPA」に鉄道写真のコーナーを持っていることや、「1日1鉄」というブログをやっていらっしゃることで前から知っていました。
 昨年12月に新宿のペンタックスのショールームで開かれた氏の写真展では、大変気さくにお話していただき、たくさんのことをお聞きしました。
 あまりに忙しくてそのことをブログに書けなかったのは残念です。

 その中井さんも参加者席の最前列右端に座っていた(笑)、山﨑さんのセミナー。僕の予想を超えて、会場は満席。僕はなんとか座れたものの、立見が出ていました。

 音楽に乗せて写真をスクリーンに映写し、しかもその写真に漫画のように吹き出しを入れるなど、新しい趣向で表現する山﨑さん。会場からはたびたび笑いが起きました。
 素晴らしい作品を紹介するだけでなく、撮影時の失敗談の数々を披露し、やはり笑いを誘っていました。
 このセミナーでは、正直「勉強になった」というより、プロでもこんな失敗をするんだ、と親しみがわきました(笑)

 駅と夜空の星の軌跡を撮ろうとしていたら雲が立ち込めてきて星が見えなくなったとか(笑)、

 あるカメラの広告の仕事で、N700系を撮ろうと夜明け前に新幹線車輌基地に行き、ちょうど朝方の光を反射した美しい光景が撮れると思って待ち構えたら、陽が差す前に発車してしまった(笑)とか、

 東京駅で、雨の中朝方のきらめきを受けながら走って来る新幹線を連写しようとしたら、単写モードになっててて失敗とか(笑)、

 同じ鉄道写真を撮る者として、経験したことのあるミスの話も多く、とても共感しました(笑)

DSC_5928.jpg  ためになる話もありました(笑)
 山﨑さんがトワイライトエクスプレスに乗車した時に撮った、切符の写真。
 ゴージャス感を出すために、客室に備え付けの灰皿を使い、ランプの灯りを反射させて撮ったというのは参考になりました。

 セミナーの最後には、東急井の頭線沿線を一日歩いて撮った写真をスライドショーで披露。「スナップの基本レンズは35mmだと思う。50mmでは長過ぎて、被写体に寄らなくなる」と、単焦点レンズを付けたカメラを片手に歩いたそうです。

 笑いの連続のセミナーでしたが、よりよい写真へのこだわりを随所に感じさせた山﨑さんのお話でした。

(続く)

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2008.03.25(火)

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 リポート4回目は、写真家・榎並悦子さんの「ワンランクアップするための写真術」です。

 榎並さんは社会的な視点を持ったスナップや、祭りなどの社会風俗を得意としている写真家。僕も、共通する問題意識を持っています。

 今回も、印象的だったことがらについて書き連ねてみました。

視点を変えて花も時には裏側から撮ってみるのもいい。その際マクロレンズはボケを大きくすることができる。

■人物も…時には下から仰いで撮ると、存在感を大きく撮れる。

夜景撮影は夜行ってはだめ…夕刻、日が落ちる直前でないと、空が単色になってしまう。光がまだあるうちがきれいな色になる。

撮る時のイメージをつくっておく…ファインダーをのぞいた時には自分の世界をつくりあげておく。デジタルの後処理に頼らない。

広角レンズで漠然と撮ってしまう危険性…ワイドで撮ると何でも入ってしまう。写真は引き算。自分が寄る、角度を変える、立ち位置を変える。タテ、ヨコの切り替え。こうして画面を整理していく

雲ひとつない青空のアクセント何もないと空が間抜けになることも。自分が下がって、あえて周りの木の葉を入れて変化をつける。

影で表現する…天気のいい日は影に注目を。普段見過ごしているものが見えてくる。街灯を、てっぺんまで入れずに長く伸びた影で表現するなど。

ショーウンィドーへの映り込み…道路を挟んだ反対側の建物の映り込みを利用するなど。

 やはり、初心者を対象とした内容という感じで、僕もすでに知っていることもあったので、それは省きました。
 しかし、一つひとつが大事なことだと思いました。

(続く)

 

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2008.03.24(月)

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 長丁場となりつつあるPIEリポート。3回目は、写真家を講師とした講座、「レベルアップセミナー」です。
 会期中にいくつものセミナーが開かれました。僕は22日の1日だけで3つのセミナーを受けました。ですから大忙しでした。

