2007年2月アーカイブ

2007.02.26(月)

 世間ではアカデミー賞が話題になっています。
 そこで思い出しました(笑)。僕がこのブログで昨年12月26日に発表した妄想企画「第1回朝ドラアカデミー賞」の、各部門最優秀賞を発表します(笑)。

「第1回朝ドラアカデミー賞」各部門の入賞発表はこちら
http://www.hoso0907.com/blog/archives/2006/12/26-235901.html

【最優秀作品賞】
純情きらり(2006年)

【最優秀脚本賞】
浅野妙子(純情きらり)

【最優秀主演女優賞】
宮﨑あおい(純情きらり)

【最優秀助演男優賞】
福士誠治(純情きらり)

【最優秀助演女優賞】
寺島しのぶ(純情きらり)

【最優秀子役賞】
柊瑠美(すずらん)

【最優秀音楽賞】
大島ミチル(あすか、純情きらり)

 大方の予想通り(笑)、「純情きらり」が7部門中6冠を占める結果になりました。「純情きらり」については放送中に頻繁に書いてきたので、ここでは繰り返さないことにします。今までの朝ドラとは次元の違う傑作でした。

 ほとんどの賞は「これしかない」という感じですんなり決まったのですが、迷ったのは最優秀主演女優賞と最優秀子役賞です。

 朝ドラはほとんどの作品の主人公が女性で、ヒロインがドラマの要です。
 しかし、どうも僕の印象ではこの15年間についてみれば、文句なしといえるほど卓越した演技を見せてくれたヒロイン役の女優はいなかったように思います。
 それは、朝ドラが比較的芸歴の浅い若手女優の登竜門であり、本人にとって朝ドラでの成長がその後の活躍の跳躍台になっているという事情からかもしれません。

 宮﨑あおいは、ヒロインの音楽にかける情熱、戦争と自由の抑圧という社会のもとで、家族や愛する人たちと一緒に怒り、悲しみ、喜ぶヒロインになりきっていたと思います。最後の病床のシーンもよかった。あれだけ素晴らしい脇役たちに囲まれながら、少しも負けることのない存在感を発揮していました。
 「わかば」の原田夏希や、「ファイト」の本仮屋ユイカが宮﨑に次いでよかったと思います。

 最優秀子役賞は、「ふたりっ子」の三倉茉奈・佳奈とかなり迷いました。あの作品は、低調だった朝ドラ人気を一時的に押し上げました。その立役者といえるのが三倉姉妹の自然体の演技でした。
 一方、「すずらん」の柊瑠美は当時11歳と思えない大人びた演技を見せました。
 よい子役とは、決して俳優として早熟であることとは限らないと思いますし、むしろいかにも子どもらしい明るさ、元気のよさで朝のお茶の間を楽しませてくれた三倉姉妹が最優秀賞でも少しもおかしくないと思います。
 同時に、子役とはいえ一人の俳優として見た時、柊の演技はその細やかな感情表現で非常に秀でていました。
 単なる素人の僕に、優れた子役とは何かという問いの答えは難しいのですが、今回は俳優としての能力という点で柊を推しました。

 最優秀助演男優賞はもう文句なしです。彼の演技なくしては「純情きらり」はなかった。紛れもなく朝ドラの歴史に残る名演でした。

 以上、暇な妄想企画でした。時節柄、「アカデミー賞」でブログ検索して来られた方、「なんのこっちゃ」だったと思います(笑)。
 僕がネット上で検索してみた感じでは、こんな妄想企画はおそらく初めての試みのようです(笑)。
 今回15年分を発表しましたので、次回はまた15年後になると思います(笑)。

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2007.02.25(日)

 今年のNHK大河ドラマ「風林火山」、まだ序盤ですが、かなり面白いと思います。

 「信長の野望」をプレイしたことのある人にはかなりおなじみの(笑)、武田家軍師・山本勘助が主人公。山本の存在そのものが創作の可能性があるということで、ドラマ全体もそのように割り切って楽しんでいいでしょう。

 今はまだ、勘助と、彼が軍師として仕える武田晴信(信玄)との出会いを描いている段階。迫力ある合戦シーンは見応えがあります。
 戦場で勘助と晴信が敵同士として対峙し、勘助と晴信の智略がぶつかり合うところなどは、オーソドックスなつくりで時代劇ファンを楽しませているのではないでしょうか。

 真田ファン、武田ファンの僕としても、「諸角虎定」「原虎胤」なんていう名前が平然と出て来るスタッフロールに心が浮き立ちます(笑)。
 俳優陣は大河ならいつものことですが、豪華な布陣。主役の内野聖陽の演技力は折り紙つき。期待どおりの演技を見せています。若き晴信を支える板垣信方役の千葉真一をはじめとした武田家臣団の顔ぶれも豪華です。

 父・信虎に疎まれながらも若い頃から聡明さを見せ、大器を予感させる晴信役の歌舞伎俳優・市川亀治郎が特にいい。若さの中に武田家の嫡男としての風格を漂わせています。
 序盤だけの出番でしたが、勘助が愛した農民の娘・ミツを演じた貫地谷しほりは、「スウィング・ガールズ」で好演した若手女優。今回もその実力を見せつけ、一部で話題となりました。若手実力派女優として、名前を覚えておいて損はないでしょう。

 不安があるとすれば、放送前から話題となっている、長尾景虎(上杉謙信)役のGacktと、由布姫役で演技未経験という柴本幸の2人です。まったく未知数ですが、不安が反対の方向に転んでくれればますます面白くなります。

 歴史に非常に詳しい親友の話によれば、合戦や掠奪のシーンなど、これまでの大河よりも時代考証がしっかりしているとのこと。ただ、「功名が辻」に比べると、歴史に詳しくない人にはちょっと難しい内容になっているかもしれません。

 「功名が辻」では音楽が非常によかったと書きましたが、千住明作曲の今回もそれに劣らぬくらい素晴らしい。
 これから先も楽しみです。

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2007.02.24(土)

070224_screen-m.JPG 自作した新しいマシンの完成から2週間以上が過ぎました。今後、その使い勝手についてレポートしていきたいと思います。

 今回は、新マシンに苦心して入れたNikon Capture 4.4でのRAW現像作業について旧マシンと比較してみます。
 そもそもマシンの自作に踏み切ったのは、Nikon D200の1000万画素のRAWファイルを現像する上で旧マシンの能力不足を感じたからでした。
 新マシンは、CPUをデュアルコアであるIntel Core2Duo E6600に、メモリを2GBにして現像作業の大幅な効率アップを図ることを目的に作られました。
 はたして、その効果かいかほどなのか。新旧両方のマシンでまったく同じ作業をして時間を計測してみました。NikonユーザーでPCの能力に不満を感じている方は必見のレポートです(笑)。

 新旧マシンの基本的なスペックは、以下の通りです。

〔旧マシン(DELL Dimension 4700C)〕
CPU:Intel Pentium 4HT 3.2GHz
RAM:1GB(PC-3200)
HDD:160GB
OS:Windows XP Home SP2

