2007.04.22(日)

2007年春ドラマ ファースト・インプレッション

 6本ものドラマを見始めてしまった今期。しかも、そこに「ライアーゲーム」が加わって7本になってしまいました。

 当初、あまり期待させる作品がないと思いながら見始めたのですが、1~2回観たところ意外と面白いものが多く、困っています(笑)。
 中でも、「セクシーボイスアンドロボ」が飛び抜けて秀逸です。
 各作品の印象を少し。
 ※春ドラマのプレビューについてはこちらを参照して下さい。

プロポーズ大作戦 月曜、21:00、フジテレビ系 ○
 過去へのタイムスリップや三上博史演じる「妖精」の登場という空想的要素を交えつつ、青春の甘酸っぱい恋愛を描く。
 山下智久、長澤まさみという、おそらく今の若い層にとって最強タッグの「月9」。長澤はあまりに売れてしまって、以前に比べると僕の興味が薄れたが(笑)、やはり何度見ても可愛い(笑)。
 「ダンドリ。」で主演した時にはある意味勢いで乗り切った感もあった榮倉奈々が、今回は脇役でとてもナチュラルな演技で好感を持たせる。
 高校時代の山下と長澤とのやりとりが、青春時代への懐かしさを感じさせる(年とったなぁ)。エンディングテーマの、桑田佳祐のさわやかなバラードもとてもいい。

セクシーボイスアンドロボ  火曜、22:00、日本テレビ系 ◎
 よく意味のわからない作品名から、単に奇想天外なSF漫画かと思いきや、芯のある非常にいい作品。
 確かに、設定や出てくる登場人物、話の展開は非現実的だ。
 しかし、ストーリーに通底するコンセプトは、ヒューマニズムに溢れている。人間と人間とのふれ合いから生まれる温もり、人に優しくすること、されることの喜び、そして人間の弱さや悔いる心…。
 人間的なもの、人間の人間たるゆえんともいえる価値を訴えかけている。

 主演の松山ケンイチと大後寿々花が非常に好演。このコンビは超ハマリ役だ。
 とりわけ、現在13歳で劇団ひまわり出身の大後は舌を巻くほどの演技力。あまりに上手すぎて年齢より大人びてみえる。10代の俳優でNo.1の演技力だろう。
 このドラマは今期の最も優れた作品になる可能性が高い。

夫婦道 木曜、21:00、TBSテレビ系 ○
 武田鉄矢、高畑淳子、橋爪功という芸達者たちのやり取りは絶妙。「何も事件が起きない、家族の日常を描くドラマ」というふれこみどおり、彼らベテラン俳優の堅実な演技で、奇をてらわないホームドラマが期待できそうだ。
 映画「フラガール」で演技も注目されている南海キャンディーズのしずちゃんが武田・高畑の長女役で登場し、まずまずの演技。ただ、山ちゃんまで出すのはやめてほしかった。

わたしたちの教科書  木曜、22:00、フジテレビ系 ―
 いじめを苦にした女子中学生の自殺をきっかけに、菅野美穂演じる弁護士が学校の闇と対決するというもの。
 「生徒は顧客」という副校長、みんな「いい子」のような生徒たち、その陰にあったいじめ、教育への理想を失いかけている教師たち。学校現場で起きている問題がすでに描かれている。
 どれも安倍内閣が進める教育「改革」の行き着く先のようだ。
 ただ、まだ現時点ではこのドラマでそうした問題がどのように批判されるか、展望が示されるのかはわからない。
 もう少し見てみないとわからないという意味で、評価も保留としたい。
 僕の大好きなラフマニノフの交響曲、ピアノ協奏曲、ヴォカリーズが立て続けに使われているのには驚いた。

特急田中3号  金曜、22:00、TBSテレビ系 ○
 鉄道ファンを題材とした異例のドラマ。いまのところ、出てくる小物や鉄道オタクの言動、執着するポイントなど、鉄ヲタから見てもなかなかよく作っている印象。
 ただ、ストーリーが今後どういう方向へ行くのか。「鉄道ファンを応援したい」という制作者の意図ははたして成功するのか。非常に未知数である。というか心配だ(笑)。
 熱狂的な鉄道オタクとして、この画期的な制作意図に対して拍手を送りたいが、最後まで観るのは鉄ヲタとジャニオタだけという結果にならないものか…。

ライアーゲーム  土曜、23:10、フジテレビ系 △
 戸田恵梨香が初主演ということだけを理由に観始めたドラマ。
 戸田演じる女子大生が「勝てば大金が手に入り、負ければ巨額の負債を負うことになる」という理不尽な「ゲーム」に巻き込まれ、その「ゲーム」を勝ち抜いていくというもの。
 ドラマの中で出てくる心理的な駆け引きや謎解きが、それほど意外なものでなく、息を飲むほどのスリルでもない。今のままではちっょと微妙。

冗談じゃない! 日曜、21:00、TBSテレビ系 ○
 20も年下の結婚相手の母親はかつての年上の恋人だった!
 そのことを彼女(上野樹里)に知られまいとして冷汗三斗の思いであたふたする織田裕二が見ていて可哀想なくらいコミカル(笑)。一方、かつての恋人・大竹しのぶはあっけらかんとした態度で接し、織田をヒヤヒヤさせる。
 なかなかキャスティングもよく、今のところ見ていて軽快なコメディドラマだ。

 どれも悪くないので、7本全部観てしまいそうな気がします…。

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