 今回は、自然風景写真家の米美知子さんの「素敵なネイチャーフォトの撮り方」です。
 米さんは、PIEの各社ブースのイベントコンパニオンたちが尻尾を巻いて逃げ出すほどの美人。
 そのせいかどうかはわかりませんが(笑)、開講時間ぎりぎりに駆け付けたところ、座席はすべて埋まり、すでにおびただしい数の立見人がいました。

 僕が着いた時には米さんのあいさつはほぼ終わり、スクリーン映写のため明かりが落ちてしまいました。米さんのまともな写真は撮れませんでした(笑)。

 このセミナーを受けたのは米さんが美人だからでは決してなく(^^;)、風景写真が、僕がまだ得意でなく、これから深めていきたいと思っている写真の分野の一つだからです。
 セミナー全体がやや初心者を対象としているようでしたので、風景写真への入門にはちょうどいいだろうと思ったのです。

 どのセミナーもそうでしょうが、米さんが自分の作例を映しながら、撮影技法などについて解説していきました。その中で、印象に残ったことを書き連ねてみました。

森の木立ちの写真…手前から奥へ、だんだんと奥行きを感じさせる撮り方も一つの手法。あるいは、木の並びの美しさを表現するためには、背景はなるべくすっきり。手前の木で隠すことで背景を整理する。

雨が振ったあとの新緑…PLフィルターを使って反射を取り除くことで、色が鮮やかになる。

広大な風景写真のピント位置…いい加減に決めない。つい真ん中にしてしまいがちだが。メリハリのある絵になるように最適な位置を考えて入れる。

霧の撮り方…霧は動いているから、1/4秒などあまりのスローシャッターではもやっとしてしまう。絞り優先で撮るときもシャッタースピードに注意して。

太陽が自分の真上にあるような時の撮影…傘をさすなどして、自分とカメラを日陰にすることでフレアの発生などを防ぐことができる。

霧に撮らされない…霧は幻想的だが、それを撮るだけでは画面がぼやっとしているだけ。樹木など、何かはっきりしたものをポイントとして配置する。

霧に望遠は要注意…望遠レンズで撮ると、それだけ霧が濃くなるのでぼやっとしてしまう。むしろ広角のレンズを使って自分が近づいたほうがよい。

木洩れ日の光芒の撮り方…光芒は、太陽の光が葉っぱに遮られてできるので、自分が動くことで形を作り出すことができる。いい形になるように自分が動く

水面の映り込み…主要被写体の背景に、水面の映り込みを配すると、被写体が強調される。

多くの同質のもののなかの、異質なものの存在…赤い花の中に黄色の花があると、そこに目がいってしまう。黄色の花が主役でないのなら、少し赤い花で隠し気味にするなど、存在を控えめにするほうがよい。

多重露光による表現…全く同じ構図で、1枚目は普通にはっきり撮る。2枚目をピントを大きくぼかして撮る。この時、露出はマイナスで撮るのがセオリーとされているが、花の場合はハイキーのほうがきれいなので、むしろプラスで撮ることが多い。

水辺のさざなみ…1/15秒くらいできれいに止まる。水面の映り込みだけでなく、何かをポイントに入れる

背景の色、バランス…自分が動いて変える。ポイントとなるものの位置は黄金分割で。

渓流…スローシャッターで撮ると、目で見た時にはそうでなくても、思いがけずきれいな動きになることがある。

滝の撮り方…岩と水だけでなく、季節感を感じさせるものを。

美しいブルー…ホワイトバランスの変更で強引にブルートーンにするのでなく、青空の反射など、自然条件が生み出すブルーを撮れると素晴らしい(作例=太陽が雲から顔を出した瞬間の氷筍の写真)。

梅など、花がまだ7分咲きな時アップにすると寂しいので、引いて周りの風景も入れるといい。

ネイチャーフォトに「階段」など人工物を入れる場合…木の枝で少し遮るなどして、存在感を和らげるといい。

 初心者としては、かなり勉強になりました。

(続く)

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2008.03.23(日)

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 22日、PIEの最終日は始めから閉幕までじっくり参加してきました。
 今回お伝えするのは、レンズメーカーのタムロンのブースで開かれた、鉄道写真家・広田泉さんと、女性ではとても珍しい鉄道写真家、フォトライターの矢野直美さんのトークショーです。

 熱心な鉄道ファンには説明不要ですが、広田さんはあの広田尚敬さんの息子さんです。
 矢野さんは、2000年から鉄道の旅行写真を中心に撮って書く活動をしている方です。
 余談ですが、僕は津軽鉄道車内で矢野さんと出会ったことがあります。