〔新マシン(自作)〕
CPU:Intel Core2Duo E6600 2.4GHz
RAM:2GB(PC2-5300)
HDD:320GB
OS:Windows Vista Ultimate

 何といってもOSが違うという、かなり根本的な条件の違いがあります(笑)。なのであまり厳密なものではなく、参考程度にしていただきたいと思います。
 計測は次のようにしました。

 Nikon D200で圧縮RAWで撮ったRAWファイルを30枚用意(1枚あたりのデータ容量は9MB前後)し、新旧両方のマシンでそれぞれ、Nikon Capture 4.4で次の2つの作業をし、30枚すべて処理が終わるまでの時間をストップウォッチで計りました。
(1)RAWファイルの上書き保存…露出補正を+0.33に、ホワイトバランスを「曇天」に、ノイズリダクションの適用量を10に、D-lightingを適用に変更。以上の同じ変更を30枚すべてに適用し、30枚を一括して選択して保存。
(2)JPEGに書き出し…(1)のあと、30枚を一括して選択してJPEGの「高画質」で保存。

 その結果は、当然のことながら新マシンの処理能力の高さが歴然となりました。

(1)のRAW上書きは、
新マシン:1分32秒
旧マシン:3分49秒

(2)のJPEG書き出しは、
新マシン:6分
旧マシン:14分44秒

という結果となりました。結果をグラフにしてみました。
070224_graph.JPG 新マシンのほうが2倍以上速く処理しています。巨費を投じ、苦労をかけてつくったのだからこのくらいの差はないと困ります(笑)。

 今回のベンチマークテスト以外に、使っていて感じる違いは、
○ある操作から次の操作に移る間合いが、旧マシンであったもたつく感じが新マシンではあまりない
○画像を保存中に次の作業に移ろうとすると、旧マシンでは動作が著しく遅くなるが、新マシンではそういうことはない
○旧マシンは負荷のかかる作業をすると、ファンの回転が増すためかかなりうるさい音がするが、新マシンはそもそもきわめて静かな上に、負荷をかけてもほとんど変化がない。それでもCPUの温度は40℃程度にしか上がらない

といったころです。

 新マシンでRAW現像が今までに比べれば大幅に快適にできます。
 しかし、これで決して満足しているわけではありません。新マシンでも30枚のRAWファイルをJPEGに書き出すのに6分もかかるわけです。1000万画素のRAW現像がいかに重い作業かがわかりますが、将来的にはさらに上の快適性が欲しくなるでしょう。
 遅くとも1年以内にはCPUをクアッドコアに積み替えると思います。
 マザーボードはCore 2 Quadに対応しているのでCPUの買い替えだけで大丈夫です。

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2007.02.23(金)

ネコ

D20_9550.jpg 津軽の旅では猫との出会いもありました(笑)。
 芦野公園という桜がきれいな公園があり、その近くの民宿に泊まりました。
 民宿には芦野公園駅からが近いのですが、撮影の道すがら、隣りの川倉という駅から一駅歩いて(笑)向かいました。

 民宿のすぐそばまで来たところでこの写真の猫と出会ったのです。民家のガレージにいました。
 僕に気づくと車の下に隠れたのですが、その逃げ方が少し弱く、こちらに好奇心を示している様子。これは粘れば仲良くなれると思いました(笑)。

 幸い、この日の予定を終えてあとは民宿に行くだけというところだったので、あまり時間を気にせずしゃがみこんでこの猫と「会話」。
 この猫がしきりに鳴くので、僕もそのたびに「にゃーん」などとコミュニケーションをとりました(笑)。すると、徐々に猫と僕の距離が近づき、膝に擦り寄ってくるようになりました(^^
 最後には地べたにあぐらをかいた僕の足の上に乗ってきて、僕も猫の首などをなでてやりました。猫はゴロゴロ。なでる僕の指を甘噛みしたりもしました。1年ちょっと前の「ミーゴ」の「ガブリ事件」(笑)以来猫に指をゆだねるのは怖いんですけど(笑)。しかも撮影旅行中だというのに。

 いつまでも一緒にいたかったのですが、お別れをいって民宿へ向かいました。なでながらずっと思っていました。次に会うことはないかもなと。
 日頃から猫との出会いも一期一会だなと思っています。

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2007.02.22(木)

鉄道

D20_9378_m.jpg 18日~19日にかけて、「本州最北の民鉄」津軽鉄道に行ってきました。以前から乗りたいと思っていたストーブ列車です。

 土曜日のうちに弘前に入って前泊(笑)。朝5時過ぎに起きて五所川原まで移動して津軽鉄道の旅の始まりです。
 いくつかの駅で降りて撮影して、津軽飯詰という駅からストーブ列車に乗りました。

 ディーゼル機関車に引かれた旧型客車が2輌。それだけでも鉄道ファンとしてはうれしい。1輌に1基、クロスシートの座席のあいだに設けられた黒いだるまストーブの熱気が車内に立ち込めます。
 ストーブは予想していたより暖かく、そばにいると暑いくらいです。この日は日曜で、全国からの観光客で車内はごった返していました。2輌目の車両は団体客で貸し切りになっていました。
 ストーブの上には網があり、するめを焼いて食べるのが定番となっています。

 念願のストーブ列車乗車はかないましたが、色々と心残りもあります(笑)。
 少しでも雪が降りそうな天気になるのを待って行ったのですが、結果は散々。この時期の津軽としては信じられない積雪0。昨年の同じ日には85cmありました。ストーブ列車には雪がないと物足りないものです。
 なまじ雪が降りそうな天気を狙ったものだから、空は曇り。雲だか霧だかわかりませんが、「津軽富士」と名高い岩木山は旅の行程中まったく見ることができませんでした。

D20_9373_s.jpg 偶然の出会いもありました。ストーブ列車の車内に、カメラを小脇に津軽鉄道の資料を読みながらスタッフ(?)の男性と打ち合わせをしている女性カメラマンの姿が。
 見覚えのあるお顔なので声をかけると、やはりそうでした。その方は非常に珍しい女性の鉄道旅行写真家・ライターの矢野直美さんです。矢野さんは一緒に写真に納まってくださいました。
 同じ鉄道写真家として、特に非常に珍しい女性の鉄道写真家という点でも、たくさんお話したいこと、お聞きしたいことがあるので、できることならゆっくりお話したかったです。
 これが「鉄道写真家」でなく、あこがれの作曲家とかスポーツ選手だったらいいのですが、ほかならぬ鉄道写真家ですから、当然そのストーブ列車そのものが取材の場であるわけです。
 その取材の邪魔をするわけにはいきませんので、お話は遠慮しました。どちらにせよ僕も予定上すぐに降車したのでゆっくりお話することは無理でした。またいつか機会かあれば、と思います。

