参院選は、自民党が歴史的大惨敗を喫し、あの公明党すら現職候補が次々と落選する一方、自民党の補欠的政党に過ぎない民主党が大きく議席を伸ばして参院第一党になるという結果に終わりました。
自民党とともに財界・大企業から莫大な政治献金を受け取り、大企業の利益最優先、規制緩和と「構造改革」に賛成して格差社会化を進めてきた民主党が、選挙を前ににわかに生活、庶民、弱者の立場に立つかのようなポーズをとり、目論見通りの躍進をとげました。
90年代から、大企業優先、庶民いじめの自民党政治と国民との矛盾が激しくなり、自民党の支持基盤は崩壊を始めましたが、他党との連立政権や、小泉純一郎の登場でニセ「改革」ポーズをとることで政権の延命をはかってきました。
小泉が幻想を振りまいて自民党政治を延命させて、「構造改革」を進めたことで庶民の生活悪化、農村、中小企業、地域経済の疲弊、地方自治体の財政悪化、民意不在の市町村合併などの形で自民党政治と国民との矛盾はますます激しくなっていました。
それが今回の選挙結果となって表れた形です。
財界にしてみれば、同じ財界の利益を代弁する「二大政党」の、一方が国民の支持を失っても他方がその批判の受け皿となるという長期戦略の最初の現実化なのかもしれません。
今回の選挙結果は、90年代あたりから、投票率低下や無党派層の激増、日本共産党の議席増、小泉政権への幻想と、その時々に形を変えてきたように、時には停滞や後退をも伴いながら、国民が時間をかけて自民党政治と決別してゆくプロセスの中の一つのできごとと見ることができるでしょう。
今回民主党に投じてしまった人たちには、民主党がどういう政党なのかこれから気づいてほしいものですが、そうならないうちに政界再編が起きて政党の枠組みがまた大きく変わってしまうのかもしれません。自民党という党がなくなって新しい党ができる可能性も大いにあるでしょう。
ところで、東京選挙区の結果には少し驚きました。
自ら選挙権を持たない、投票もしていなかったことが発覚した自民党の丸川珠代候補が実に69万票も得て当選しました。
とても国民の審判を受ける者たりえない失態で、本来なら選挙活動を取りやめるべきところを平然と活動を続けたのも酷い話ですが、こんな候補を東京都民が当選させてしまったということに、呆れて開いた口がふさがりません。
石原慎太郎を東京都知事の座につかせていることも恥ずかしいですが、今回もこんな選択をするとは…。都民の政治意識、知性、品性の水準が疑われてもおかしくありません。
首都がこんなありさま。日本国民として恥ずかしいです。



こんにちは!
僕の感想も自民党政治があまりにひどいので、「何とか変えて欲しい」という有権者の1票だったと思います。しかし、正社員を派遣に変える法律に賛成し、憲法をかえて戦争をする国にすることなど、自民党と同じ政策であることは、多くの有権者は気付いていないはず!そのことを話すと、友人でも「知らなかった~」と返ってくる声の多いこと・・・
若い世代が政治と自分の生活が密着していることに気づけば一気に政治は変わると思います。
>>>国民が時間をかけて自民党政治と決別してゆくプロセスの中の一つのできごとと見ることができるでしょう。
同感です!!
>>ツヨポン
民主党への有権者の支持が確固としたものでないことは世論調査で明らかだし、有権者自身もよく自覚しているだろうね。
次には自民党がまた予想できないような手を使って国民の支持を取り付けて失地回復する(当然一時的なものに過ぎないが)ということもありうるし、政党の枠組みがガラッと変わってしまうこともありうる。
いずれにしても、自民党政治が崩壊していく過程に入っていることは間違いないね。もっともこの過程はもうすでに10年以上前から始まっているけど。
>若い世代が政治と自分の生活が密着していることに気づけば一気に政治は変わると思います。
そうだね。
自分の生活との関係で、どの政党が悪いことをやってきて、どの政党がいいことをいっているかを区別できるようになれば、政治は変わるだろうね。
今回は苦肉の策で民主党に入れたという人が多いだろうね。