 広田さんは39歳。矢野さんは年齢未公表(笑)ですが、若手二人のトークはテンポよく実に軽妙です。

 まあ例によって、メーカーブースだけに話はタムロンレンズのヨイショから始まるのですが(笑)、その中で印象的だった話を。
DSC_5630.jpg  人を撮る時に、露出を調節するのにもたもたすると相手がじれてしまうという話で。矢野さんは、自分の得意な絞り値をもっておくといいとお話していました。

矢野 絞り値を、自分の得意技…、この状況では2.8だといくつで(シャッタースピード)切れるなという得意技の絞り値を持っておくと、いざという時に被写体の人に嫌がられないなと思います。
広田 なるほどね。普段は絞り優先で撮るんですか?
矢野 はい、絞り優先ですね。
広田 それで、だいたい今は1/30が切れるなとか、1/60が切れるなとか。(絞りを)2.8に固定することによって、シャッタースピードが出てくるっていう。

 撮影旅行の下調べの話では、矢野さんは事前に十分に下調べして、旅先では頭を使わずに感じたままに撮りたいと話しました。それに対して広田さんは…。

広田 僕は下調べなんにもしないんですよ。時には時刻表や地図すら持たずに出かけちゃうんですよ。
 直接行って、感じたものをそのまま撮ろうという。
矢野 でも、それ車だから。
広田 あ、そうですね。
矢野 最終列車なくて無人駅で泣きそうになるとか、一度してみるといいと思いますよ。

 暗闇の中、道に迷ったあげく、地元のおばちゃんの車に助けられた話をした矢野さん。さらには…、

DSC_5631.jpg 矢野 パトカーに救われたこともあります。道に迷ってたら、「県民の安全を守るのが仕事ですから」と助けてくれました。そこの県民ではなかったんですけど…。「国民の安全をまもるため」といわれて…。
広田 僕たちだったらそんなこといってもらえない気がする。
矢野 パトカーの運転士さんが…、
広田 パトカーの運転士って、すごい言い方ですよね(笑)

 パトカーを交通手段かのようにいう矢野さんに、聴衆からも笑いがおこりました。
 その後も、期間中複数回行われたこのトークショーに、矢野さんが時間が近づいてもなかなか現れず、来たと思ったら転んだなど、 相当天然ボケな人柄が広田さんの口から明らかにされました(笑)。
 タムロンの28-300mmレンズの手振れ補正効果や高倍率ズームレンズの利点など、持ち上げの話題(笑)のあと、鉄道写真の幅広さについてひとしきり話に。

DSC_5664.jpg 矢野 鉄道写真っていろんな世界があるんですね。
 私、一番最初に写真展をやった時に、一輌編成のディーゼルカーの影が雪原に落ちているのを車内から撮った写真を展示したんですが、会場で必ず「列車はどこに写っているんですか」って聞かれるんです。
広田 はい、はい。
矢野 例えば、ホームにサンショクスミレが咲いていたりとかも鉄道写真ですし。旅をした時に見上げた空とかもそうですし。
広田 はい。その時に食べたものでも、出会った人でも、沿線を歩いてても(矢野「そうです、そうです」)、全部鉄道写真ですもんね。
矢野 なんです、なんですー。本当に広いなーって思いますね。

 この鉄道写真の幅広さの話については、僕も全面的に共感しました。
 鉄道写真を、単に走っている列車の写真から、鉄道を交差点として交わる人々や自然、生活といった総体的な情景として撮ることの先駆けとなったのが、広田尚敬さんです。
 その息子である泉さんも、矢野さんも、そして僕のようなアマチュア鉄道写真家たちも、その影響を受けて鉄道写真にあこがれをもっているんだなと思いました。

 お二人は終始こういった調子で、滞ることのないまさにラジオの生放送さながらのトークショー。
 実父の広田尚敬さんが、

「知識、愛情、感性、声のはり、間のとり方、集まってくださった方々との一体感、集引力、アイディア、顔と背丈、よい意味での自信、どれもが一級品です」(広田尚敬さんのブログ、2008.3.22付け記事より引用)

と、このように手放しでほめるほどでした。
 また聞きたいですね。

(続く)

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2008.03.22(土)