D20_9578_s.jpg 最近の市町村合併で五所川原市になってしまった金木町は、太宰治の出身地として有名です。
 太宰の生家が記念館となっており、見てきました。斜陽館という名のこの生家は戦後、津島(太宰の本名)家が手放して旅館となっていたもので、10年ほど前に金木町が買い取り、1998年から現在の形で公開されているものです。
 大地主だった津島家。ヒバをふんだんに使い、金箔塗りのふすまや幾種類もの欄間など、とても豪華な家屋でした。

 津島家の6男という境遇が太宰の生き方に大きく影響を与えたようです。同じ屋根の下にいながら父とはほとんど交流がなく、普段から父のいる茶の間より板の間で小間使いの人たちと一緒に過ごすことが多かったとのこと。
 一段高い茶の間との段差が太宰には越えられない壁のようだったこと、次第に学校の同級生たちの家の貧困の上に自分の暮らしが成り立っていることを感じ取ったという逸話など、作品に反映する太宰の生い立ちにふれることができました。

 春には芦野公園の桜がきれいですし、雪景色のストーブ列車も宿題として残りました。これからも度々機会をつくって津軽を訪れたいと思います。

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2007.02.20(火)

 いよいよこのシリーズの最終回を迎えました。
 最後は、マシンの全パーツを包み、顔となるケースです。内部がどんなパーツ構成になっていようと、同じケースを使っていれば同じマシンに見えてしまうほど、外観を決定づけるパーツです。

3R SYSTEM R110

R110のページ
http://www.ask-corp.jp/3r/r110-r700.html

 自分の好みでパーツ構成を追求したマシンですから、外観もできるだけ自分の好みで納得のいくものを選び、長く使い続けたいものです。
 このように、ケース選びの基準は他のパーツとは違って外観がかなり大きな要素を占めます。

 ここで、外観以前に前提となる「フォームファクター」とよばれる規格についてふれたいと思います。本来マザーボード編でふれるべきでした。
 乱暴にいってしまえばフォームファクターとはマザーボードとケースの大きさを決める大きさの規格といってもいいでしょう。 このフォームファクターが同一のマザーボードならケースに納めることができます。
 一番標準的なものが「ATX」。少し小さめのものが「microATX」で、ほかに数種類あります。
 マザーボードが大きいほどコネクタが多くついていて拡張性が高く、コンデンサ等の部品を余裕をもって配置できるため信頼性も高いといわれています。大きいマザーボードを積むためには大きいケースが必要になるわけです。

 さて、話がややそれてしまいましたが、僕が選んだマザーボードとケースはATX仕様です。
 今まで使っていたDELLのマシンは、縦置きした時に幅10cm未満、奥行き約35cm、高さ約32cmでした。PCとしてはコンパクトなほうで、あまり場所をとらずにすみました。
 しかし、コンパクトなマシンは拡張性をほぼ犠牲にしています。そのDELLのマシンの場合、HDDの増設は無理だし、メモリスロットも2つを使い切って空きがありませんでした。

 せっかく自作をするのですから、今後の拡張性を断ち切りたくはありません。今までよりは場所をとってしまうけど、わりと標準的な大きさの筐体にしました。新マシンは、幅約20cm、奥行き約48cm、高さ約43cmとなりました。気軽に机の上に置いて使うわけにはいかなくなりましたが、今後の拡張の余地を残しています。

 外観の話に戻ると、ATX仕様だけで少なくとも数百あるPCケースですが、デザイン的にかっこいい、使い続けたいと思えるものは数えるほどしかないのです。
 そういう意味ではあまり迷わなかったともいえますが、雑誌やネットの価格比較サイトを見て少しでも好みに合うケースを見つけるには時間がかかりました。

 ケース選びで外観と同時にきわめて重要とされているのが、剛性、冷却性、静音性です。

 剛性は材質と密接にかかわります。スチール製に比べるとアルミ製はデザイン的に有利とされていますが剛性で劣ります。剛性が低いと極端な場合、外から力がかかった時にケースが変形してしまうという問題のほか、マシン内部でHDDなどのパーツの振動が騒音の原因になってしまうことがあります。
 R110は、スチール製。価格は1万円で決して高くないのですが、剛性は問題なくしっかりしたつくりです。

 冷却性は、マシン内部を冷やすために外から空気を取り入れるファンや、通気口の位置のほか、ヒートシンクや水冷ユニットなど独自の工夫によっても違いがあります。
 僕の場合、高性能のVGAを積むわけではないので、それほど熱の問題に頭を悩ます必要はありませんが、その代わり写真データの増加に伴ってHDDを多く積む可能性が出てくるので無関心ではいけません。

 幸い、R110は冷却性においてもなかなか優れた製品のようです。HDDを搭載する内部ベイには熱を伝導して逃がすヒートシンクが標準装備されています。
 フロントにはその内部ベイを直撃する位置に14cmという大口径の吸気ファン。リア(背面)には12cmの排気ファンが標準装備されています。さらに側面にはCPUクーラーやVGAの冷却を考慮したダクトもついています。

 前面・背面ともに大口径のファンを積んでいることは、ファンの回転数を抑えられるために静音性の点でも有利です。
 実際に使い始めて、このマシンはずいぶん静かだなと感じます。

 今回のマシンを完成させたあとのことですが、このシリーズでおなじみの下記のサイトでR110が高い評価をえています。悪い買い物ではなかったのかなとほっとしています。

DOS/V POWER REPORTより
http://www.dosv.jp/feature/0702/23.htm

 以上のようなパーツ構成で、無事初めての自作PCを完成させることができました。
 新マシンは、Vistaの導入と、そのもとでのアプリケーションやデータといった従来のマシンでの環境の再構築という大イベントを経て、既に実用態勢に入っています。
 新マシンが快適に、かつ安定して動作しているのかどうか、冒険して導入した新OS・Vistaの使い勝手はどうなのか。今後、具体的にレポートしていきたいと思っています。

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2007.02.17(土)

 このシリーズも残すところ今回を含めてあと2回となりました。
 電源は、全パーツの中で最も悩み、選択に時間がかかりました。
 また、予算を組む前のおおまかな想定に比べて、実際に予算を組む段階では3倍以上の費用を必要としました。

Seasonic SS-500HM (500W)

Seasonic SS-500HMのページ
http://www.owltech.co.jp/products/power/Seasonic/M12/M12.html

 今までDELLのPCを使ってきて、電源というものを特別意識したことはありませんでした。
 しかし、今回自作するにあたって情報を集めるうちに、電源に費用を惜しむと大変なことになりかねないということを知って、できるだけ高品質のものを選びました。

 家庭用コンセントから電流を取り入れ、マシンの各部に適した電圧に変換して安定した電力を供給するのが電源の役割。安さに引かれて品質の悪い電源を使うと、寿命が短かったり、動作が不安定になるだけでなく、最悪の場合重要なパーツを巻き込んで故障することもあるらしいのです。

