仕事でかなり忙しい毎日ですが、その合間を縫ってクラシックを聴いてきました。
仙台フィルハーモニー管弦楽団のシーズンオープニングコンサートです。
今夜の曲目ですが、
シャブリエ:歌劇「いやいやながらの王様」より“ポーランドの祭り”
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 作品107
ビゼー:「アルルの女」第2組曲
ラヴェル:ボレロ
でした。
ソリストに中国の若手チェリストの趙静<チョウ・チン>を迎え、昨年から常任指揮者に就任したパスカル・ヴェロが指揮しました。
僕とって、ヴェロ氏の就任後初めて聴くコンサート。フランスからやって来た彼の指揮とはどんなものなのか、それで仙台フィルはどう変わったのか、興味深いところでした。
ドイツ音楽好きの僕ですが、今日のコンサートはとても楽しめました。
“ポーランドの祭り”でヴェロ氏の指揮を初めて見たわけですが、とても躍動感があって、引き込まれました。
アルルの女は日本でも大変親しまれている曲で、僕も大好き。ヴェロ氏の指揮もクライマックスに近づくにつれ超ノリノリで、聴いているこちらも思わず笑顔になってしまいました。会場も万雷の拍手で応えていました。
ラヴェルのボレロは、同フィルの事務局の方曰く「客の入りが違う」というほどの人気曲。
僕はそれほど好きではなくて、ベートーヴェンやチャイコフスキー、ブラームスなどのほうがずっと好きです。
今回、生で初めてこの曲を聴きました。やっぱり、生で聴くと、CDなどで気づかなかったことがわかったりして面白いです。
曲の始めのほうではヴェロ氏はほとんどなんにもしてませんでした(笑)。
コントラバスは曲の最後近くまで弓も使わず、ピチカートでかわいそうなくらいの単純繰り返し作業(笑)。でも、コントラバスは大好きです。
非常に残念だったのは、信じられないことにボレロの途中で会場から携帯の変な着信音が鳴ったこと。そんな場面に初めて遭遇しました。
その前には、曲が始まってから近くで話し声が聞こえたり。これが、まさか「のだめ現象」の負の側面なの!?わからないけど。
聴衆がこんなレベルでは「楽都仙台」が泣きます。
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