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 19~22日に東京・有明の国際展示場(ビッグサイト)で、Photo Imaging Expo 2008が開かれました。
 アジア最大の写真関連商品総合展示会です。要するに、ニコン、キヤノンを筆頭に、カメラ、レンズ、三脚、バッグ、プリント用紙等々、写真に関する商品のメーカーが一堂に会する大展覧会です。

 商品の展示だけではなく、プロの写真家による講座や、各メーカーのブースでも写真家あるいは有名人によるトークショーなどが数多く開かれます。

 仙台にいる間はこういう機会に恵まれませんでしたが、東京に戻ってきて、初めてこの手の展覧会に参加してきました。

 参加したい講座がたくさんあり、昼食ぬきにしてもブースを見る時間があまりとれないなど苦労しましたが、楽しかったです。
 今回のエキスポを通じて、今まであまり経験のない、自然風景と女性ポートレート(笑)の写真への関心が強まりました。
 そのエキスポの模様を、何回にも分けて報告したいと思います。まあ、終わったあとではあまり読む人もいなさそうですが。

 
 まず今回お伝えするのは、ニコンのブースで20日午前にやっていた、鉄道写真家の広田尚敬さんと、写真家の小山伸也さんのトークショーです。
 20日は僕は出勤になってしまったのですが、仕事は午後からだったので、午前中このトークショーだけのぞいてきました。
 なお、写真は、事情によりこの日カメラをまったく持ってなかったので、携帯でとりました。
 広田さんは鉄道写真の第一人者として有名。小山さんも鉄道写真をよく撮るそうです。

 今回僕は広田さんを初めて生で拝見しました。
 ニコンの企画ということで、終始D300を持ち上げるトークが展開されましたが(笑)、その中にも面白い話がたくさんありました。

 D300のAF性能が優秀だという話で、広田さんが撮った、駅に進入してくる列車のパンタグラフの写真がスクリーンに映し出されました。
 PS13型というパンタグラフが好きだという広田さん。D300で撮った写真が、ことごとくピントがきていると強調していました。
 しかも、「このカメラを開発した人は鉄っちゃんなんだってね」と秘話(?)まで明かしていました。

 広田さんは、撮影に三脚はほとんど使わないと話していました。

広田 基本的に手持ちです。自然条件は刻々変わるじゃない。三脚立ててじっくりというのは、僕にはちょっと合わない。

 さらに、撮影地で、広田さんとは知らないアマチュアカメラマンと次のような会話をしたという話を(笑)。

アマ 君ねぇ、何で三脚持ってこないの。
広田 いや、僕あんまり使わないんですよ。
アマ 君ねぇ、鉄道どのくらい撮ってるの。
広田 いやー、そんなに長くはないんですけど。
アマ 俺が鉄道の撮り方教えてやるよ。
広田 そうですか。ぜひ。
アマ 露出はわかるか。
広田 いえ、まあちょっと。
アマ いいか、露出はな、こうやるんだ…。

という具合に、広田さんに手取り足取り「教えて」くれたそう(笑)。

 広田さんは、そういう場合、謙虚にそのカメラマンから撮り方を「教わり」、こういう撮り方もあるんだなと勉強するそうです。さすがですね。

 そのあと、ピントの話に。

広田 やっぱり写真はピントですよね。意識的にはずすこともあります。それもピントです。シャープに撮るのも。
 ピントがいい写真って気持ちがいいじゃないですか。
 そして、いい写真を撮るには、カメラとレンズを信頼すること。そして慣れること。この2つに集約されると思うんです。
 もう一つ大事なのは、自分を、自分の感性を信頼することですね。

 D300の高感度画質も素晴らしいということで、夜の踏み切りで東海道本線のE231系をISO3200で撮った写真を映し、ここまで撮れたら無敵だと絶賛する広田さん。

 このあと、銚子電鉄の「鉄子の旅」ペイント列車の出発式を取材した時の写真を映し、テープカットをしている女性タレントの名前がわかる人、と会場によびかけました。
 意外なことに誰も答えようとしなかったので、僕が「豊岡真澄さん」と答えてしまいました(笑)。これが広田さんとの初会話でした(笑)。

 北海道の標津で出会った元SL機関士の写真を見ながら、広田さんは人物スナップ撮影の話を。声をかけて撮らせてもらった時のことを話しました。

広田 ポートレートは構えると免許証の写真になってしまうので、タイミングよく、返事をもらう前に撮ってしまう。
 この方は態度で撮らせてくれるなとわかりましたので。
小山 先生は、鉄道員の方々、乗客の方々をずいぶん撮られていますよね。
広田 撮られてああよかったという写真にしたい。これは列車もそう。列車がこんなにかっこよく撮ってくれて幸せだと思えるように撮ります。だからトラブルはないです。

