鉄オタに追い風は吹くのか(1)
いま、TBS系で「特急田中3号」という鉄道ファンを題材とした異色のドラマが放送されている。
劇中では登場人物から鉄道オタクならではのセリフがぽんぽん飛び出し、鉄道ファンの熱中ぶりをなかなかよく表現するものとなっている。
しかも、演じるのはKAT-TUNの田中聖や塚本高史に女性にも人気のタレント、俳優だ。
このドラマが鉄道ファンに対する世間の関心をよび、その見方を少し変えるものになるのか。それはまだわからない。
僕は日頃から「鉄オタ」であることを誇らしげに自称している。この趣味が素晴らしいという自信があるからだ。
しかし、鉄道ファン・鉄道オタクは、様々な趣味人の中でも、のめりこみ方が強く、深く、そのためにともすればネガティブな意味で受け止められることもある。
鉄道オタクに対する否定的なイメージとは、
- 暗い
- 趣味に没頭して基本的な社会生活がいびつになっている
- 人間関係も狭い
- 専門用語を多用したり、知識をひけらかしたりする
- 服装や衛生面に気をつかわなさ過ぎる
- 物事に熱中するあまり、他の人への配慮に欠けたり、マナーに違反することがある
といったことがあるように思われる。
もちろん、以上のような否定面は鉄道オタクだけにいえることではなく、その他の趣味分野での「オタク」にもあてはまるものは多い。
それに、決して鉄道ファン、鉄道オタクの人たちがみんなこういう人であるわけではない。
しかし、鉄道オタクがこうした否定的イメージでとらえられることも少なくはないことも事実だ。
実際、僕も今まである列車や車輌が引退する日に撮影に行くと、現場で鉄道オタクたちが撮影場所の取り合いなどで罵声を飛び交わせる場面に数多く遭遇してきた。一部の鉄道オタクのマナーの悪さも指摘されている。
だが、おそらく、世の中の多くの人は鉄道ファン・鉄道オタクの存在自体はもしかしたら知っているかもしれないが、ほとんど関心を寄せることはなかったのではないだろうか。
その鉄道ファン・鉄道オタクへの目が、最近ほんの少しずつではあるが変わってきているように感じる。
その変化とは、鉄道ファン・鉄道オタクの熱中ぶりへの温かい眼差しや、好奇心であったり、のんびりとした鉄道の旅への関心の高まりであったりする。
その変化を、「特急田中3号」の放送を機に少し見てみたい。(続く)
- 鉄オタに追い風は吹くのか(6)(2007/06/03)
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