今までこのブログで公表していませんでしたが、僕は2006年の6月から、色々なカメラ雑誌のフォトコンテストに作品を応募してきました。
1年と少しのあいだに、10回入選することができました。
応募を始めるきっかけは、僕の高校以来の友人であり、このブログきっての常連さんである、みつたけくんの何気ない一言でした。
昨年の春に僕が訪れた、岩手県北上市の桜の名所「展勝地」での写真を拙サイト「Hoso's page」で特集したところ、みつたけくんがメールで「コンテストか何かに出さないの?」とつぶやいたのでした(笑)。
僕は、子どもの頃から写真、カメラには何となく興味がありましたが、カメラやフィルム代は高いというイメージや、カメラの操作はとても難しいというイメージがあって、おいそれと写真に手を出すことはできませんでした。
高校生の頃に、キヤノンのAPSコンパクトカメラ・IXYを買ったのが最初でした。それから時が下り、2001年に初めてデジタルカメラ(オリンパスのcamedia 700UZ)を手にしてから写真への意欲が増し、2003年には秒8コマという高速連写性能を持つニコンのデジタル一眼レフD2Hを買うところまでゆきつきました。
写真を撮ることがとても好きになり、たびたび友人の結婚を祝う会でカメラマンを担当するようにもなっていきましたが、写真が趣味といえるようになってからはまだ日が浅いのです。
写真に詳しい友人の薦めで「CAPA」(学研)というカメラ雑誌を読むようになり、そのフォトコンテストのページも目にしていましたが、自分が応募するということは考えたことがありませんでした。
無意識のうちに、フォトコンというものは特別な、写真がとても上手い人が出すもので、まだ自分に関係あるものとは思えなかったのでしょう。
そういう固定観念を打ち破るのは他者の何気ない一言だったわけです(笑)。
2004年頃から撮影枚数が顕著に増えてきて、「作品」とよべるようないい写真も少しはたまってきていました。
みつたけくんにいわれて、あらためて雑誌のフォトコンのページをパラパラとめくると、もちろんため息が出るような素晴らしい写真、これはかなわないというような秀逸な作品が並んでいるものの、同時に、「これなら僕の写真もいけるのでは?」という気持ちも感じてきました(笑)。
僕が一番愛読する「CAPA」で入選することを目標に、「カメラマン」、「デジタルカメラマガジン」、「デジタルフォト」、「デジタルCAPA」(CAPAの姉妹誌、現在は「デジキャパ!」に改称)といったカメラ雑誌と、PC雑誌でありながらフォトコンコーナーがある「週刊アスキー」に応募してきました。
まずはじめに、「週刊アスキー」で、展勝地で撮った桜吹雪の写真が「あと一歩」というコーナーに掲載されました(笑)。
入選に届かなかったものの、「これならいける」と手ごたえを感じて、応募を続けました。
「デジタルカメラマガジン」の2006年9月号(昨年8月発売)で、とても人なつこい猫の写真が佳作となり、初入選を果たしました。
「デジタルフォト」の2007年3月号では、秋田の小町まつりの写真が「優秀作品賞」という2番目にいい賞に輝きました。
「デジタルカメラマガジン」2007年8月号では、只見線での写真が佳作に入選。審査員は鉄道写真の大家である広田尚敬氏であり、僕の作品を広田さんが見て、コメントしてくださっていることそのものが感激でした。
それなりに入選を積み重ねてきたのですが、いつも「本命」として一番気に入った作品を応募してきた「CAPA」で、なぜかどうしても入選に届きませんでした(予選通過は何度かありました)。
ようやく、今月20日発売の10月号で念願の初入選を果たしました。それも、「3席」という3番目の賞をとることができました。
作品は、僕が2006年の春から1年間通った、くりはら田園鉄道(宮城県)の最後の日、今年3月31日の廃線の日の様子を4枚組みにしたものです。
人と人とのふれ合いが温かいこの路線を見送る人たちの表情をとらえた写真で、鉄道ファンとして思い入れの強い作品であり、賞に選んでくださったことと、選者の写真家・ハービー山口氏の温かいコメントをうれしく思います。
撮影当日の様子は、過去の記事で書いたとおりです。その記事の始めと終わりに掲載した写真もこの作品を構成する2枚となっています。
上の写真は、中学生たちの演奏を聴いている地元の方々の様子です。
なお、作品が掲載されている「CAPA」は、現在も店頭に並んでいます。興味のある方はご覧下さい(笑)。
今まで入選した写真の中で、フォトコンテストを意識して撮ったものは1枚もありません。
やはり、自分の感性の赴くままに、僕に強く訴えかけるものにこちらも寄り添って撮った写真が、結果としていいものになるのだと思いました。
そして、フォトコンという形で、僕の写真がある程度評価されることで、写真に対して一定の自信をもつことができました。
フォトコンへの応募をこれからどれだけ続けるかはわかりません。フォトコンへの応募、入選そのものにさほど執着しているわけではありません。
今までの入選を励みに、これからも楽しく写真を撮り続けたいという気持ちだけは確かです。