 電源選びの際に第一に基準となるのは総容量です。CPUや各種ドライブ、VGAなどでどれだけの容量を必要とするのかを計算して余裕のある容量にしなくてはいけません。
 ところが、各種パーツのメーカーのサイトで仕様を見ても、必ずしも消費電力を明記していないものもあり、少し戸惑いました。
 仕様を見ても不明なものについては、ネット上でHDD1台ならこのくらい、光学ドライブ1台ならこのくらいと、一般的に必要とされている容量について情報を集め、おおまかな見積もりを出しました。

 CPUは少し前までクロック数の向上とともに消費電力も上がる一方でしたが、Core2Duoの登場で最大消費電力は一気に65Wにまで低下。将来クアッドコアに変えることを考えても100W強と考えておけばいいでしょう。
 今回オンボードにしたVGAを増設するにしても、僕の場合は高性能のものは必要ないので70Wくらいと考えておけば十分でしょう。
 HDDは将来4台くらい積むとしても80Wくらいでいいでしょう。

 そのほか、メモリ、マザーボード、ファンや、増設するかもしれないサウンドカード、TVキャプチャーカード等を考慮に入れる必要がありますが、すべてのパーツが同時に最大消費電力の状態となるわけではありません。
 総合計して500Wもあればいいだろうと考えました。

 電源は、CPUやメモリと違って、同じ容量のものでもメーカー・製品によって価格に大きな開きがあります。同じ500Wでも4、5千円から2万円くらいまでの差があるのです。
 なのに、仕様を見てもなかなか違いがわかりにくくなっています。
 色々情報を集め、最終的に、電源を安定的に稼動させるための機能や品質面で最適なのがSS-500HMだという結論になりました。

 SS-500HMは、電流の最大変換効率が85%と高く、消費電力の節約や放熱を抑える点で優れています。
 コンデンサには日本製の高品質なものが採用されています。この点も最近の電源選びでかなり重視されていることです。品質の低いコンデンサを使っているものは寿命が短く、故障の際に最悪の事態を引き起こす危険があるとされています。
 日本製コンデンサを採用した電源は、高い価格と引き換えに安心と信頼感をえられるといえます。

 冷却ファンには品質が高く寿命が長いと定評のある山洋製のものを採用しています。また、温度と負荷によってファンの回転が自動的に制御され、静粛性とのバランスもはかられています。

 他社製の電源もいくつも最終候補に残りましたが、SS-500HMは数ある電源の中でもかなり高品質で安定性の高い製品のようです。ネット上でも悪評はほぼ皆無です。
 僕がマシンを組み立てたあとのことですが、SS-500HMと容量違いの同シリーズであるSS-700HMが下記のサイトできわめて高い評価をえています。

DOS/V POWER REPORTより
http://www.dosv.jp/feature/0702/27.htm

 当初は5000円くらいかなと考えていた電源に2万円近い費用を投じることになりましたが、これで電源になんの心配もなくマシンを使い続けることができると思います。

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2007.02.16(金)

070216_screen-m.JPG 最近あまりにも自作PCのことづくめのブログになっていました。まるでこのジャンルの専門ブログのようになっていましたが、久々の「日記」です(笑)。

 今度の日曜から月曜にかけて、代休も利用して津軽へ行ってきます!

 そう、津軽鉄道の冬の風物詩、ストーブ列車がお目当てです。
 しかし、今年は空前の暖冬で異常な「雪不足」。東北の冬の鉄道写真を撮るのに雪がないのではがっくりです。

 初めて訪れる津軽鉄道、なんとか雪が降ってほしいと祈る毎日(笑)で、天気予報で「大荒れ」と聞くたびに胸を膨らませるのですが、どうやら昨日からの「寒波」も期待はずれのようです。
 五所川原の気象情報とにらめっこしてますが(笑)、ほんのわずか積もった雪がみるみる溶けてしまったようです(涙)。

 あまり雪のことではくよくよせず、津軽を楽しんでこようと思います。

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2007.02.15(木)

 新マシンの組み立てから昨日で1週間が過ぎました。苦心したNikon Capture 4.4の動作に成功し、データも移行していよいよ実用態勢に入っています。もちろんこのブログも新マシンから更新しています。

 旧マシンからの移行作業はおおまかに分けると、
(1)アプリケーションのインストール
(2)メール等の特殊データの移行と、メールアカウント、IME辞書、アプリケーションのカスタマイズ設定等の移行
(3)写真、ドキュメント等、作成したデータの移行
です。

 PCの買い替えの時にはみなさん似たような作業をしてるいのではないでしょうか。Excelで簡単なジョブリストをつくりました。

 今回の最大の特徴はVistaという新OSのもとへの引越しであるということです。
 最も大変だったのはいうまでもなくNC4のインストールでした。しかし、その他のアプリケーションはおおむねVistaでも正常に動作しています。
 Office2003は当然として、AdobeのWEB制作ツール・GoliveCS2も問題なさそうです。
 しかし、Photoshop Elements 3.0は異常発生です。画像のウィンドウの中に変な格子が現れたりして表示が崩れます。さすがに画像データそのものを損傷するわけではないのですが、これでは使えません。残念です。
 Adobeは5.0のみVistaに対応させるとしています。不本意ながら5.0のアップグレード版(9000円程度)を買うしかなさそうです。

 一番面倒というか時間がかかったのはメールの移行。といっても僕の場合やや事情が特殊です。
 旧マシンで、MoziraのThunderbirdというメーラーを使っていたのですが、色々と不満があるので、とりあえず新マシンではOS付属のWindowsメール(Outlook Expressの後継)を使うことにしようと思ったのです。
 しかし、メール形式の違いから、移行には一苦労。emlXtracter1.08というフリーソフトを使ってなんとかメールデータを抽出し、移行させることができました。
 その作業が思いのほか時間がかかるのです。RAW現像より時間かかるかもしれないくらいです。
 Thunderbirdを使っていた唯一の理由は、送信済みのメールのBCCの宛先をきちんと表示してくれる唯一(?)のメーラーだからですが、その他の点では使い勝手の悪いところもあります。
 今回知った移行の大変さも欠点の一つです。
 どこかに、送信済みのメールのBCCの宛先を表示してくれるいいメーラーはないでしょうか…。

 ブラウザとして僕が愛用しているのはLunascape4。Internet explorerがタブブラウザ化しても、もう戻ることができない便利さです。
 そのLunescapeの検索バー、ツールバーの設定も新マシンで1から作り直すのは面倒だなあと思い、設定の移行というメニューは用意されていないかと探したもののどうやらない。
 そこで、Programfiles/lunascape4/profileというフォルダを丸ごとコピーしてみたら、見事今までの環境が再現されました(笑)。

setpoint.jpg 快適なPC環境について、それなしに語れないのはマウス。自宅ではLogicoolのMX-1000というワイヤレスレーザーマウスを使っています。
 そのマウスは8ボタンなのですが、使用するアプリケーションごとににボタンに割り当てる機能を変えて使っているので、その設定も再現しなければなりません。
 サイドボタンの親指に近いほうはブラウザでは「戻る」、WordやExcelでは「コピー」、NC4では「すべての画像調整をコピー」といった具合です。