 興味深かったのは、モノクロ写真を撮る時とカラーとの違いでした。駅のそばの自転車置き場の写真を例に…。

広田 この自転車はカラーだと存在感があるのですが、モノクロだともう少し近づかないとよくわからない。
 だから接近して撮りました。

 止別駅構内のラーメン屋の窓際、花瓶の花など色々なものが並ぶ光景の写真では…。

広田 カラーの写真は色彩を印象的にするために(花に)接近して撮っている。モノクロは雰囲気出したいから、引いて撮った。駅舎の雰囲気を出すために。花に接近した写真をモノクロで撮ると、色がなくて寒々しくなってしまう。
小山 撮り方が違うんですね。

 最後にいい鉄道写真を撮るには、と小山さんから聞かれて。

広田 安全第一に撮ることが長く、いい写真を撮る秘訣です。

 広田さんは三脚をあまり使わないという点は僕と違います。僕は、やはり鉄道写真でも構図を厳密に決める必要から三脚が必要だと思っています。
 ポートレートを撮る時の意識は、僕も心がけていることと共通していました。その人の雰囲気から撮らせてくれるかどうか察する、そして相手に身構えさせないうちに撮ってしまう。一応、僕も気をつけています。
 そして何より、相手が撮ってもらってよかったと思える写真を撮る、これも僕も一番大切にしていることです。
 カラーとモノクロの撮り方の違いはとても勉強になりました。

(続く) 

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2008.03.21(金)

鉄道

 去る15日、JRのダイヤ改正が行われました。
 最近のダイヤ改正は、悪いこと、寂しいニュースばかりですが、今年も残念なニュースが目立ちます。

 例によって僕の関心に沿って見てみたいと思います。
 JR各社側の押し出しとはまったく目の付け所がかみあっていません(笑)。

【主要トピック】

DSC_2977.jpg(1)寝台急行「銀河」廃止
(2)寝台特急「なは」「あかつき」廃止
(3)寝台特急「日本海2・3号」廃止
(4)寝台特急「北斗星1・4号」の休止

 北斗星の休止を除いて、利用客減少を理由にした寝台列車の廃止が相次ぎました。
 「銀河」は廃止すべきではありません。詳しくは、「銀河」について書いた記事を参照してください。
 これでとうとう、東海道、山陽本線から九州へ向かう寝台列車も「富士」「はやぶさ」だけとなりました。
 まさに風前の灯です。

【JR東日本
(1)中央ライナーを183系からE257系に置き換え

 房総特急からの撤退に続き、いよいよ183系の活躍の場所がなくなっていきます。都心部では埼京線の205系などを除けば「国鉄型」の走る姿が見られなくなりそうです。

(2)京浜東北線の209系をE233系に置き換え開始

 JR発足後の新型車輌、209系すら追われる日がやってきたのですね。
 国鉄型好きとしてはそれほど魅力を感じないものの、方向幕なのはポイント高いです。
 どこかに転属して、また国鉄型を淘汰するのでしょうか。いまのところ、京葉線への転属が考えられるようです。

【JR東海】
DSC_4421.jpg東海道新幹線でN700系を大増発
 これにより、500系が今後「のぞみ」から撤退していきます。500系がもう追われるなんて、時がたつのは早いですね。
 N700系には先日の愛知出張の帰りに初乗車しました。
 新幹線初の振り子式車輌。窓側席には必ず電源差込口があります。
 乗り心地はなかなかよかったです。

【JR西日本】
(1)「おおさか東線」 放出─久宝寺間開業
 大阪圏は鉄道的に僕がとても弱いエリアの一つです。まあいつかは乗ってみたいです。
 ネーミングは×。自治体名もそうですが、安直にひらがな表記にすることで新しいイメージを装うのはいい加減にやめてほしい。

(2)高山本線「婦中鵜坂」臨時駅開業
 2006年10月から活性化の社会実験が行われているようで、その一環とてしの臨時駅の設置です。  

 【JR北海道】
北海道新幹線工事が開始。寝台特急の時刻変更も
 「北斗星」については、前述のとおり。
 このほか、「トワイライトエクスプレス」などの札幌到着時刻が繰り下げられます。撮影する際には注意が必要です。

【JR四国】
PICT0718.jpg(1)キハ28、58、65が定期運用から離脱
 ついに、国鉄型気動車の宝庫だった四国にもこの日が。秋までには完全撤退するそうです。
 うーん…。これは、ニコンD3の本領発揮の機会も兼ねて、6年ぶりに阿波踊りを観に行くしかないか!?

