今年の夏の甲子園は、南北海道の駒大苫小牧が実に57年ぶりとなる、2年連続の優勝を勝ち取りました。昨年、史上初めて東北以北の代表として優勝したのに続く素晴らしい快挙です。
その前日の19日、準決勝では僕が応援していた山口の宇部商が敗れました。エースの好永は地方大会からここまで全試合完投。その疲れは限界に達していたようです。
二転三転で行き詰る試合展開の中、宇部商がリードして迎えた9回表、好永は京都外大西の連打を浴び、三本間の挟殺プレーでは痛恨の暴投をしてしまいました。好永の痛々しい姿に、スタンドはもちろんテレビの前の野球ファンも固唾を飲んでいたのではないかと思います。
僕も「古い」高校野球ファンの一人かもしれず、孤独なエースが力投する姿に目を奪われてしまうこともあります。しかし、高校野球の選手たちは将来に大きな可能性をもつ存在であり、無理を重ねて体を壊してしまってはいけません。
エースが気力だけで投げる姿をよしとするのではなく、やはり複数投手の育成と起用が大切でしょう。宇部商の玉国監督も、いま一度自身の判断を振り返ってみるべきではないでしょうか。



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