 Logicoolユーザー以外の人には関係ないし、関心ないことでしょうけど、このMX-1000の設定ソフトはどういうわけかそのままではこのアプリごとのボタン機能割り当てができないようになっています。
 ProgramfilesやAplicationdataといったフォルダ内のLogicool(あるいはLogitech)フォルダのあるxmlファイルの内容を少し書き換えるという実にマニアックな作業をして初めて、設定ソフトに「プログラムの選択」という窓が現れて、アプリケーションごとのボタン機能割り当てができるようになります。(写真)
 Logicoolユーザーのあいだでは割りと有名な裏技です(笑)。

 こんな手間をかけないとこの機能が使えないというのは、Logicoolはいったいどういうつもりなのか。まったく理解できません。

 なにはともあれ、初の自作マシンに新OS・Vistaを入れて、今まで使っていた環境も整えて、日常的に使えるようになりました。
 詳しくは後日レポートしますが、新CPUの威力は絶大。NC4でのRAW現像も試してみましたが非常に速いし、Vistaも快適に動いています。
 自作してみて本当によかったし、楽しかったというのが感想です(^^

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2007.02.14(水)

 今回は写真を主な用途とする僕だからこそのオプション的なパーツです。

Aerocool Power Panel-BK

商品のページ
http://www.scythe.co.jp/accessories/power-panel.html

 この商品、販売会社のサイトでは既に販売終了の扱いです。
 まだ店によっては残っていたので注文しました。

 今まで僕はデジタルカメラのメディアの読み込みは外付けUSB接続のカードリーダを使っていました。
 今度、自作したマシンに内蔵型のカードリーダを入れたことで、メディアの読み込みがぐっと便利になりました。
 USBカードリーダをPCのフロントパネルに挿すという、その一つの動作が減るだけで、随分違うものだと感じます。
 また、これはOSをVistaにしたせいかもしれませんが、ウィンドウのツールバーにはメディアの取り出しというメニューが標準で表示されており、ワンクリックでメディアを取り外せます。従来はタスクトレイの「安全な取り出し」をクリックしたあと、さらにボリュームを選ぶ必要がありました。
 総じて、メディアの扱いが大幅に快適になりました。

対応メディアは、僕に必要なCF、xdのほか、SD、SM、MSなどで、小型メディアなど規格の違いを色々含めると25種類。当分なんの心配もいりません。

 さらに、この商品は正確には単なるカードリーダではなく、USBコネクタやオーディオコネクタ、さらにはSATAコネクタも備える多機能パネルです。
 僕が選んだPCケースのフロントのUSBコネクタとオーディオコネクタは、ちょっと変わっていて正面ではなく横についていて、デザイン的にはいいのかもしれませんが使い勝手があまりよくないのです。
 そこで、ケースのUSBコネクタとオーディオコネクタは使わず、このパネルのものを使っています。

 内蔵型のカードリーダはいくつかのメーカーから出ているのですが、デザイン的に一番気に入ったので販売終了ぎりぎりでこの商品を選びました。

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2007.02.13(火)

 光学ドライブも僕にとってはあまり選択幅がなく、費用を極力抑えるべきパーツでした。

Pioneer DVR112

 CPUやメモリとは違い、光学ドライブはPC買い替えのたびに非意図的にグレードアップしてきたパーツでした(笑)。
 PCを買い換える時には既に光学ドライブの最低水準が上がっていて、それに僕もついていったという感じでした。
 CD-ROM→CD-RW→DVD-ROM→今回のDVDマルチというように。

 今回は、PCで音楽データを扱うわけでもないので、できるだけ安価なものというのがポイントでした(笑)。
 書き込み速度もメーカー間、機種間で大差はないようです。

 初めてDVDに書き込めるドライブを手に入れたわけですが、写真データのバックアップや配布に今後DVDメディアを使う可能性もあります。
 また、Windows VistaではOS標準でDVDのすべてのメディアの書き込みに対応。その点でもいいタイミングだったと思います。

 光学ドライブの今後重要となるポイントは接続方式です。
 今主流のIDE方式から、SATA方式にこれから一気に変わっていくことは間違いありません。
 それでも今はまだ圧倒的にIDEが主流であるため、SATA接続の製品は数えるほどしかありません。

 僕がパーツの注文を終えた直後の1月下旬にASUSからSATA接続でしかも安価なDVDドライブが発売になりました(笑)。
 それでも、SATA接続の光学ドライブはオンボードRAID対応のマザーボードで動作に制約があるなど、不安な情報もあるため、市場の主流となるのを待つことにして、今回はIDE接続でよしとしました。

 組む時の接続のしかたはSATAに比べるとIDEのほうがずっとややこしく、不便に感じます。
 また、今回の僕の組み立てではIDE接続した光学ドライブを認識しないという問題がおこりました。マザーボードのBIOSをアップデートしたことで解決しましたが、これはIntelのICH8シリーズのチップセットがもはやIDEに非対応であることと関係しているのかもしれません。

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2007.02.12(月)

 実際の組み立て作業、その後の環境づくりで忙しかったのですが、ようやく少し落ち着いてきたのでパーツの紹介を再開したいと思います。

 今回はハードディスク。これはいちばん選択に時間がかかりませんでした。

日立 HDT725032VLA360(7200rpm、320GB)

日立・Deskstar T7K500のページ
http://www.hitachigst.com/portal/site/jp/menuitem.7b463d523e92a9689a1c59b2eac4f0a0/

 HDDはメーカーの数もあまり多くなく、同じクラスであれば性能・価格に大差はありません。
 ポイントとして、まずは容量、回転数があげられます。

 今まで使っていたマシンでは160GBのHDDを1台内蔵していました。バックアップ用として外付けの120GBも使っていました。バックアップのほうが容量が小さいのは問題ですけど(笑)。
 数年前は80GBのHDDでもずいぶん大容量だなと感じたものですが、デジタル一眼レフで写真を撮るようになってHDDの使用量は大きく伸びました。
 特に、Nikon D2H(400万画素)に加え、昨年D200(1000万画素)を使うようになり、HDD使用量はまさに飛躍しました。
 僕が撮った写真データの量は、2005年のものが6.4GBなのに対し、2006年は28.1GBです。
 1000万画素のRAWファイルは1枚7~9MBもあります。しかも、Nikon Capture 4.4での現像作業はマシンの力不足で時間がかかるため、自ずと現像や画像のセレクト(不要カットの削除)が億劫になってさぼりがちになっていました。そのために28GBにまで膨らんでいたのです。
 マシンを強化したことで、画像の整理が進むと思われますが、それにしても1000万画素のRAWファイルを大量に扱う以上、容量には余裕を持ちたいものです。