(2)特急列車の全席禁煙化
 煙草は周囲の人に健康上の悪影響を与える上に、衣服への臭いの染み付きもひどいものがあります。
 全面禁煙化は当然です。

【JR九州】
(1)日田彦山線に新駅「歓遊舎ひこさん」駅開業
 道の駅と併設だそう。新規開業はいいが、ひらがなはやめろと。

(2)鹿児島本線筑前新宮駅を、「福工大前」駅に改称
 僕は反対です。 

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2008.03.16(日)

鉄道

DSC_5095.jpg

 15日はJRのダイヤ改正日でした。
 その前日の14日を最後に、東京と大阪を結ぶ寝台急行「銀河」が廃止され、59年の歴史に幕を閉じました。

 テレビでずいぶん取り上げられていたようなので、ご存知の方も多いでしょう。
   新幹線の最終より遅く出て、始発より早く目的地に着くということでニーズのある列車でした。
 廃止ありきではなく、車内販売などのサービスの復活、向上、車内設備の改善や料金の見直しなどを行えば十分存続は可能と思われます。これは寝台列車全般にいえることです。
   利便性や公共交通機関としての社会的責任を第一とはしないJRの姿勢には相変わらず腹が立ちます。

DSC_5250.jpg  東京の「銀河」の発車は23:00。この日は金曜で、遅くまで東京駅はにぎわっていました。
 列車が廃止されるたびにおなじみの光景ですが、東京駅のホーム階段の下にある電光掲示板で、「銀河」の表示をデジカメやカメラ付き携帯で撮る人の群れがありました。
  DSC_5261.jpg  人の群れを見て、「あれは何だ」と近づいた人がまた群れを形成するといった感じです。

 「あさかぜ」「さくら」、「出雲」の廃止の時には、僕はわざわざ仙台から駆けつけ、10番ホームで見送りました。
DSC_5307.jpg  今回は初めて、「銀河」が発車する10番ホームの隣り、一段高いところにある東北・上越新幹線が発着する20番ホームから「銀河」の発車間際まで撮影することにしました。

 いつものことながら、10番ホームは阿鼻叫喚。写真を見ればわかりますが、詰め掛けた鉄道ファンがホームからあふれそうです。「あさかぜ」などの時は僕はそこにいました(笑)。
DSC_5357.jpg

 今回はそれを20番ホームから眺めました。目の前「銀河」がいる10番ホームと違ってやはり距離があり、(比較的)穏やかな雰囲気でした(笑)。

 

 もちろん、たびたび新幹線が到着し、「銀河」が隠れてしまい、新幹線が回送されて再び「銀河」が姿を現す、の繰り返しでした。
 ここから撮ることの一番の、というか唯一の長所は、編成の全体が一応撮れることです。

DSC_5329.jpg  発車前に機関士に花束が贈られました。
 望遠で機関車の窓のあたりを撮ると、花束を抱えた機関士の姿がうかがえました。

 そうこうするうちに、あっという間に発車が迫りました。
 僕は20番ホームをあとにして10番ホームに下りました。
 「あさかぜ」「出雲」に比べれば、列車の等級も格下だし、知名度も低いのですが、見送りに来たファンの数はむしろ増していたようにも思いました。
   いよいよ東海道の夜行列車が風前の灯という危機感もあるかもしれませんし、「鉄道ブーム」の影響も大きいかもしれません。あ、ハナキンの影響もかもしれませんが(笑)。

 来てほしくはなくても、その時は来てしまいます。
 「寝台急行銀河号、まもなく発車します…」
 アナウンスのあと、長い発車ベルが鳴り終わりました。

DSC_5392.jpg  ホームから沸き起こる拍手とほぼ同時に、
 「ピーィッ」
 列車を牽引するEF65が普段よりずっと長い汽笛を鳴らすと、ゆっくりと「銀河」は東京駅10番ホームを滑り出して行きました。

