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2006.12.16(土)

大河ドラマ「功名が辻」

 先日、約1年にわたって放送されてきたNHK大河ドラマ「功名が辻」が終わりました。本当は開始直後にも批評を書きたかったのですが、とうとう終了を迎えてしまいました。

 今回の作品は、この10年で一番面白かったのではないかと思います。
 千代の「戦嫌い」など、かなりの部分は創作的だったとは思いますが、そこはドラマとして楽しみました。
 夫婦手に手を取って土佐20万石の領主に登りつめた山内一豊・千代夫妻のサクセス・ストーリーを、笑いあり涙あり、実に小気味よいテンポで描いていたと思います。1年があっという間でした。

 まず、主役の上川隆也と仲間由紀恵が素晴らしかった。
 仲間はこれだけ豪華な出演陣に囲まれながら、負けることなく愛嬌たっぷりに演じ、視聴者を楽しませました。役柄のせいだとは思いますが、次第に貫禄さえ感じるようになりました。
 ただ、いつまでも若々しいのが気になりました(笑)。年齢を重ねていくところはメイクなども含めてもう一つだった気がします。
 上川は、文句のつけようのない演技。「大地の子」で大ブレイクした時からずっと好きな俳優です。もはや、日本を代表する俳優といえるでしょう。

 脇役たちは、いつもながらさすが大河という重厚な布陣。織田信長の舘ひろし 、羽柴秀吉の柄本明、徳川家康の西田敏行はとてもよかった。いわゆる三英傑が揃ってこれだけいい演技をしたのは、僕は記憶にありません。
 特に、柄本は秀吉の「人たらし」的な側面や、飽くなき権力欲、晩年の見境をなくしてしまったかのような振る舞いなど、単に「猿顔」というだけでなく(笑)、非常にいい演技だったと思います。
 ここ10年ほどの大河での秀吉がいずれもいまいちだったので、今回のよさが際立っていると思います。もちろん、俳優の演技は脚本、演出あってのものですが。

 主にドラマの前半に若い主役をしっかりと支えた、山内家臣の五藤吉兵衛役・武田鉄矢と、祖父江新右衛門役・前田吟の二人は、この二人なくしてこのドラマはなかったというほどの存在感でした。
 それも、主役の二人を決して殺さない、絶妙の存在感でした。
 まるで見ているこちらも山内家中のものとして、家の行く末を気にかけるような(笑)、そんな感情移入をさせてくれたのがこの二人だったような気がします。
 中でも、吉兵衛が討ち死にした回の武田と上川とのやり取りは、このドラマの中でも圧巻でした。

 面白いドラマというのはすべてが揃っているもので、小六禮次郎 の音楽も最高でした。
 僕は、「武田信玄」以来最高の音楽だったと思っています。

 来年は2作連続で戦国物。武田の軍師・山本勘介を内野聖陽が演じます。こちらも楽しみです。

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コメント (2)

Hosoさん、こんばんは^^
大河ドラマを見なくなってしばらくたつけど、世間でも好評だったみたいだね。
上川隆也はホント、上手いよね。次の内野聖陽もそう。内野聖陽は近年のNHKで藤沢周平作品の時代劇で主役だったけど、見事にハマってた。
蛇足だけど、映画版『蝉しぐれ』の市川染五郎の牧文四郎よりNHK版の内野の方が断然いい。

そういえば、上川も内野も朝ドラ経験者だね。

Hoso:

>>みつたけくん
みつたけくんは最近大河を見ていないのか。知らなかった。あまりいい作品がないからかな?
内野のその時代劇は見逃した…。見たかった。
上川→内野は、若手実力派俳優として最高のバトンタッチだ。
次あたり見てみては?僕は武田が好きだから楽しみだ。

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