 そこで、容量は少なくとも今までの160GBを大きく超える必要がありました。そこで、1GBあたりの価格が最も安いの320GBにしました。

 回転数はHDDへのアクセスの速度を決め、マシンの処理速度に大きく関わるので重要ですが、これも今の主流は完全に7200rpmであり、5400rpmは既に過去のものとなっています。選択に迷うことはありません。
 日立、Seegateといったメーカーが信頼性でも評価が高いので、今回日立のものを選びました。
 マザーボード編で少しふれましたが、HDDへのアクセス速度を向上させるNCQ機能にも対応しています。
 NCQは、それを使うためのAHCIドライバがXPでは標準サポートしていなかったのに対し、Vistaでは標準サポート。BIOSで設定するだけで使えます。

 PCを自作したことで、今後のHDDの増設やデータの移行もより簡単に行うことができるようになりました。
 今回は予算の関係上HDDを1台だけ積んで、パーティションを切ってCドライブにシステム関係を、Dドライブに各種データを入れています。

 余裕が生まれたら、システム専用にWestan DigitalのWD740ADFD(10000rpm、74GB)を導入したいなあと思っています。今、SATA接続では唯一10000rpmという最高速の回転数を誇る同社のHDD。システムをインストールすることでパフォーマンスのさらなる向上が期待されます。
 価格は高いんですけど…。もっと下がらないんでしょうか(^^;

Westan Digital WD Raptorのページ
http://www.westerndigital.com/jp/products/products.asp?driveid=244&language=jp&Language=jp

 写真をはじめとするデータのバックアップには、容量オーバーの危機が迫る120GBの外付けを引退させ、320GBをもう1台増設してRAIDを組みたいと思います。
 そのために、マザーボードはオンボードでRAID、AHCIに対応するチップセットを搭載したものを選んだわけです。
 RAID機能もVistaでは標準サポートされています。RAIDを始めるにはいい機会です。

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2007.02.11(日)

070211_NC4.jpg 最大の懸案だった、NIkon Capture 4.4のVistaでの正常な起動に苦心惨憺の末ようやく成功しました!
 
 このためにVistaのクリーンインストールのやり直しも行い、NC4をCD-ROMからインストールし、アップデータを当ててゆく作業を何度も繰り返しました。
 これまでにネット上で可能な限り情報収集を行ってきましたが、まだVistaでの様々なアプリケーションの動作に関する情報はあまり多くないようです。
 特に僕のように、Vistaのクリーンインストールをしている場合、つまりXPなどからのアップグレードでない新規に導入をしている人がNC4を動かすのはより困難なようです。

 さらに、NC4がバージョン4.2からプロダクトキーの仕組みが変わったことが、今回の困難に拍車をかけました。この点はNikonに問題があると思います。

 最終的には、以前のOS上での環境相当でアプリケーションを動かすという互換性モードで起動した上に、レジトスリの一部を変更することでようやくNC4が正常に動作することになりました。
 非常にややこしい過程です。

 何はともあれ、使い慣れたNC4をしばらく使い続けることができることにほっとしています。
 せっかく自作PCを完成させたのに、今回の自作の最大の動機である、NC4を快適に動かすことができないとあっては気が気でありませんでした。これでようやく一安心です。

 まあいずれCapture NXも導入したいとは思っているのですが。

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2007.02.09(金)

 NikonのRAW現像ソフトNikon Capture4.4をVistaでも使うべく、苦心の作業が続いています。
 現時点ではまだ正常な起動ができる状態に至っていません。

 NIkonがVistaに対応するとしているのは後継製品のCapture NXのみ。これを購入すればいいわけだし、いずれは高機能をうたうその製品を導入しようと思っているのですが、できればもうしばらく使い慣れたNC4を使いたいと思っているところです。

 Vistaを再びクリーンインストールし直し、NC4をインストール、アップデータをあててゆく作業をしているのですが、NC4のバージョンの違いによる動作不具合などの関係もあり、なかなか目的を達せられていません。
 まだあきらめたわけではないので、もうしばらく頑張ってみます。

 関係のない話ですが、光学ドライブを認識させることができてほっとしたあとに、そもそもFDDが認識していないことに気づきました(笑)。
 これはOSのバンドル製品なので、ライセンス上はOSと一緒に使わないと違反になるのです。もっとも、「一緒に使う」の解釈にも色々あるわけで、某巨大掲示板群の自作PC板では「PCケースの中に転がっていても可」なんていう見解もあるくらいですが(笑)。

 まあFDDを使う機会もメンテナンス関係で時々あるのできちんと認識させておくことに。
 すると、FDDのケーブルがマザーボード側は挿さっているのにFDD側はなかなか挿さらない。もしや…と思って確かめたら、逆でした(笑)。FDDに挿すべきほうの端子をマザー側に挿していました。挿さったんですもん。
 ただ、やっぱり無理に挿してしまっていたようで、マザーボードのFDD用コネクタのピンが2本曲がっていました(笑)。懐中電灯をつけ、ラジオペンチで慎重にまっすぐに治しました(笑)。
 この作業をするために、付近のものがどうしても邪魔になったので、光学ドライブに挿している電源ケーブル、IDEケーブル、マザーボードのATX電源コネクタ、さらにはメモリまで1枚はずしての作業となりました。
 たかがFDDを付けるだけなので軽く終わると思っていたのに。でも一度組み立てを経験したあとだと落ち着いたものですね。

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2007.02.08(木)

 マシンの完成を喜んだのも束の間、いくつかの問題が発生して対応に追われています。

 一つ目は、完成時に原因不明だった光学ドライブの認識の問題です。
 一度認識したあと、起動し直すと認識しなくなってしまい、困り果てました。また何度もケーブルをさし直し、それでも駄目なのでドライブ背面のジャンパスイッチを切り替えたところ一旦認識。「解決した!」と思ったら、起動し直すと認識せず参りました。

 その後、Vistaをスリープ状態にして復帰するとそれまで認識していない光学ドライブを認識するという奇妙な法則性が見つかりましたが、これはもちろん解決策ではありません。

 結局、BIOSをアップデートしたら、何事もなかったかのように認識。その後何度起動しても問題ありません。 今までの苦労はなんだったのかと思うほどです(笑)。

 さて、もう一つの問題。もしかすると、僕にとってもっと大きな問題かもしれないのは、NikonCapture4がVistaで起動しないことです(涙)。
 インターネット上では「VistaでNCが起動した」という情報があるので、「きっと大丈夫」だと思い、Vista導入に踏み切ったのですが、インストールまではなんとかいくものの起動せず。
 どうやら、この「動作した」という情報はみなXPからVistaにOSをアップグレードした人の話のようです。僕のように新規にVistaをインストールした環境で動作したという人は今のところ一人もいないようです(涙)。
 もしこのソフトが使えないとなると、今回のPC自作の意味がまったくないといってもいいほどの重大事態です(笑)。