 テールマークとテールランプが遠ざかって行き、ホームには鳴り止まない拍手と、「ありがとう」の歓声が響きました。

 僕は遅ればせながら、2月にこの「銀河」に上下とも乗車しました。
 夜汽車の旅の味は格別でした。
 繰り返しになりますが、サービスの向上や新幹線と逆転してしまった料金の是正などを行って運行を継続してほしかったです。
DSC_5114.jpg  とうとう、東京駅から発着するブルートレインは「富士」「はやぶさ」だけになってしまいました。
 それも廃止が検討されているとの情報があります。絶対にやめてほしいです。

 余談ですが、ニコンD3の威力は今回のような夜間の駅での撮影にも発揮されました。
 D2Hで撮った「あさかぜ」などの廃止時の写真と比較すると違いは一目瞭然です。
 D2HのISO800より、D3のISO6400のほうが素晴らしい画質です。
 この記事のトップの写真は、早朝6:15に上りの「銀河」を撮ったものですが、これもISO4000。
 この季節にこの時間だと、D2Hで撮るのはほぼ不可能でしょう。

 いよいよ、ブルートレインの命が絶たれようとしています。
 今まで予想り早い廃止の強行に何度も慌ててきました。
 今後1、2年間、ブルートレインの撮影を最重点課題に位置づけようと思います。

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2008.03.09(日)

鉄道

DSC_4923.jpg

 また久しぶりの更新になってしまいました。

 今日はカメラを持って外へ。
 中央線といえばすぐ目に浮かぶ「オレンジ色の列車」、201系がいよいよ今週末のダイヤ改正で引退してしまいます。

(※追記)14日で撤退というのはHosoの早とちりで、まだ走っています。しかし、遅くとも2008年度中には撤退するものと思われます。


 2006年から新型のE233系に順次置き換えられ、今や3編成が走るのみです。

 常磐線103系の晩年の時は、わずか1編成でした。
 にもかかわらず、インターネットと鉄道ファンどうしの情報収集力のおかげで運用パターンを把握できたので、仙台からでも出張のついで(笑)などにピンポイントで百発百中で撮影できました。

DSC_4827.jpg

 今日は何の知識もなしに適当に(笑)出撃。
 トップの写真は高円寺駅ホーム端からの撮影です。
 「青梅特快」。この種別表示プレートが中央線201系独特ですね。これが見られなくなるのは寂しい…。

 2枚目は、阿佐ヶ谷駅。
 この上り列車を撮る前に、反対側ホーム端で下りを撮ろうとしましたが、総武緩行線にかぶられました(笑)。常磐103系の時を思い出して懐かしかったです(笑)。
 (※注)鉄道撮影ファンでない方へ。「かぶる」とは、主に線路が上下何本も並行して走る大都市部で、駅のホーム端などから何本か向こうの線路を走るお目当ての列車を撮影しようとした時に、それより手前の線路に別の列車が進入して来て被写体が隠れてしまうことです(笑)。

DSC_4689.jpg  3枚目は水道橋駅近くのカーブで。
 先客に13才の中学生の男の子がいました。お父さんのお下がりのニコンD70を手にして。
 この年から一眼レフになじんだら、将来楽しみですね。
 もちろん彼も201系を撮りに来ていました。
 で、興味ある質問をしてみました。

 「201系のような古い列車と、今活躍している新しい列車とどっちが好き?」

 答えは即答、「古い列車です」でした。
 興味深い意見です。
 僕は今、消え行く「国鉄型」を追い求めて全国を奔走しています。僕が国鉄型に愛着を感じ、それこそが鉄道だと感じるのは、年齢のせいであって、幼い頃から図鑑や実際に走る姿を見て親しんできたからではないかと思っていました。
 しかし、彼のようなバリバリJR世代(笑)、首都圏に住み、小学生になった頃にすでに国鉄型の淘汰がかなり進行して、活躍の姿をほとんど見られないような世代でも、そういう答えなんですね。

 鉄道にさして興味のない若い女性も、国鉄型だとか、地方の中小私鉄などを走る古い気動車などを「可愛い」と評して好印象を持つ人が多いようです。
 列車のデザインの面でも、古い列車は新しい列車にない魅力を持っていることは間違いないようです。
 それがどういうことなのかは、またあらためて深く考えてみたいと思います。

 今日は阿佐ヶ谷でのかぶられを入れると4つのシーンで撮影したわけですが、それだけで午前から夕方までの時間を要しました。
 いよいよ201系に残された時間が少ないんだなと感じました。

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