2005.06.15(水)

呆れたJAL

 JR西日本の脱線事故の衝撃からまだ冷めやらぬなか、空に目を向けてみると──今朝日本航空(JAL)がまたまたまたトラブルをおこし、乗客に負傷者まで出したとのニュースが。

 JALは、今年だけでも新千歳空港で管制の許可なく滑走したり、ソウルの仁川空港で誤進入するなど、立て続けのトラブルで国交省から異例の事業改善命令と査察を受けています。それでもなお、福島空港での尻もち事故や部品落下事故をおこしていました。

 JALは安全対策についてどう考えているのか。「そうだ、あの御巣鷹山事故への反省をHPではどう表しているのだろう」と思って、HPを見てみました。
 すると、もう本当に驚きです。JALのHPを見ても、御巣鷹山事故への言及は探せど探せど見つからない。「CEOからのあいさつ」「企業理念」「安全憲章」「サービス宣言」…この中に一言もふれられていないのにはあきれました。

 そして、JALの歴史について紹介している「JAL’s history」なるページがあるので、そこを見ると、ようやく年表の1985年にたった1行、「JA8119 123便事故」と書いてあるだけです。なんだこれは。死者数すら書いていません。たぶん、小中学校の社会科教科書の年表でも、もう少し詳しく書いてあるのではないでしょうか?それに比べて、航空機や乗務員のユニフォームの歴史紹介は華やかなこと。食中毒事件と牛肉偽装事件で社会的信用を失った雪印のHPでは、事件への反省がきちんと示されています。JALは雪印よりはるかに重大な罪を負っているというのに…。

 80年代以降生まれの人でもないかぎり、「日本航空」といえば、まずなんといっても「御巣鷹山事故」です。日本航空=御巣鷹山事故。JALは、520人の死者を出したあの事故を国民が忘れたとでも考えているのでしょうか。しかも今年は事故から20周年です。

 JALが「安全」について語ろうとすれば、100年後ぐらいまで「123便事故の教訓を片時も忘れず」というような言葉を枕詞にするべきではないでしょうか。過去の過ちを反省もせずに「安全」「サービス」を掲げたところで信頼などできません。侵略戦争を賛美する神社に首相がお参りしたがるどこかの国の政府も似ていますが…。

 僕の大好きなCHAGE&ASKAがかつて広告に出ていたせいか、なんとなくJALに親しみを感じていましたが、これからはなるべくJALには乗らないようにします。
 

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