 確かに、Nikonは「NikonCapture4」はVistaに対応する予定はないと発表しています。でもこれはメーカーが保証しないだけで、動作はするだろうとたかをくくっていました。Microsoftも「XPで動作するアプリケーションのほとんどがVistaでも動作します」とうたっています。見通しが甘かったのでしょうか。

 NikonはNikonCapture4の開発は打ち切り、それに代わる現像ソフト「CaptureNX」を発売しました。NikonCapture4からはアップグレードできない新しいソフトです。
 アップグレードできないことについてもユーザーから批判がありますが、その上今非常に多くのNikonユーザーが愛用しているNikonCapture4をVistaに対応させないというのはユーザー切り捨てです。
 しかも、画像閲覧ソフトの「NikonView6」もVistaには対応せず。実際、僕もインストールし、動作はしたものの、RAW画像が表示されませんでした。
 無料配布の「NikonView6」に代わる有償ソフトの「「NikonViewPro」は当初の発売予定を延期し、10ヶ月が過ぎて未だに発売予定の発表がありません。

 早くも「ヒトバシラー」になった感がありますが、もう少し情報を収集してあがいてみようと思います。
 今マシンを買い換える予定のない人はVistaへの乗り換えは当分見合わせたほうがいいと思います。
 それにしても、Nikonのユーザー切り捨ての姿勢が身に沁みます。

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2007.02.07(水)

D20_9046.jpg なんと一晩で完成させてしまいました。初めてのPC自作でしたが、急に自作を決意してから一ヶ月足らずで完成にこぎつけることができました。

 作業は全体として順調でしたが、初めてなのでいくつかのつまずきや後戻りをしながらになりました。
 一番困ったのは、原因不明で光学ドライブが認識されなかったことです。IDEケーブルの接続、マスター/スレーブの設定、電源との接続すべて正しく、その証拠に電源ONとともにドライブが動作するのにBIOSで認識されず参りました。
D20_9033.jpg 何度も電源ON/OFFを繰り返し、ケーブルの接続をやり直したのですが、突如認識しました。
 原因はわからないままなので少しすっきりしません。

 そんなこともあって今日の未明、WindowsVistaのインストールも済ませてひとまず完成。動作も今のところ問題ありません。

 今夜はいよいよマシンの引越し作業です。
 必要なアプリケーションの新マシンへのインストール、メール、IME辞書データをバックアップし、あとは写真をはじめとするデータの移行です。
 この各種データのほうは日頃からシステム類と異なるパーティションに保存し、外付けHDDにバックアップしてあるので、手間は大したことありません。

 今回は初めての自作の上に新しいOS環境への引越し。二重に危ない橋を渡っているわけで、まだ環境の安定には不安がつきまといます。でもたまには人より先んじて冒険してみるのも楽しいです(笑)。

 引越しにはそれなりに時間がかかります。新マシンのパフォーマンス、特にRAW現像の処理能力がどうなっているかや、Vistaの使い勝手など早く体験したいところですが、慌てず進みたいと思います。

 今後は僕の場合マシンの引越しではなく、「改築」(パーツの交換)がメインになっていくのでしょうね。

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2007.02.06(火)

D20_9025-m.jpg 発注していたPCパーツがすべて到着しました。いよいよ組み立てです。

 本当は休日を1日充ててゆっくりやりたいところですが諸事情によりそれは無理なので、数日かかってもいいので夜にやることにします。

 無事できるのだろうか…(笑)

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2007.02.04(日)

 メモリは比較的選択に時間がかからないパーツでした。

メモリ:UMAX Castor LoDDR2-1G-667-R1(DDR2-SDRAM PC2-5300 1GB)×2(合計2GB)
 
 今回のPC自作のきっかけが、現在使っているDELLのPCのメモリを増設しようかなと考えたことでした。
 DELLのマシンが積んでいるメモリは、DDR2-SDRAM PC2-3200 の512MB×2で、合計1GBです。Pentium4HT 3.2GHzのCPUとの組み合わせで今まではほぼ快適に使ってきましたが、NikonD200のRAW画像の現像をやるには力不足を痛感するようになってきました。

 なのでメモリを2GB(1GB×2)積むのは初めから確定事項でした。

 メモリのデータ転送速度にはDDR2-800とかDDR2-667などの違いがありますが、800と667とでパフォーマンスの違いを体感できるかというと、各種PC雑誌の記事でも、あるパーツ店員の見解でも、答えは「体感不能」。
 ならば価格の高い800ではなく667でいいでしょう。

 ノーブランドのバルク品ではマザーボードとの相性だけでなく、デュアルチャネル動作時の相性、さらにはメモリエラーの発生のリスクが高いので、ここはけちらずメーカー製でも最も安価なUMAXのものを選びました。
 メーカーのサイトで確認すると、少し型番は異なるものの、Intel製のマザーボードでの動作確認がされています。
 ネット上でもこのメーカー製のメモリに関して相性問題や悪評はありませんし、多くの自作派がこのメモリを選んでいるようです。

 ちょうどWindowsVistaの発売と重なった今回の自作。メモリを2GBにというのはRAW現像という動機からでしたが、PC雑誌の記事ではVistaを快適に動かすにはできれば2GB積むことが推奨されています。
 メモリが2GBあればVistaでも非常に快適な動作が期待できるそうです。僕の場合RAW現像をやるのでPCには高い負荷となりますが、Vistaでどういう結果が出るでしょうか。

参考記事
DOS/V POWER REPORTより
http://www.dosv.jp/feature/0611/15.htm

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2007.02.03(土)

 マシンの核となるのがCPUだとすれば、マザーボードは文字通り母体とものいうべきもの。マザーボードの選定も、マシンの方向性を左右するものになります。
 むしろ、自分が組みたいマシンの方向性に応じてマザーボードを選ぶというほうが現実に即しているかもしれません。

 僕が選んだのは、

Intel DG965WHMKR

Intel DG965WHのページ
http://www.intel.com/cd/channel/reseller/ijkk/jpn/products/desktop/bdb/dg965wh/feature/index.htm

です。

 今回のマザーボード選びの基準を簡単にいうと、
(1)Core2Duoに対応していること
(2)少しでも安価であること(笑)
(3)オンボードVGAを搭載していること
です。

 この3つの条件だけで、対象は数えるほどに絞られてしまいます。

 PC自作派には3Dゲームを楽しむ人が多く、最近はどんどんVGAの高性能化が進んでいます。さらにWindows VistaではAero機能でVGAへの負担が従来より格段に増しています。
 このような状況のもと、VGAを別途搭載することが自作派の中では多数ですが、僕はオンボードを選びました。

 それは、僕の用途が3D性能をそれほど必要としないこと、VGAをオンボードで済ますことで少しでも費用を抑えるという理由からです。

 DG965WHMKRが搭載するチップセットG965は、従来のオンボードVGAとは比較にならないほど高性能なグラフィックス機能、GMA X3000が内蔵されています。
 GMA X3000はVistaのAero機能を快適に使うことができるとされています。

