世間ではアカデミー賞が話題になっています。
そこで思い出しました(笑)。僕がこのブログで昨年12月26日に発表した妄想企画「第1回朝ドラアカデミー賞」の、各部門最優秀賞を発表します(笑)。
「第1回朝ドラアカデミー賞」各部門の入賞発表はこちら
http://www.hoso0907.com/blog/archives/2006/12/26-235901.html
【最優秀作品賞】
純情きらり(2006年)
【最優秀脚本賞】
浅野妙子(純情きらり)
【最優秀主演女優賞】
宮﨑あおい(純情きらり)
【最優秀助演男優賞】
福士誠治(純情きらり)
【最優秀助演女優賞】
寺島しのぶ(純情きらり)
【最優秀子役賞】
柊瑠美(すずらん)
【最優秀音楽賞】
大島ミチル(あすか、純情きらり)
大方の予想通り(笑)、「純情きらり」が7部門中6冠を占める結果になりました。「純情きらり」については放送中に頻繁に書いてきたので、ここでは繰り返さないことにします。今までの朝ドラとは次元の違う傑作でした。
ほとんどの賞は「これしかない」という感じですんなり決まったのですが、迷ったのは最優秀主演女優賞と最優秀子役賞です。
朝ドラはほとんどの作品の主人公が女性で、ヒロインがドラマの要です。
しかし、どうも僕の印象ではこの15年間についてみれば、文句なしといえるほど卓越した演技を見せてくれたヒロイン役の女優はいなかったように思います。
それは、朝ドラが比較的芸歴の浅い若手女優の登竜門であり、本人にとって朝ドラでの成長がその後の活躍の跳躍台になっているという事情からかもしれません。
宮﨑あおいは、ヒロインの音楽にかける情熱、戦争と自由の抑圧という社会のもとで、家族や愛する人たちと一緒に怒り、悲しみ、喜ぶヒロインになりきっていたと思います。最後の病床のシーンもよかった。あれだけ素晴らしい脇役たちに囲まれながら、少しも負けることのない存在感を発揮していました。
「わかば」の原田夏希や、「ファイト」の本仮屋ユイカが宮﨑に次いでよかったと思います。
最優秀子役賞は、「ふたりっ子」の三倉茉奈・佳奈とかなり迷いました。あの作品は、低調だった朝ドラ人気を一時的に押し上げました。その立役者といえるのが三倉姉妹の自然体の演技でした。
一方、「すずらん」の柊瑠美は当時11歳と思えない大人びた演技を見せました。
よい子役とは、決して俳優として早熟であることとは限らないと思いますし、むしろいかにも子どもらしい明るさ、元気のよさで朝のお茶の間を楽しませてくれた三倉姉妹が最優秀賞でも少しもおかしくないと思います。
同時に、子役とはいえ一人の俳優として見た時、柊の演技はその細やかな感情表現で非常に秀でていました。
単なる素人の僕に、優れた子役とは何かという問いの答えは難しいのですが、今回は俳優としての能力という点で柊を推しました。
最優秀助演男優賞はもう文句なしです。彼の演技なくしては「純情きらり」はなかった。紛れもなく朝ドラの歴史に残る名演でした。
以上、暇な妄想企画でした。時節柄、「アカデミー賞」でブログ検索して来られた方、「なんのこっちゃ」だったと思います(笑)。
僕がネット上で検索してみた感じでは、こんな妄想企画はおそらく初めての試みのようです(笑)。
今回15年分を発表しましたので、次回はまた15年後になると思います(笑)。
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