最初で最後の三木鉄道の撮影旅行を終え、また「銀河」で東京へ戻っています。
短い路線を2日かけてじっくり撮ることができました。
運転本数は1時間に1往復くらいと、ローカル線としてはむしろ多いほうであり、駅間が短いので徒歩で移動して撮影枚数を稼ぐこともできました。
いつものことですが、重いカメラ、レンズを何回も付け替える作業を繰り返したので、指がひりひりしています。
今日は団体臨時列車が三木鉄道を走りました。
その列車に特製のヘッドマークが付くという情報があったので、撮りたいと思っていました。その列車は10:00頃に運行されました。
しかし、昨日の疲れで今朝予定時刻に起きられず、現地にも時間通りに着けないことに…。
やむをえず、加古川からタクシーで撮影場所の宗佐駅近くまで飛ばしました。3000円かかりました。2年前の餘部を思い出します(その時は早朝にあらかじめ予約して豊岡から餘部まで1万円)。

昼食は三木駅近くのお好み焼き屋「本多」で。
創業56年。先代の娘さん姉妹が今も店を守っています。
とても楽しく、親切なお二人。地元に愛されているお店だろうなと思いました。
オムそば、美味しかったです。

今日は目まぐるしく天気が変わり、雲が立ち込めて雪が降ったと思えば、再び青空が広がるといった調子でした。
この写真を別所駅で撮った時には、雪がしんしんと降っていました。
あっという間の2日間。三木鉄道という小さな、のどかな鉄道路線と、温かな人々との出会いが、せわしなくストレスの充満する日常生活で疲れた心を癒してくれました。
今再び乗った「銀河」に揺られながらブログを更新しています。

「本多」のおばちゃんも、「最近はせかせかしてるねぇ」といっていました。
スローな汽車旅が復権するには、根本的なところ、国の基本的な交通政策をなんとかしないといけないと思います。
昨日の残りの「香住鶴」は空いてしまいました。それでは、寝ることにしましょうか。
お疲れ様!
雪もちらついていたんですね。
いま、原油の高騰や環境問題で、再び鉄道が見直される時期を迎えています。それだけに、鉄道の廃止を聴くと残念でなりません。根本には「もうけ第一」の世の中で、特にJRになってからは次々と新幹線へ。在来線は自治体に押しつけて、赤字を抱えるという悪循環になっています。新幹線は便利な反面、今まで宿泊が必要な地域でも日帰りを可能にすることによって、地域にはお金がおちない弊害も生まれています。
この国の税金の使い方にも改めて、疑問を感じます!
>>ツヨポン
自動車産業、ゼネコンいいなりの自民党政府の根本的に間違った交通政策によって、日本は自動車がなければ暮らしていけない社会になってしまい、それによって鉄道が衰退する悪循環になっているね。
国鉄は分割民営化され、「国鉄改革3人組」といわれた松田、井手、葛西の極悪トリオがJR本州3社のトップに就いた。
国鉄は、利潤第一、安全と社会的責任は二の次三の次の営利企業に変質してしまった。
残年ながらこの流れを変えるには時間がかかり、今すぐ止めることはできない。
だから今は消えゆくローカル線、夜行列車の姿を写真に納めるべく奔走している。
僕らが死ぬ頃までには、鉄道が完全に復権を果たしてすべての国民に移動の自由が保障され、地方がもっとバランスよく発展していける社会にしたいものだ。
僕が心配するまでもなく(?)、ちゃんと
撮影旅行に赴いていたようで何よりです。
ぜひこの勢いで島原鉄道にも行っていただきたい。
>>先輩
ありがとうございます。
せ、先輩…、僕の心の中が読めるのでしょうか…(^^;