引っ越しまであと1週間を切りました。東北を去る日が近づきます。
仙台、東北への名残を惜しむ僕の気持ちを踏みにじるように、職場では「もっと早く引っ越せないのか」などとせかされるばかりでした。最近まで通常通り仕事をして、今月下旬にさしかかってようやく仕事と並行して物件探しをし、先日住むところが決まりました。
入居の審査が厳しいので、物件を見ないうちに大急ぎで審査を進めてもらい、あとは契約書にサインするだけというところまで整えてから下見に行ったからよかったものの、不動産屋も「時間的に余裕がない」という今回の引っ越しです。これ以上「早く引っ越せ」といわれるのが信じられません。
引っ越し準備に保障されたのはたったの2日。足りなければ夏休みの残りを使えという意味のことをいわれました。
この組織の論理の冷たさと戦うべく(笑)、僕は意地でも夏休みを引っ越し準備に充てることをせず、前から絶対に行きたいと思いながら行けずにいたところへ出かけることにしました(笑)。
今回僕が訪れるのは、岩手県の旧新里村と岩泉町を走る岩泉線です。
岩泉線は前からずっと行きたいと思い、計画を立てようしてきましたが、とうとう今日まで実現できずにいました。
それは、この路線があまりにも運転本数が少なく、計画が立たないからです(笑)。かつて僕は只見線の時刻表を見て、なんて本数が少ないんだろうと思ったことがありますが、岩泉線と比べたら只見線なんて甘っちょろく見えます(笑)。
気になる方は時刻表を見てください。1日に上下4本しか列車が走りません。そのうち各1本は途中駅までです。
8時から17時頃までの日中9時間以上の間、岩泉線には1本も列車が走りません。
しかも、僕は鉄道写真派です。走っている列車を撮るためには、当然ながら列車を降りて歩かなければなりません。乗車や、駅乗降を趣味とする人より何倍も大変なのです。
車で移動しておもむろにトランクからアルミケースを取り出す「ヘタレ撮り鉄」ならまだしも、僕は列車で移動し、駅で降りて歩いて撮影する、「正統派撮り鉄」です(笑)。
この岩泉線の時刻表を前にすると、今までどんなに精力的に撮影してきた僕でも、計画を建てられず茫然と立ち尽くすような気持ちになりました(笑)。
それでも今回、東北を去る前に意地でも行って来ることにしました。
今日も仕事だったので、仕事を終えたあとに新幹線で盛岡へ。今回の旅とは全く関係ないけど僕が大好きな「米沢どまんなか弁当」を買って(この弁当が東北新幹線で売っているとは思わなかった)、山田線のホームへ。夜のホームにキハ52系の標準色が圧倒的な偉容を見せていました(笑)。
ディーゼルエンジンの唸り声、ジョイント音、汽笛を聞き、時折左右に大きく揺られて前泊地の宮古までのんびり2時間40分。途中川井駅で列車の連結作業も見て、僕にはあっという間でした。
明日とあさっての1日半かけて、撮れる列車は4本です。これが岩泉線というものなのです(笑)。
写真の1枚目は盛岡駅で、2枚目は川内駅での列車増結の一コマです。



Hosoさん、こんばんは。
ついに岩泉線へ挑んだのですね!
タイトル通りの執念に、そして「戦う」決意に敬意を表します。僕もその思いと行動力を少しでも真似たいと感じる一文でした。自分の中のゆずれないものって、やっぱり大事ですよね。
引越しまであまり時間がないとのこと、体調にも気遣いながら乗り切ってください^^
>>まかろにさん
岩泉線は究極のローカル線です。
今回の旅も楽しめました。
あまり僕の真似をすると、職場や組織で不真面目者の烙印を押されるかもしれません(笑)。
真面目過ぎるまかろにさんと僕を足して2で割ったくらいがちょうどいいのかもしれませんが…(笑)。
体調へのお気遣いありがとうございます。
こんな時期に岩泉線の押角に行って来た時点でもう無茶ですが…(^^;