 VGAをオンボードにすることで、メモリの一部を占有されてしまうという問題はもちろんあります。
 また、将来、写真家向けの超高性能液晶モニタを導入したいと思っている(そんなお金どこから…)ので、その際にグラフィックス性能に少し余裕が欲しくなるかもしれません。
 その時には別途VGAを積むことを考えます。そうなったとしても、僕の場合は高性能なものは必要ないでしょう。

 ハードディスクに関連することですが、このマザーボードのサウスブリッジ・ICH8DHは、HDDへのアクセスを向上させるNCQという機能や、ミラーリングなど複数のHDDを1台のHDDとして管理するRAID機能に対応しています。
 RAIDは以前からバックアップの手段として興味がありましたが、敷居が高かったのも事実でした。
 VistaはRAIDに標準で対応しており、OSと併せてRAIDドライバが自動的にインストールされます。Vistaの導入を機会に、かなり近い将来RAIDを組むことはほぼ確実なので、きっとこの選択は正しいでしょう。

 そのほか、USB2.0ポートが背面に6つあり、総計10ポート対応していて、eSATAにも対応しているなど、安価な上に僕にとっては必要充分な機能を備えているのではないかと思います。

 余談ですが、Intel製のマザーボードはASUSやGIGABYTE製などに対して「純正」とよばれますが、Inetl純正のほうが安価で機能がシンプルなものが多いのです。多機能でない代わりに、安定感、安心感があります。
 カメラの世界では、「純正レンズ」といわれるカメラメーカー製のレンズは高画質な代わりに非常に高価で、サードパーティ製のレンズは安価で入手しやすいのです。
 だから、「純正」のほうが安価でお手軽というのはちょっと不思議な感じがします。

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2007.02.02(金)

 PCケースの入荷が遅れていたツ○モ電機からようやく6日に宅配予定という連絡が入りました。来週はいよいよ工作作業の週になりそうです。

 ずぶの素人の状態から始めたパーツ選び。ネット上で色々情報を集め、時には意見も聴いて選んだ構成について、紹介していきたいと思います。
 第1回は、マシンの核ともいえるCPUです。

CPU:Intel Core 2 Duo E6600 2.40 GHz

Intel Core 2 Duoのページ
http://www.intel.co.jp/jp/products/processor/core2duo/index.htm

 昨年のCore 2 Duoの登場は、PCパーツ市場の勢力地図を一変させたほどのインパクトがあったようです。
 パフォーマンスを求めるほど消費電力と発熱量が上がっていくという桎梏を克服し、今CPUの主流に登りつめようとしています。

 思い起こせば昨年の秋ごろ、ニコンのデジタル一眼レフD200のRAWファイル現像作業を今のマシンで行うことに無理を感じ始めたのが始まりでした。
 この時、メモリを現在の1GBから2GBに増設すればなんとかならないかと思っていましたが、調べるうちにCPUのグレードアップが不可避だと知りました。
 そこでようやくデュアルコアCPU、Core 2 Duoこそ必要だという答えにたどりついたわけです。

 まさに僕の用途そのものをモデルにしたベンチマークテスト・リポートもあり(下記リンク)、もうCore 2 Duoしかないと思いました(笑)。

DOS/V POWER REPORTより
http://www.dosv.jp/feature/0610/08.htm

 Core 2 Duoシリーズの中でE6600を選んだのは、前提として購入可能な価格帯の中にあるということと、2次キャッシュが4MBということです。1ランク下のE6400はこれが2MBになります。

 初めはCPUがE6300のDELLのPCを買おうと検討を始めましたが、考えるうちに欲が出てE6600にしたいと。
 しかし、DELLでは事実上E6300しか選べない(E6600搭載モデルはゲーム用の大変高価格なもの)ため、他のBTOPCに…。そうこうするうちにいつの間にか自作です(笑)。

 CPUをE6600と定めたことで、その他のパーツが定まっていくことになりました。
 なお、Intelは4月にCPUの価格改定を行い、E6600も1万円ほど値下げになるようです。でも、せっかく今自作の決意をして、1万円のために2ヶ月以上待つ気にはなれませんでした。
 近い将来にはクアッドコアに移行することになるのでしょうね。

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2007.02.01(木)

 昨日、マザーボード、メモリ、電源が届き、自作に向けてわくわく感が増しています。

 OSを何にするかという問題ですが、初の自作の上にバージョンアップという二重の危険性を冒してWindowsVistaを導入することをほぼ決めました(笑)。
 次の悩みはどのエディションにするかということです。

 考えれば考えるほど、消去法で(笑)Ultimateにするしかないのかなと思っています。
 まず、HomeBasicは論外。HomePremiumなのか、Businessなのかが問題です。

 なお、僕は自作するのでWindowsはDSP版という、FDDなどのパーツとバンドルされたものを導入するので費用はそれなりに抑えられます。
 HomePremiumなら14,480円、Businessなら17,980円、Ultimateなら23,980円が現在の相場です。

 今回のPCグレードアップも元はといえば写真のため。だからエンタテイメント目的に適したHomePremiumかといえば、そうすんなりはいきません。
 機能を比較すると、BusinessになくてHomePremiumにしかないものは、MediaCenterやDVDメーカーなどほんの一部に過ぎません。
 しかも、僕が関心があるWindowsフォトギャラリーは全エディションで使えるので、HomePremiumにする積極的な理由がなかなか見えません。

 むしろ、Businessにはバックアップに関してはずせない機能が搭載されています。
 それはコンプリートPCバックアップです。これはデータファイルだけでなくHDDをシステムを含めて丸ごとバックアップを取り、システムがクラッシュした時に早急に復元できるというものです。
 これはメーカー製のソフトを買えば使える機能です。一昨年まで僕が使っていたノートPC、SHARPのMURAMASAシリーズでは「HD革命」というソフトの簡易版がバンドルされていて、ノートPCのシステムのバックアップに有用でした。この種のソフトは5千円くらいから市販されています。

 HomePremiumに比べ3千円の差額でこの機能が手に入るのだから、Businessのほうにしたくなります。
 しかし、じゃあMediaCenterやDVDメーカーを使う可能性がこの先ゼロだろうか…。
 もしかすると、将来TVキャプチャーカードを増設してPCで録画する可能性もないとはいえません。そういうときに、MediaCenterはそれなりに便利なのかもしれません。

 そうなると、もういっそのこと6千円足してUltimateに…。HomePremiumに9千円足してBusinessと両方の機能が手に入ると考えることもできます。もう悩むのが面倒くさくもなってきました。
 MSはアコギな商売してるってことです。HomePremiumとBusinessに分けるなといいたい。

 とまあ、初の自作の上にOSも最高のエディションにしてしまおうと、なんだかマニアの方向に行きつつあるHosoです。

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